私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2017年10月11日
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カテゴリ: 千の朝


 ――それゆえ”野蛮な戦争はもうごめんだ”という主張は、
 自己矛盾をはらんでいる。

 戦争は野蛮な行為ではないからである。

 第一次大戦と第二次大戦の戦間期に、
 パシフィズムといわれる運動が、
 ヨーロッパを席巻したことがあった。

 パシフィズムとは「平和主義」という意味だ。

 学生も労働者も野蛮な戦争はもういやだ、


 どの国の政治家も、この運動に賛意を表した。

 そうしないと、次の選挙での当選が望めなかったからだ。

 失言して本心を言ってしまい、
 大臣の座を追われる政治家の多い日本の現在と、
 似ている。

 それでは平和がもたらされたか。

 歴史は皮肉なことになった。

 パシフィズムは、世界史上、もっとも悲惨な、
 もっとも大きな戦争をもたらした。

 彼らの平和運動は、
 ヒットラーの播藍(ようらん:ゆりかご)となったのだ。



 それは、一(いつ)にかかって、
 全員が、戦争を野蛮な行為と誤解した点にある。

 本質を誤った運動は、たいへんな副作用をもたらす。

 平和をとなえ、願えば、平和がくるという、
 心情的な「念力主義」は、


 戦争を、人類が生みだした最高の文明として、
 とらえ直し、論理をそこから再出発させる必要がある。

「新戦争論」 小室直樹 KAPPA BUSINESS





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最終更新日  2017年10月11日 07時03分43秒
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