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「昨日、ちょっと食べすぎたかも…」
外食を楽しんだ翌日や、週末にスイーツや好きなものを食べたあと。
「今日は朝ごはんを抜いたほうがいい?」
「ごはんを減らして帳尻を合わせたほうがいい?」
そんなふうに迷うことはありませんか?
1週間、仕事や家事、育児を頑張ったあとだからこそ、食事を楽しみたい日もありますよね😊
そんなときに覚えておきたいのが、
「全部リセットしよう」とするのではなく、次の食事から少しずつ普段の食生活へ戻していくこと。
今回は管理栄養士の視点から、食べすぎたと感じた翌日に実践しやすい「食生活の調整方法」をご紹介します🌿
■ 食べすぎた翌日は「食べない」より次の食事を整える
食べすぎた翌日に、
「朝食は抜こう」
「今日はできるだけ食べないようにしよう」
と考える方もいるかもしれません。
でも、1回の食事だけを見て、
「全部ダメになった」
「また最初からやり直し」
と考える必要はありません。
農林水産省の「食事バランスガイド」では、1日の食事を
・主食
・副菜
・主菜
・牛乳・乳製品
・果物
という料理グループで考えます。
主食は、ごはん・パン・麺類など。
副菜は、野菜・きのこ・いも・海藻などを使った料理。
主菜は、肉・魚・卵・大豆や大豆製品などを使った料理です。
食生活は1品や1食だけで考えるのではなく、食事全体の組み合わせを見ながら整えていくことが大切です。
■ 迷ったら覚えておきたい6つのポイント
「食べすぎたかもしれない」と思った日は、まず次の6つを意識してみましょう。
✓ 次の食事を極端に抜かない
✓ 普段の食事時間へ少しずつ戻す
✓ 主食・主菜・副菜を意識する
✓ 前の食事で少なかった食品を補う
✓ 水やお茶などで水分をとる
✓ 1回の食事を必要以上に引きずらない
すべてを一度に実践しなくても大丈夫です。
「次の食事には野菜を1品足そう」
それくらいから始めてみましょう😊
■ 「減らす」よりも「何が足りなかった?」と考える
食べすぎたと感じると、
「ごはんを減らそう」
「今日はおやつをやめよう」
「なるべく食べないようにしよう」
と、減らすことばかり考えがちです。
そんなときは視点を少し変えて、
「前の食事では何が少なかったかな?」
と考えてみてください。
たとえば、
丼ものだけだった
→ 次は野菜やきのこの料理をプラス
パンだけだった
→ 卵・豆腐・魚などをプラス
野菜が少なかった
→ 具だくさんの汁物をプラス
このように、
「食べてはいけないものを増やす」のではなく、
「足りなかったものを次で補う」
という考え方なら、忙しい毎日にも取り入れやすくなります。
■ 主食も極端に抜かず、基本の組み合わせへ
「昨日たくさん食べたから、今日はごはんを食べない」
という調整をしたくなることもありますよね。
でも、ごはん・パン・麺などの主食は、主に炭水化物を供給する料理です。
食事を整えるときは、
🍚 主食
🐟 主菜
🥬 副菜
という組み合わせを思い出してみてください。
たとえば、
ごはん
+焼き魚
+野菜のおかず
なら、とてもシンプル。
毎食何品も作る必要はありません。
主食・主菜・副菜という「食事の土台」に戻ると考えると分かりやすいですよ。
■ 野菜は手作りの副菜でなくても大丈夫
忙しい日に、
「野菜料理をもう1品作らなきゃ」
と思うと、それだけで負担になることがあります。
そんな日は便利な食品を上手に使いましょう。
・冷凍ブロッコリー
・冷凍ほうれん草
・カット野菜
・ミニトマト
・きのこ
・乾燥わかめ
なども便利です。
副菜には野菜だけでなく、きのこ・いも・海藻などを主材料にした料理も含まれます。
「副菜をきちんと作る」ではなく、
「今の食事に何か1つ足せないかな?」
くらいに考えると続けやすくなります。
■ 外食の翌日は「味の重ねすぎ」にも注目
外食や市販のお惣菜などを食べた翌日は、次の食事を必要以上に濃い味にしないことも一つの方法です。
たとえば、
・だしを活用する
・しょうがやねぎなど香りのある食材を使う
・しょうゆやドレッシングをかけすぎない
・漬物や加工食品を何種類も重ねない
・汁物は具を多めにする
など。
「昨日食べたものを帳消しにしよう」とするのではなく、
「今日はいつもの味に戻そう」
くらいで大丈夫です。
水やお茶などの水分も普段どおり意識しましょう。
■ スイーツを楽しんだことまで「失敗」にしない
食事には、栄養をとることだけでなく、
「楽しむ」
という役割もあります。
家族との外食。
友人とのランチ。
仕事を頑張った金曜日のスイーツ。
そうした時間まで、すべて失敗だと考えなくて大丈夫です。
「食事バランスガイド」でも、菓子や嗜好飲料は食生活の中の楽しみとして位置づけられ、「楽しく適度に」とされています。
食べたあとに、
「食べてしまった…」
と後悔し続けるより、
「次の食事では何を選ぼう?」
へ気持ちを切り替えていきましょう🌿
■ 忙しい日の整えごはん① 鮭ときのこのレンジ蒸し
魚も野菜も一緒に調理できる、忙しい日に便利な一品です。
【1人分】
・ごはん 150g
・生鮭 1切れ(約80g)
・キャベツ 70g
・しめじ 50g
・酒 小さじ1
・ぽん酢しょうゆ 小さじ2
・いりごま 小さじ1/2
【下準備】
キャベツは食べやすい大きさに切ります。
しめじは石づきを除いてほぐします。
【作り方】
① 耐熱皿にキャベツとしめじを広げます。
② 上に生鮭をのせ、酒をふります。
③ ふんわりラップをかけ、電子レンジで鮭の中心まで十分に加熱します。
④ ぽん酢しょうゆをかけ、ごまをふります。
⑤ ごはんを添えたら完成です。
【失敗しにくくするポイント】
鮭の厚みや電子レンジによって加熱時間は異なります。
中心部まで十分に火が通っていることを確認してください。
【おいしく仕上げるポイント】
鮭ときのこを一緒に蒸すことで、それぞれのうま味を生かせます。
【時短ポイント】
カット野菜を使えば包丁を使う回数も減らせます。
魚と副菜を一緒に調理できるため、洗い物を増やしにくいのも便利です。
【栄養ポイント】
ごはん=主食
鮭=主菜
キャベツ・しめじ=副菜
と考えやすい組み合わせです。
鮭からたんぱく質、キャベツやしめじから食物繊維などをとることができます。
【栄養価・1人分の目安】
エネルギー:約420kcal
たんぱく質:約23g
脂質:約8g
炭水化物:約67g
食物繊維:約5g
食塩相当量:約0.8g
※材料の大きさ、食品の種類、使用する調味料などによって数値は変わるため目安です。
■ 忙しい日の整えごはん② 豆腐と卵の具だくさんスープ
「何品も作る元気がない」という日は、汁物の中にまとめてしまう方法も便利です。
【1人分】
・ごはん 120g
・木綿豆腐 100g
・卵 1個
・白菜 80g
・にんじん 30g
・しめじ 40g
・水 300ml
・和風だし 適量
・しょうゆ 小さじ1
・おろししょうが 少々
【下準備】
白菜、にんじん、しめじを食べやすい大きさにします。
卵は溶いておきます。
【作り方】
① 鍋に水、だし、白菜、にんじん、しめじを入れます。
② 野菜に火が通るまで煮ます。
③ 食べやすく切った豆腐を加えます。
④ 溶き卵を回し入れ、十分に加熱します。
⑤ しょうゆとしょうがで味を整え、ごはんを添えます。
【失敗しにくくするポイント】
卵を入れたあとは、十分に加熱してから食べましょう。
【おいしく仕上げるポイント】
しょうがやだしの風味を生かすと、調味料を増やしすぎなくても味わいやすくなります。
【時短ポイント】
冷凍野菜やカット済みの野菜、ほぐしてあるきのこを使えばさらに手軽です。
【栄養ポイント】
豆腐と卵からたんぱく質をとりながら、野菜やきのこも一緒に食べられます。
一つの鍋で作れるので、忙しい日の夕食にも取り入れやすい組み合わせです。
【栄養価・1人分の目安】
エネルギー:約370kcal
たんぱく質:約18g
脂質:約10g
炭水化物:約56g
食物繊維:約5g
食塩相当量:約1.2g
※使用するだしやしょうゆ、食品の種類・量によって変動するため目安です。
■ 作れない日はコンビニでもOK。「単品」ではなく組み合わせる
仕事が遅くなった日。
料理する元気が残っていない日。
そんな日は無理に自炊しなくても大丈夫です😊
たとえば、
🍙 おにぎり 1個
🥚 ゆで卵 1個
□ 冷ややっこ 1パック
🥗 野菜や海藻のサラダ 1パック
という組み合わせなら、
おにぎり=主食
卵・豆腐=主菜
サラダ=副菜
と整理できます。
ポイントは、
「コンビニだから整わない」
ではなく、
「何を組み合わせよう?」
と考えることです。
おにぎりやサラダ、ドレッシングなどは商品によってエネルギーや食塩相当量が異なるので、気になる場合は栄養成分表示も参考にしてください。
■ 冷蔵庫・冷凍庫にあると助かる「整え食材」
疲れた日の食事で意外と大変なのが、
「何を食べるか決めること」
ではないでしょうか。
そこで、普段から使いやすい食品を少し準備しておくと便利です。
🥚 卵
□ 豆腐・納豆
🐟 魚の切り身
🥦 冷凍野菜
🍄 きのこ
□ 乾燥わかめ
🍚 冷凍ごはん
冷凍ごはんは1食分ずつ保存しておけば、必要な分だけ使いやすくなります。
きのこも料理に使いやすい状態にしておくと、汁物やレンジ蒸しなどへ加えやすくなります。
豆腐・卵・魚などは、それぞれの商品に表示されている保存方法や消費・賞味期限を確認して使いましょう。
「頑張って料理するための買い置き」ではなく、
「頑張れない日にも食べられるようにしておく」
と考えるのがおすすめです。
■ 管理栄養士として伝えたいこと
食生活を整えようとすると、
「毎日自炊しなくちゃ」
「毎食、野菜をたくさん食べなくちゃ」
「お菓子を食べないようにしなくちゃ」
と、知らないうちに自分でルールを増やしてしまうことがあります。
でも実際の生活では、
忙しい日もあります。
外食の日もあります。
お惣菜に頼る日もあります。
スイーツを楽しみたい日だってあります。
だから大切にしたいのは、
「絶対に乱さないこと」ではなく、
「乱れたと感じたあとに戻れること」。
昨日は野菜が少なかった。
それなら今日は1品足してみる。
主菜がなかった。
それなら次は卵や豆腐を加える。
食事時間が遅くなった。
それなら次の日から少しずついつもの時間へ。
そんな小さな調整で十分です🌿
■ 保存しておきたい「食べすぎた翌日チェック」
食べすぎたと感じた日に迷ったら、この部分だけ見返してみてください。
□ 食事を極端に抜いて帳尻を合わせない
□ 次の食事から普段の食事へ戻す
□ 主食・主菜・副菜を意識する
□ 前の食事で少なかったものを足す
□ 野菜・きのこ・海藻なども活用する
□ 水やお茶などで水分をとる
□ 味の濃い食品を何種類も重ねない
□ 1食で100点を目指さない
□ 食べたことを必要以上に引きずらない
■ 今日の次の食事から、ひとつだけ
食べすぎた翌日に大切なのは、
「昨日の食事をなかったことにする」
ことではありません。
次の食事から、普段の食生活へ少しずつ戻していくことです。
まずは、
「次の食事で何を1つ足せそうかな?」
と考えてみてください。
冷ややっこを足す。
冷凍野菜を足す。
具だくさんの汁物をつける。
卵を1個加える。
そんな小さなことでOKです😊
食事は毎日続くもの。
だからこそ、
完璧に崩さないことよりも、
崩れたと感じたときに戻る方法を知っておく。
そのほうが、忙しい毎日の中でも続けやすい食習慣につながります。
これからも管理栄養士ゆきなべとして、忙しい毎日に取り入れやすい食事・栄養・献立・旬の食材について発信していきます🌿
また食事に迷ったときに、気軽に読みに来ていただけたらうれしいです。
最後にひとつ。
食べすぎた翌日なら、
「野菜を1品足す」
「いつもの朝食に戻す」
「主食・主菜・副菜をそろえる」
あなたなら、どれが一番始めやすそうですか?😊
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