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そらまめ48 @ Re:高橋幹さんの新作(07/28) 深夜にこんばんわ。角田奈穂です。 少し寝…

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2023/11/18
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カテゴリ: 美術 絵画 教室



 木立から見せる遠近感が見事に感じられる視点ですね。

 絵画というのは平面に形と色を見せる芸術です。
その色と形から鑑賞者の感性に響くイメージを提供するわけですが、久保さんのこの作品からは何故か
とても心地良い空気を感じます。それは私たちが経験として心の中に宿してる空気感を感じるからかもしれません。
 昔こういったところを歩いたとか、散歩した場所だったり、そういった場所の空気を私たちは今もなお心の中に持っているような気がします。日本にいる私たちだけでなく、世界中の人たちが共通して持っているイメージなのかもしれません。紅葉のない国、地域の人々にとっても心に響く風景かもしれません。
 また久保さんの作品には微妙な配色に大きな進歩が見られます。
それは中間色(混色)をどうやって表現するかというアプローチです。
今までだと絵の具のチューブから出した色をメインに使っていましたが、今回はチューブから出した色を混ぜ合わせて、中間的な色を主体に画面構成しています。

原色が画面の中で多くなると、イメージが強くなります。中間色が主体になるとイメージが柔らかくなります。久保さんは制作を通して色の持ち味を少しずつ理解してきたのでしょう。
 画面に見える木々、そして紅葉、緑葉を見てみると、久保さんはそれぞれのディテールにはそれ程こだわっていません。それより、その場の空気、雰囲気にこだわりを持って表現していることが分かります。
具象、抽象絵画共々、画面から感じる雰囲気というのはとても大事で、画面全体を把握するための大きな鍵となります。

 久保さんはそのことに対しても少しずつ理解してきていると感じました。
よく頑張りました!





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Last updated  2023/11/18 10:30:36 AM
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