フェリーでペナン島

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2009年02月02日

(4)

テーマ：アジアの風に吹かれて・・(11595)

カテゴリ：アジア旅の森羅万象

気がついてみれば、今回の旅で初めてお目にかかる海でした。

バンコクから、国際寝台特急に乗ったままで２３時間。

昨日の午後３時にタイのバンコク中央駅を出発して、終点になるバターワースに到着したのは今日の午後１時２０分ほどでした。

タイとマレーシアの間には、１時間の時差があるので・・・計算上は２２時間ちょとですが、実際には２３時間ちょっとの列車旅だったわけです。

バンコクを出て４時間ほどで宵闇が迫りだして、対面座席だった客席が上下２段のベッドに変身すると、まだ７－８時なんだけどみんなそそくさと寝床のカーテンを閉めてしまい、あとは繰り返すレールの音だけ。

おかげで、いつもよりさらに早起きしてしまい・・・窓の外は、まだ真っ暗。汗

しばらく読書してると、客室係が来てベッドを片付けて、朝食のためのテーブルをセッティングしてくれます。

タイ南部の商業都市、ハジャイの１時間ほど手前で夜が明けました。

タイの国土は南北に長いので、夜通し走ってもまだタイ国内です。笑

朝食は、これで２００円ちょっと。

夕食はもう少し豪華で、カシューナッツと豚肉の炒め物をメインに、パイナップル入りのグリーンカレーと、海鮮スープに、ライスとサラダ、ジュースが付いて、食後にはコーヒーか紅茶のどちらか。

これもやはり、自分の座席まで順番に配膳してくれて、４００円くらい。

初日の切符の検札の前後あたりに、食事の係りのひとがメニューを持って予約をとりに来てくれるので、安心です。

斜めから射してくる朝日のまぶしさに目を細めながら、車窓を流れる風景を背景に飲む熱い紅茶とサンドウィッチは、なかなか格別の味でしたよ。

小休止した、ハジャイを出発してしばらくすると、マレーシアとの国境の駅です。

駅の半分がタイで、もう片側のほうがマレーシアになるので、同じ棟続きの駅舎の中に、タイとマレーシアの出入国管理の施設がそれぞれ入ってます。

矢印の通りに手続きをしてゆくと、意外にかんたんに元の列車の停まってるホームに戻って来るシステム。

乗客全員でも、３０分はかからなかったなあ。

この列車が、タイ南部からマレーシアにかけて移動して来ると、車窓から見ていていちばん判りやすい変化は、仏教寺院がめっきり減って、その大部分がイスラム教のモスクにとって変わって来ること。

女性の服装も、おばちゃんから小学生まで、いかにもイスラム風になってます。

ペナン島の繁華街ジョージタウンへは、１００円ほどで駅からの通路が直結してる大型フェリーがシャトルバス状態で、ひっきりなしに往復してます。

昔の記憶を頼りに当てずっぽうで、ゲストハウスの集まってる地帯を嗅ぎ当て、ネットカフェを探してこれを書いています。

と、言うのも、これからバタワース発シンガポールまでの直通列車は翌日の７時までないらしいので、それよりも早く、マレーシア首都のクアラルンプールに出てしまい、あちらの駅から翌朝、早めにシンガポール行きの列車に乗って、午後４時には最終目的地のシンガポールに着くように、切符を買いました。

バタワース発シンガポールは７時に出発すると、夜の９時過ぎになっちゃうそうで。

それだと、次の日の日本に向かう飛行機が少しつらいよなあ。

ペナン島にだいたい８時間の寄り道で、今夜９時ごろの列車でクアラルンプールに行きます。

翌朝５時ごろに着いて、クアラルンプールでは３時間の自由行動。

午前８時過ぎにシンガポール行きの始発に乗って、まだ明るい午後５時にはシンガポールの宿で落ち着けそう。

ところで、フェリーに乗ってペナンに入ってここに来るまでに、いつもスパイスの香りがするインド人街と、いつもどこからかでっかいマージャンパイをかきまぜる音のするチャイナタウンを通って来ました。

地元のひとのメンバーズ・オンリーと書いてある集会所に顔を出させてもらって、彼らのにぎやかなお喋り付きのマージャンの様子を、半チャンほど見学させてもらったら、ルールが微妙に違ってたりしてなかなか面白かったです。

庶民の足はスクーターなので、集会所の入り口付近のテーブルには、いっぱいヘルメットが並んでるのが壮観。

あつかましい旅人のおいらにお茶まで、出してくれました。汗

ペナンの歴史博物館みたいなとこも、入ってみたらマレーシアドルで１ドルぽっきりで、１階と２階のフロアとも充実の展示でしたよ。

ただ、お約束の第二次世界大戦ちゅうの日本軍の展示には、いつもながら冷や汗でしたが。

さて、夕食はチャイナタウンで何を食べようかな？？

緯度を下がって、ますます赤道に接近してるせいか、外は相変わらずよく晴れて、熱いです・・・・

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