ARCO IRIS

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2005年05月27日
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今日5月27日はボリビアの「母の日」でした。

「27日は母の日の祭りをやるから村にいなさいっ」と前々から言われてたから、週末スクレに行こうと思っていたけど断念。
午前中。村でよくご飯を頂いたり、一緒にパン作りをしている家族の長女(16歳)と一緒に、その長女のおばあさんのお墓参りに行きました。
ボリビア人は所かまわずゴミを捨てる習慣があるんだけど、墓地も例外ではなかった。亡くなった人が眠る神聖な墓地(と私は思う)なのに、ペットボトルやビニール袋が散乱・・・。ま、世界各地で宗教や文化・習慣によって「浄・不浄観」が違うので、日本の基準をここに持ち込むことはできないとわかっているものの、やっぱりちょっとびっくり。
墓地には、小さな棺も多く「子どもの?」と聞くと、そうだと言う。
以前にも書きましたが、村には診療所がなく普通に治療が受けられない状況。
よっぽど重篤な時には1時間以上かけてスクレの病院まで行くそうですが。
それゆえ、乳幼児や妊婦さんやお年寄りなどは命を落とす危険性が高いとのこと。
乳幼児は特に衛生環境が悪いし、抵抗力も大人ほどないので、ちょっとしたことで亡くなってしまったりします。


さてさて、昼はその家族と一緒に鳥料理を作りました。釜で焼いた鳥まるごとは、ほんとーにほんとーに旨かった・・・(思い出すだけで、あっ、ヨダレが・・・)

そして夜は・・・。村人ほぼ全員が集合。母の日を祝う祭りが始まった。
初めに、ある男性が「母の偉大さ、母のありがたさ」についてスピーチ。
それを聞いていたみんなが、すすり泣き。私の隣に座っていた、仲良しのアリシアという女性は去年母を亡くし、スピーチを聞いて大泣き(ちなみに親族を亡くした人は2年間喪に服すため黒色の服しか着ないそうです)。
私も、日本の両親を思い出し大泣きしてしまいました。
村へ来て約2週間。緊張、不安、の連続で精神的に決して楽ではなかった2週間(たった2週間だけどね)。そして、私の南米行きを理解し、快く送り出してくれた両親、家族、友達。そんな色々な思いがドーッと来て、思わず泣いてしまったのでした。
この場を借りて改めて。
父さん、母さん、本当にありがとう。
そして、私と繋がってくれている全ての人に、ありがとう。

スピーチの後がすごかった。
チチャ(トウモロコシで作ったドブロクみたいな酒)を「飲め!飲め」と大量に振舞われ、というよりも無理やり飲まされた・・・。

私も踊る。もー、どうにでもしてくれーって感じで(笑)。
このチチャという酒。
トウモロコシの香ばしい香りがし、でも何か炭酸っぽい、という酒。
好きな人は大好きだと思う。けど、私は蒸留酒の方が体質的にあってるので、こういう醸造酒はちょっとキツかったー、正直。

歌と踊りと酒は、延々夜中の1時まで続いたのでした。

村人と一緒になって酒を飲み、踊り騒ぐことで、彼らとの距離が少し縮まった気がしたのでした。








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最終更新日  2005年06月02日 08時58分08秒


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