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2023/11/18
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カテゴリ: 美術 絵画 教室



小倉さんは高知の桂浜の海岸沿いをイメージしていると言ってました。
そして小倉さんは私に坂本龍馬の存在も大きい桂浜だと言っていました。

 日本が大きく変わろうとしていた時代のうねりを桂浜と坂本龍馬に重ね合わせて表現したのでしょうか?
水平線には夕日が見えます。海には波のうねりと夕日から流れてくる赤い光が相まって激しさを強く感じます。
そして波打ち際にある大きな岩に波しぶきが強く表現されています。

 小倉さんの表現は表現主義的な自分の心にある見えないものを自分の外側に発散するような強さを感じます。決して写実的な表現ではありません。
 自然の風景を基に描いているのですが、小倉さんの絵画はどちらかというと心の中に見えてくる心象風景に近いものでしょう。
今回の絵は、とても激しくて厳しさを感じますが、そこから作者である小倉さんは激しい気性の持ち主とは限りません。

そうすることによって人は心のバランスを保つことも可能になってきます。
美術だけでなく、スポーツの世界、普段の家庭の中においても、心の見えない部分を外に出す行為をしていることがあります。喜怒哀楽と言った喜び、哀しみ、怒りなども心があるからこそできることでしょう。
美術ではそういった心を外に見せようとする表現は視覚表現ですからより強烈に感じるでしょう。

 20世紀初頭に表現主義の表現が活発になりました。特にドイツでは表現主義の作品が大きく広まりました。時代背景もあると思いますが、もっと自由になりたいという芸術家たちが多かったせいかもしれません。
小倉さんのこの作品を見て、表現主義絵画を再認識しました。
小倉さんの日本に対する思い、そしてこの地域に対する思いと励ましを強く感じました。

日本よ、もっと良くなるはずだ! 未来には希望があるはずだ!
といった小倉さんの内なる言葉を聞いた感じがしました。





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Last updated  2023/11/18 11:30:52 AM
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