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2021.06.08
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カテゴリ: なろう小説



【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたか
https://novel18.syosetu.com/n3848gt/


 第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。

 中世の厳しい現実に人身売買があるわけですが、実際、人の力が資源であり、人が人の所有物になることを法が妨げない限り、起きてしょうがないことのわけです。特に、負債が莫大な人が自由を奪われてしまうのは、どうしようもないことですし、暴力から見を守れない人が商品に成り下がってしまうこともあり得る。

 これなんかは、戦国時代のダークサイドの端的なものでしょうね。

 秀吉は海外に対する日本人奴隷の送り出しを食い止めたかもしれないけど、国内での人身売買を止めたかというと、結局は借金のカタや給金の前渡しという形で自由が制限される国内での慣行は停めてないだろうし、特に性風俗産業=女郎屋や遊廓というものも存在し続け、ある種の文化さえ形成して、現代にまで至っているわけですね。善し悪しではなく、現実として。

 狐さんたちは、女性の性的快楽を呪いの源泉にしているという女性の敵として第一作では描いており、ここ最近はカラカラに干乾びるまで力を吸い上げるような真似はしていないというだけで、存在そのものはダークサイドのままです。女郎屋で快楽を貪りこそすれ、そこを潰して女性を開放しようとか考えてもいなさそうです。

 超ロングにこのシリーズが積み重なったときの日本の歴史の姿は、実は第3作のメタフィクション仕立ての中にヒントを埋め込んでいるのですが、そのことが人類にとって良いこと尽くめにはならないのかもしれませんね。





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最終更新日  2021.06.08 21:43:03
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