巨頭星団クラブ

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2002年12月03日
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それは地球温暖化に関する話題なのですが、NASAの研究によると今世紀末には北極の氷がすべて溶けてしまうという恐ろしい予測が出されました。
このままの温暖化傾向が続けば、遠からず両極の氷が溶けてしまうという話は従来からありましたが、具体的な数値を根拠にこのような結論が導かれると慄然とせざるを得ません。

NASAの調査では、溶けていく氷の割合が当初の予想よりも大きく、この傾向が数十年継続すると北極を覆っていた氷が全て溶けてしまい、今世紀中には北極海が海洋として露出することになるであろうと警告を発しています。

ご存知のように北極には大陸が存在しませんので、氷の多くは海洋上に浮かんでいるわけです。氷となった水は比重が軽くなりますのでその分だけが海洋から頭を出して氷山となるのですが、仮にこれが溶けたとしても海水の水位には影響を与えません。溶けた後の水の容積が海面下に沈んでいる氷の容積と等しいからです。

水位に変動がないというと、なんだそれじゃ大勢に影響はないじゃないかと思われるかもしれませんが実はそうではありません。海流やプランクトンの発生、ひいては全地球的な気候の変動を惹き起こすのです。

ゴダード宇宙センターの科学者が衛星画像をもとに、20年以上にわたって北極付近のいくつかの地点の断面について、最も薄い厚みとなる氷を経年観察してきました。
それによりますと、氷は年々薄くなり、これが加速していることが確認されています。氷同士や氷と外気の関係が正のフィードバックとなり悪化の一途をたどっているのです。夏場の温度上昇に伴い氷の領域が後退し、氷が薄くなると、太陽光がその下や周辺の海洋により多くのエネルギーを与え、さらに大量の氷が溶け出します。
海洋部の大きな熱容量により秋季からの氷の生成が遅れ、冬の間に回復するべき氷の層が年々薄くなってしまい、次の年の夏にさらなる氷の衰退を招くのです。


複雑系として成り立っている地球の営みは、ある限界点を越えると全く異なった様相へ変化する公算が大きいことを、そしてそれが同時に人間の住める環境ではなくなってしまうことを直視すべきだと思います。

地球温暖化に対しては、先進国の首脳たちの間でも大きな問題にされていることは言うまでもありませんが、鍵を握っているのは自国の利益を追って右顧左眄している指導者達ではなく、ほかでもない我々一般民衆なのだということをここで訴えたいと思います。数にして圧倒的多数の一般民衆こそが、全体の意識を変えうる実体であるのです。21世紀はもはや国の時代ではありません。地球市民の時代なのです。





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最終更新日  2002年12月04日 02時07分54秒
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