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前々会狩り衣の考察において指摘した、袖口の紐の部分だが、実際の衣裳では袖の外にあるものが、なぜ敢えて内側にあるような技法で描写するのだろうかという疑問があった。もしかしたら紐は紐として描いてあったのが、すっぽりその部分の絵の具が剥落したために、鮮やかな地色がのぞいているのかもしれない。そのほうが地色がほとんど変色せずに残っていることと考え合わせても納得が行く。しかしその場合、狩り衣の色が青一色だったのか、裏葉との二色重ねだったのか、もう一度検討しなおさなければならない。
January 31, 2005

袴の部分です。緑色のように変色していますが、顔の部分も同じようなので、ゴフンと思われます。なぜこんなに色が変わるのかは、よく分かりませんが、下地の色の影響を受けているのか、ゴフン単独ではなく何かほかの色を混ぜているのか、また細かいひび割れが全体に入っているので、風化変色が激しいのか、いくつかの要因が考えられます。
January 30, 2005

昨日の衣裳の考察の続きです。狩り衣の袖口の紐の描画に特徴があって、紐の部分を塗り残して青く見せています。このことから下地に青を塗って、その上に緑青系を重ねて衣裳の色を表現しているようです。こんな具合でしょうか。まず下地の青を入れます。そして浅い目の緑青を重ねて塗ります。大体このような手順で描かれているようです。
January 28, 2005

衣裳の狩り衣の部分です。青系の色で、小町に使われていた色と似ています。よく見ると一色だけの色ではなく、下地に青があってその上に裏葉緑青を重ねてあるようです。
January 27, 2005
六歌仙の一人、文屋康秀もしくは大伴黒主でしょうか。どちらかは今のところ判断がつきかねます。
January 26, 2005

黄色のバラの素描です。強い色ではありませんが、味のある色合いです。
January 25, 2005

今までざっと描画の仕方を検討してきましたので、それを元に基本的な色遣い等を下絵に施して、おおよその全体像をまとめてみました。とても鮮やかな色遣いだったことが伺えます。下図ができたのでいったん小町は措いて、次の歌仙の検討に移りたいと思います。追記古絵馬修復の参考に下記のページをご覧ください。http://www.hcn.zaq.ne.jp/cabnv700/page017.html舞楽「採桑老」の絵馬の例をごらんいただけます。
January 24, 2005
顔の部分です。この部分も剥落がひどく、かろうじて元の感じがつかめる程度です。髪の毛の繊細な描線が、残っている部分から伺えます。
January 22, 2005

かさねの部分です。下から緑色の単(ひとえ)、五つ衣(いつつぎぬ)、上着、唐衣(からぎぬ)と色とりどりの様子がうかがえます。五つ衣は黄色から赤へのグラデーションのようです。上着は細かな柄があり、唐衣は鮮やかな格子柄のようです。
January 19, 2005

袖口の部分です。緑青を基調として、裏表で濃淡があり、さらに柄も塗り込みと線描という風に区別してあるのがわかります。
January 18, 2005
衣裳の裾の部分です。表は格子柄で、裏返ったところは青くなっています。青い色は褪せて白っぽくなっていますが、元々は群青のようです。格子柄赤と橙色の二色重ねに、さらに白、青の細い線が組み合わさって、複雑な柄となっています。
January 16, 2005
原種のカトレヤ、トリアーネのセルレアの花です。セルレアの色も光の加減で、微妙に青っぽく見えたり、赤っぽく見えたりで、悩まされる色です。
January 14, 2005
別の袴の部分です。水で湿らせてみると一部に鮮やかな赤色が浮き上がります。おそらくこれが元の色でしょう。
January 13, 2005

細部の検討をしてゆきます。中央の焦げ茶色に見えているのが袴の部分です。これは本来の色ではなく経年変化による褪色と考えられます。
January 12, 2005

画面を丹念に調べて描線を拾い起こしてゆきます。姿の基本となる輪郭線はほぼ確認できました。図柄はかなり剥落が激しく、残った痕跡から推定しなければならないようです。
January 11, 2005

六歌仙図絵馬の小野小町の部分です。長い年月を経て剥落がひどくようやくそれと解る程度です。これから考察しながら、修復してゆきたいと思います。
January 10, 2005

昨日と同じ花です。今日は少し陽ざしがあったので、窓辺の陽ざしのもとで描きました。完璧とはゆきませんが、少しは陽ざしに輝く花の色合いの感じがでたかなと思います。
January 7, 2005

今日は交配種のカトレアです。カトレヤ以外にブラソボラとレリアの血が入っています。濃いワインレッドの色は何代も交配を重ねて作り出した交配種ならではの色合いです。室内など光の弱いところでは、黒っぽく果たしてこれが綺麗のかと思うような色ですが、陽ざしを受けると鮮やかな輝くようなピンクに見えます。ほのかなフルーティな香りも魅力です。
January 6, 2005

昨日と同じ花、ちょっとアングルを変えて描いたものです。
January 5, 2005

原種のカトレヤ、トリアーネです。昨年末に開花したのですが、忙しくて描けなくて、ようやく描くことが出来ました。リップが極端に小さく、それに比べペタルが大きく、セバルがくるっと巻き込んで、愛嬌のある形をしています。色もペタルがほんのりピンクに染まり、スロート、リップには少し濃いピンクが乗り、なかなか綺麗な配色です。
January 4, 2005
旧年中は多くの方々にご覧いただきありがとうございました。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。酉年にちなんで酉字型の壺、アンフォラに松飾りを活けてみました。
January 1, 2005
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