Atelier Casablanca -ダンスドレスの部屋-

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2008.01.20
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近年のスタンダードダンスの主流はイギリスからイタリアに移行していると言われていますが、プロ世界チャンピオンのゴゾーリ・ベッティ組やその他のイタリアのトッププロ、ドメニコ&ジオイア、ヴィラ&コラグレコ組などが最先端のスタイルのスタンダードダンスを作り上げていっているようにも思われます。

1960年代はホールドはとても小さく、ステップもシンプルなものが多く、テンポどおりに踊っていて音楽の解釈などは少なかったようです。
1980~90年代にはダンスは大きく進化しましたが、ビデオを見るとまだまだホールドも小さくて回転系も少なくて平易なステップが多かったように感じられます。
2000年代に入ってダンスのスタイルは大きく変わり、ホールドは百合の花が大きく開いたような大きな絵になり、ステップは複雑で難易度が上がり、スピード感とキレのある踊りが要求されるようになりました。また、音楽の解釈も大きく変わりました。

ダンスのビデオを年代順にリンクしてみました:

1920年代のワルツ(なんだか素敵ですね~ぽっ

1960年代のプロスタンダード

1980年代のプロスタンダード (ジョン・ウッドとアン・ルイスがチャンピオンだった頃です。タンゴの変遷はすごいですね~)

1990年代の世界チャンピオン、マーカス&キャレン・ヒルトン  (クイックステップは今日のスタイルに近づいてはいますが、ステップの種類やスピードが今日と全然違います)

2005年のミルコとアレシアのタンゴ (大変複雑なステップ&素晴らしいスピードです)
2007年のボンシニョーリ&バルダセローニ組のワルツ (大変柔軟で音楽的、素晴らしい踊りです!!個人的には英国系のファイナリストたちよりずっと好きです)


90年代の終わりごろからスカートのボリュームがなくなり、2000年代に入るとロングで腰周りがぴったりとしたすっきりしたラインに。
2005年ごろからフロートが巨大化(笑)。
2006~7年には羽やチュールのリバイバル傾向が強まり、スカートやフロートに斬新な形で羽を取り入れるケースが多くなりました。また、ストレッチサテンやパールシフォンなどの光沢のある素材が大流行です。2008年はどのようなスタイルになっていくのか楽しみですね!








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Last updated  2008.01.20 06:23:24
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