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2021.06.07
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カテゴリ: なろう小説




九尾の狐の戦国史シリーズ5作目
【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたか
https://novel18.syosetu.com/n3848gt/


 第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。

勝って兜の緒を締めよ
という日本人なら誰でも知ってることわざのルーツ 北条氏綱公御書置 を、北条氏綱公が残したことを、以前のブログで取り上げました。

 これは氏康公への遺言で為政者として、武士としての心構えを記し、非常に開明的です。

1)義を守れ。無道に陥り、利を貪る者は必ず滅ぶ
2)衆に優れた人物はなかなかいない。下は百姓から上は大将まで、上手く使いこなせ。人への慈みが大切だ。適材適所を心がけろ
3)驕るな、へつらうな、分限をわきまえろ。華美贅沢を追うと自分の分限を超え破滅への道をたどるぞ
4)倹約しろ。華美贅沢、に走るとを下の者から搾り取らねばならなくなる。倹約に努めている間は、下から上まで皆が豊かになり、国も強くなるものだ。


と、俺様要約すると、この通り。実態に確証はないのですが、北条領では年貢が四公六民が普通で、おかげで関八州の民がなびくことになります。武士が自身を厳しく律し、富国強兵につながる氏綱の言葉を実践していればこそ、民もついていったのでしょう。それはこの遺言に現れる統治哲学のおかげだと思うのですよね。

 では、第6作の時点で氏綱公が今川領の駿河に斬り込んだ理由が「同盟が破綻したから悔しい」だけで良いのか?

 遺言ではあっても、常々氏康以下の一族郎党に言い聞かせ、家風になっていたと思うのですよね。第4作の江戸城を狐さんたちが蹂躙するところで、多少はそのことに触れたつもりですが。ただの実力主義に留まらない家風の中で、単純な外交政策の破綻くらいで攻め込んでいたら、それは少し情けなかという気がします。

 その辺、作劇を盛り込む余地があるのですよね。それこそ、戦国時代のダークサイドをね。本当は、「義」の存在である北条氏綱という人物を際立たせるためにもね。





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最終更新日  2021.06.08 13:01:16
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