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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/エッセイ新型コロナワクチン接種顛末記https://ncode.syosetu.com/n0578ha/ 2回めのワクチン接種の副反応は、やっとこさで終わった感じです。 一昨日まで結局は発熱があったり、不調はあり、カロナール同等品の消炎鎮痛剤で頓服させていたわけですね。月曜朝も出勤する直前までジリジリ体温が上昇気配で、8時ちょうどくらいに36.8度まで上がりました。首の後の凝りがまた気になってくるし。 しょうがないんで、鎮痛剤をまた1錠飲みました。 それで8時半くらいに36.5度まで降下しました。首凝りの方も収まったので、薬の効果でしょう。安心して出勤し、事務所での検温でも36.4度だから、完全に収まった感じです。 用心してデスクワーク専念になるように業務を予定していたことも良かったんでしょう。20時まで超過勤務して、退勤時の検温も36.5度。 いやー、なかなか優秀だそ、俺の体。というわけで、週末まるっとになった新型コロナワクチン副反応現象も、これにて終了です。 それでも免疫の確立には10日ほどかかるんでしたね。マスク、手洗い・うがい、ソーシャルディスタンスをしっかり守る。そして、バカのやるような宴会(=会食)は回避し、気を抜かないようにして暮らしていきたいです。 一連のブログはまたまとめ、推敲・編集のうえ、なろうでエッセイにしたいと思っています(週末になるかな)。
2021.06.29
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/エッセイ新型コロナワクチン接種顛末記https://ncode.syosetu.com/n0578ha/ 油断大敵で、コロナの副反応は日曜日でも終わらなかった。 朝、活動を開始した時点では36.6度の体温。とにかく1日、グデグデすると決め込んで、ネット活動や小説の執筆しかしませんでした。 しかし、昼前に昼食の準備をしていたら、また熱発の感覚があった。体温再検でまた37.0ジャストに戻りましたね。身体的な不快感は一切が潜まりましたがね。痛みや拘縮の感覚はすっかり消え、熱だけが上がったというところです。 というわけで、消炎鎮痛剤を再投与です。 乱暴な言い方をすれば、mRNAワクチンというのは、コロナウイルスのスパイクだけを身体に放り込むから、免疫機構さん、コロナウイルスへの対処の仕方を覚えてね〜という仕組みです。多くのワクチンは弱毒化させたウイルスや菌を投与するわけですが、この場合は、人の細胞に悪さをする要素だけを切り取って体内に送り組むというわけですね、大雑把すぎるかもしれませんが。それを保護脂質カプセルにくるんで、筋肉注射で腕の中に送り込み、そこから細胞に取り込まれて免疫機構が対コロナモードで覚醒していく。 この脂質カプセルの有効成分にポリエチレングリコールという物質が使われている。それが化粧水や下剤や整腸剤の有効成分にも使われているほか、薬剤の有効成分にも入っていたり、医療関係での素材に使われているため、アナフェラキーショックの要因になっているとの指摘がありますね。 それに免疫機構が活性化しているわけですから、いわばミニ・サイトカインストームのようなことも起こり得るわけですよね。 原因は確定できないまでも、これらのことが重なり、重篤な副反応も起こると考えられている。それも接種2回めなら一層起こりやすいわけです。 ぶっちゃけた表現をまたすると、免疫機構の対コロナでのウォームアップをできればいいのだから、頓服剤を使って表面に出てくる症状は抑えていい。消炎鎮痛剤を接種前に予め飲んでしまえという声もあるのは、そのためですよね。 自分の場合は消炎鎮痛剤を飲めば、あっさりと熱は引いていく。各所の炎症が発熱になっているようだから、効き目が出やすいのでしょうね。そのまま夜まで、特別な変調はなくなり、熱も平熱が続いています。 まあ、このまま終わってくれるといいんですがねえ。
2021.06.28
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/エッセイ新型コロナワクチン接種顛末記https://ncode.syosetu.com/n0578ha/どうやら自分の身体も、人様同様に敏感だったようです。出た出た副反応、ついに出たって感じです。第1回では、左腕が痛みと拘縮を感じるくらいだったのですが……★昨日17時に熱発。37.2度。特殊なめまいというのはないが、「あ、これ、熱が出たときの感触」なフワフワとした落ち着きのなさを感じる。★左二の腕のワクチンを射した部分から周囲への痛みの広がり。拘縮と痛みの範囲は前回より広め。★顎の下に不快感あり。やわやわと真綿で首を締められる感覚? 目を閉じて意識を集中させると、顎関節に名状しがたい違和感があり、そのせいなのかと思う。★左腕を動かしたとき、左脇の突っ張り感が時々ある。★脚腰の痛み。昨日の仕事での歩きとかの影響とも思ったのだが、膝関節、股関節、背骨と骨盤の接合部に、筋肉痛とは異質の疼痛を感じる。★首の後ろに凝ったような違和感が生じる。★注射されたときに最初に感じた左手指のしびれは、何となくの関節の動かしにくさに変化。★最近の「夜早く寝て未明から活動開始」という戦国時代までの人たちの生活サイクルが守れない。夜中に時々起きるけど、またすぐ寝るの連続でこの時間まで来る。と、自覚症状を列挙するとこんな感じになる。 正直、何も出てないうちに働くのは問題ないけど、やっぱり【24時間は経過観察期間と心得るべし】ですね。 昨日は普通に出社し、「楽勝、楽勝、何ともねーよ。前と同じで左腕が痛いだけ」と嘯く余裕があった。それが、顎下の不快感とか左脇の突っ張る感触だとかを感じつつ、「脚腰の痛みは、筋肉痛だよなあ」とか思いながら仕事を続けておったのですね。 不快極まって動けなくなるという感じからは縁遠い。感覚としては「日曜日にハードにスポーツをやらかしてしまった月曜朝のかったりぃ〜という状態」に近かったと言えば、スポーツを趣味にしている人にはわかりやすいでしょうか。嫌な一方の倦怠感ではなくて「ふへへ、やりすぎちまったぜー」という感覚ね。 それがだんだんと「かったるい」が強くなり、「あ、これ、熱が出たときの感触」な歩くときのフワフワになる。だいたい17時くらい。勤務は17時半までです。 で、体温測定。「あー来てた」と思ったけど、「熱が籠もってるだけかも」と思い直し、胸前で服をつまんでパタパタさせ、脇を変えて再測定。人によっては左右で極端に計測結果が違う人もいるけど……はい、同じ。間違いない。 本来は休むはずだったボス補佐の席の方に向き直り、「来ました、熱が37度2分。人並みに敏感な体だったみたい」と報告しました。すると「いいっすよ〜、帰ってもらって」とのありがたいお言葉。今の症状と17時までの仕事の進捗を報告し、これだけはやっておいて欲しいことを伝えて、悪びれず帰宅の途につきました。 普通に微熱がある状態。実は昨日はチャリで通勤w 「熱が出たとして2週間前にコロナを拾っていなかったとは限るまい」とは思っていたので電車は使いたくなかったんで。アップダウンは厳しくなかったので楽々と帰宅できましたとさ。 シャワー浴びて、水分補給して、しばらくおいて、カロナールのジェネリックな市販の消炎鎮痛剤を飲みました。アセトアミノフェンの300mg錠剤だから、割と大きいですよね。 これがてきめんに効いた。30分後に36.8度ですから。関節痛のあったところや左脇の突っ張る感触も引いた感じ。「カロナールもしくはそのジェネリック品、とにかくアセトアミノフェンと主成分に書いてある消炎鎮痛剤を用意しておけ」は大正解の対策になりそうですね。つまりは、自分の直面している状況は、体温が上がり、各所で炎症が生じていた状態だったんだな。それがアセトアミノフェンという火消し剤で、消火に向かった状態なのでしょう。 夜中は目が覚めて、ツイしてまた寝ての繰り返しで、5時くらいからこの駄文を書き連ねました。 熱は36.6度まで下がり、気分的に悪いところはない。 ワクチンとの相性もいいんでしょうか。立っていられないほどのめまいや倦怠感はなかった。痛みも、熱発時の軽いふわふわ感も、錠剤1つでかなーり頓服できましたから。 コロナ休暇とか取れるホワイトな会社にお勤めの人には、絶対のオススメですね。このくらいのことで済んで、安全を確保できるんだから、ためらう理由なんて何もないですよね。
2021.06.27
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/エッセイ新型コロナワクチン接種顛末記https://ncode.syosetu.com/n0578ha/ 1回めの接種の様子はここでのブログ記事を素にして、上のエッセイにまとめたけど、昨日が接種の2回めでした。 実は前回の接種(6月4日の金曜日)の週明けに仕事の全体スケジュールの確認調整をしたところ、やばいことが発覚。「あ、6月25日が2回めだった。1日中、外回りじゃん」 さっそくクリニックに電話を入れる。時間を指定されていなかったので何時まで対応できるのかやり取りするためですね。「診療時間中なら何時でもいいですよ」との返事だったので、「受け付け時間過ぎても大丈夫?」とわがままが効くか確認してみると、「いや、流石にちょっとそれは……」と慌てた様子。「ごめんなさい、ちゃんと間に合うように調整します。18時半まででしたよね」と、安堵してもらう。 まあ、スケジュールは先方のあることなので、お尻がはみ出す可能性は無きにしもあらず。だけど、最後はどこかを強行突破し、上手くいかなくても自分が怒られるだけで済む感じに時間調整しておくことにしました。 外向きにはそれでよかったけど、内向きにも良くないことが。「あ? 翌日って全勤で入ってたんだっけ?」 俺の勤めているところは、週に5勤2休。休みのうちの1休は日曜固定。後の1休は基本は土曜日だけど、土曜日にも誰かが事務所にいるようにするために、業務の流れをみてシフトを調整するわけです。先月のうちにそれは調整済みで、俺に関しては26日土曜日(今日)は全勤日。中小企業ゆえに世間様並みに、「接種の翌日はお休み」をホイホイ徹底させるわけにもいかず、2回めの接種がその週の前半にあるボスとボス補佐も、俺と同日に射ったもう一人のやつも、シフトを動かしていない。ボスは接種翌日が偶然休みで「ラッキー」とか言ってたけど……。休みが出てしまったら「その日にいる人で、何とかカバーしましょう」の精神論先行の場当たりってところですね。「もちろん、体調が崩れてるのに来いなんて無謀でブラックなことは言わんよ。欠勤でも、有給でもお好きな方をどうぞ」とのボスのお達しはありましたがね。で、週の前半、2回めを射ったボス補佐は「痛い」以外に不調をこぼすことなく普通に仕事してやがる。ボスは偶然の休みのおかげで「ダルかったけど、休み1日でなんとかなったわー」で終了。 でまあ、昨日の俺。受け付けの終了時間より少し余裕をみてクリニックに到着。あからさまに安堵されてしまった。キャンセルになったら、急な振り替えもできず、1回分が無駄になるから無理からぬところですけどね。 外回りから一生懸命に速歩で来たせいかスポーツ後の倦怠感に近いものはあったけど、特別な変調はない。汗が出ていたせいで、体温は平熱時より低いくらい。問診は前回の再チェックと、接種後の特別な変調はなかったかの確認のみであっさり終了です。 どっちに射つかを問われ、前回と同様に左腕を選択。射つときにチクッと来たのも、前回と同様。 ただまあ、腕の中に「何か入ってくる感」が強いかな〜というところ。これは射ち方の問題かもしれない。手先・指先に若干のしびれを感じ、これは前回と違うところ。ただ、激しい痛みはないし、苦しさもない。 というわけで、前回作った確認書の2回めの欄に、QRコード付きのラベルを貼ってもらって無事終了。経過観察の待機時間中に、5G電波を受信できる体になってたら退屈しのぎになったろうに。そうは問屋が卸さない模様で残念至極っすなw 帰宅までの小一時間、やはり変調なし。入浴はシャワーだけで簡単に済ませ、食欲は普通、家族との会話もまた普通。 疲労感はあるのだけど……。そこが外回りで余計に歩き、クリニックまで急いだということによる疲労のせいなのか。それとも、接種後の副反応のせいかは判然としない。 特別にハイカロリーなものを食ってもいないし、何か変調が起こったところに低糖状態になるリスクはぶつけたくないので、糖尿の薬は1回休むことにしました。そうして疲れて家に帰ったら、飯食ってすぐ寝るの習慣があるので、21時くらいには寝くたばってしまったわけです。 で、日が変わり、2時に目を覚まし、ネット活動w このブログ書きもその一環です。 体温は平熱。血圧も低血圧だけどそれが常態。 手先のしびれは少し収まった模様。残っていることは残っているけど。 左腕の痛みと拘縮は始まったなーというところ。腕の痛みは鋭くはなく、これも前回と同様に鈍い痛みで、動かさなければ痛くない。注射した部位から、二の腕全体に拘縮が起こっているという感じ。左脇にも突っ張る感じはするけど、独立しているのではなく、左腕の拘縮に連れて起こってるのかな〜という気がする(何となく 脚もだるいけど、これは、余計に歩いたことによる筋肉痛だな。節々には痛みはない。 まあ、現時点では「なべてこの世は事も無し」。 この後どうなるかはわかりませんがね。
2021.06.26
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/エッセイ新型コロナワクチン接種顛末記https://ncode.syosetu.com/n0578ha/ 九尾の狐の戦国史シリーズ6作目を執筆中で、狐さんたちvs北条氏綱・氏康父子という形で着々と執筆が進んでおります。 城一つを短時間に全く無力化させてしまう九尾の狐なんてものが味方に付いたら、その時点でその勢力の圧勝は約束されたようなものです。でも、過去に討たれたのは弱点があるからですよね。 結局、優れた陰陽師と命知らずの武士の連合部隊に、無尽蔵に呪いも使えず、力を補充することもできず、最後は武士の物理攻撃に破れて殺生石への变化を遂げるというのが、玉藻前のお話。 今は一段と強大になり、関八州の武士の一団と一緒になって、野望を遂げようと邁進している最中なわけです。 それなだけに、合戦の指揮だってします。だから、書き手としては、彼女たちの戦場における統率についての描写にだって悩むわけです。いろいろな要素の組み合わせで、より多くの兵に意思を伝える手段をあれこれ考える。それこそが合戦の勝敗を分けると考えるからです。 前回のブログを書いていて、ちょっと考えてみたのが信号旗でした。旗の柄を文字として読ませ……というやつですね。旗指し物での合図はあるだろうから、その発展バージョンは考えてもいいのかもしれませんねえ。「皇国の興廃この一戦にあり……」で、最後に「後がない」=「最後の決戦」の意味でZ旗を掲げるみたいなのは難しいのかもしれませんがね。
2021.06.17
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/エッセイ新型コロナワクチン接種顛末記https://ncode.syosetu.com/n0578ha/ 九尾の狐の戦国史シリーズ6作目を執筆中で、狐さんたちvs北条氏綱・氏康父子という形で着々と執筆が進んでおります。 度々氏綱公については触れていますが、北条氏綱公御書置にある勝って兜の緒を締めよという、日本人なら誰でも知っていて実践の難しい言葉のルーツなわけです。 この言葉を現代まで有名にしたのは、日露戦争における連合艦隊司令長官・東郷平八郎提督による「連合艦隊解散の辞」の締めくくりに使われたからです。聯合艦隊解散之辞神明ハ唯平素ノ鍛錬ニ力メ戰ハヅシテ既ニ勝テル者ニ勝利ノ榮冠ヲ授クルト同時ニ、一勝ニ滿足シ治平ニ安ンズル者ヨリ直ニ之ヲ褫フ。古人曰ク勝ツテ兜ノ緒ヲ締メヨト。 連合艦隊というのは、戦時の臨時的な編制で、常備艦隊と予備艦隊を日露戦争に当たって統合運用するために設けられたものだったのですね。戦争が終結すれば、解散するのは当然。その際に勝って奢るなと戒めの言葉で締めたというわけです。 東郷さん、もしくは文案を作成したと言われる参謀長の秋山さんの偉いところは、「古人曰く」と、昔からある言葉の引用だと認めているところですね。古人=氏綱公です。 この「辞」の全文を読まず、「古人曰く」をすっ飛ばしにして、「勝って兜の緒を締めよ」は、東郷さん(秋山さん)のオリジナルだと思いこんでいた知り合いが、実際にいたので、改めて言っておきたい。 オリジナルは、氏綱公です。
2021.06.16
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 今は6作目の執筆中なのですが、ブログを11日から昨日までサボったのは、本業が忙しかったせいにさせておくれw エタらない、キチンと終わりのある物語を書きたいといつも思っています。だから、後を切らないで延々と続く連載という形式をとらないし、シリーズで、各作品はスタイルも変えて書くということを続けています。 結末を先に決め、重要シーンのハコを連ねてプロットにし、それぞれのハコの前後や中身をみっちり書くように七転八倒していきます。 それでお尻がハッキリ見えた時点で、公開開始にします。確実に区切りをつけるという自分の志向には、これが一番合っている。時間がかかりますが、何か未完成っぽいものを抱えた中途半端なものを継続させるやり方は、やっぱり性に合わんのです。 もう少し……オリンピックが始まる頃には、公開したい所ですね。
2021.06.15
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。 梅って基本は酸っぱいもので、それに紫蘇を合わせながら天日干しにしたり塩漬けにしたりするから、あの壮絶な(ほめ言葉)酸っぱ塩っぱい独特の風味ができあがるわけです。 ただ、ご時世の変化とともに、梅干しが好まれなくなり、はちみつ梅干しなんてのも幅を利かせる一方で、なかなかスイーツ利用って多くないなと思うわけです。 甘酸っぱくなった梅の美味しさは、梅酒に漬け込まれた梅で実証されていますよね。ホワイトリカーに氷砂糖と一緒にに放り込むだけのあれの美味さは極上で、梅酒飲みの醍醐味でもありますよね。 江戸時代に梅のスイーツの存在が聞こえてこないのは、やっぱり砂糖や水飴が基本は贅沢品で、それと梅を合わせようとはならなかったせいじゃないでしょうかね。 というわけで、いろいろと現代では梅スイーツは出ているのに、今ひとつメジャーでないのは梅干しの呪縛が残っているせいかもしれない。梅スイーツ頑張れ、もっと頑張れ。
2021.06.10
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。 中世の厳しい現実に人身売買があるわけですが、実際、人の力が資源であり、人が人の所有物になることを法が妨げない限り、起きてしょうがないことのわけです。特に、負債が莫大な人が自由を奪われてしまうのは、どうしようもないことですし、暴力から見を守れない人が商品に成り下がってしまうこともあり得る。 これなんかは、戦国時代のダークサイドの端的なものでしょうね。 秀吉は海外に対する日本人奴隷の送り出しを食い止めたかもしれないけど、国内での人身売買を止めたかというと、結局は借金のカタや給金の前渡しという形で自由が制限される国内での慣行は停めてないだろうし、特に性風俗産業=女郎屋や遊廓というものも存在し続け、ある種の文化さえ形成して、現代にまで至っているわけですね。善し悪しではなく、現実として。 狐さんたちは、女性の性的快楽を呪いの源泉にしているという女性の敵として第一作では描いており、ここ最近はカラカラに干乾びるまで力を吸い上げるような真似はしていないというだけで、存在そのものはダークサイドのままです。女郎屋で快楽を貪りこそすれ、そこを潰して女性を開放しようとか考えてもいなさそうです。 超ロングにこのシリーズが積み重なったときの日本の歴史の姿は、実は第3作のメタフィクション仕立ての中にヒントを埋め込んでいるのですが、そのことが人類にとって良いこと尽くめにはならないのかもしれませんね。
2021.06.08
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。勝って兜の緒を締めよという日本人なら誰でも知ってることわざのルーツ北条氏綱公御書置を、北条氏綱公が残したことを、以前のブログで取り上げました。 これは氏康公への遺言で為政者として、武士としての心構えを記し、非常に開明的です。1)義を守れ。無道に陥り、利を貪る者は必ず滅ぶ2)衆に優れた人物はなかなかいない。下は百姓から上は大将まで、上手く使いこなせ。人への慈みが大切だ。適材適所を心がけろ3)驕るな、へつらうな、分限をわきまえろ。華美贅沢を追うと自分の分限を超え破滅への道をたどるぞ4)倹約しろ。華美贅沢、に走るとを下の者から搾り取らねばならなくなる。倹約に努めている間は、下から上まで皆が豊かになり、国も強くなるものだ。5)勝って兜の緒を締めよ。勝ちにおごると滅ぶことになるぞ。と、俺様要約すると、この通り。実態に確証はないのですが、北条領では年貢が四公六民が普通で、おかげで関八州の民がなびくことになります。武士が自身を厳しく律し、富国強兵につながる氏綱の言葉を実践していればこそ、民もついていったのでしょう。それはこの遺言に現れる統治哲学のおかげだと思うのですよね。 では、第6作の時点で氏綱公が今川領の駿河に斬り込んだ理由が「同盟が破綻したから悔しい」だけで良いのか? 遺言ではあっても、常々氏康以下の一族郎党に言い聞かせ、家風になっていたと思うのですよね。第4作の江戸城を狐さんたちが蹂躙するところで、多少はそのことに触れたつもりですが。ただの実力主義に留まらない家風の中で、単純な外交政策の破綻くらいで攻め込んでいたら、それは少し情けなかという気がします。 その辺、作劇を盛り込む余地があるのですよね。それこそ、戦国時代のダークサイドをね。本当は、「義」の存在である北条氏綱という人物を際立たせるためにもね。
2021.06.07
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。 一昨日の金曜日、新型コロナワクチンを接種して、昨日の未明にレポートしてこのブログに投稿しました。 その際にワクチンを注射した左腕の痛みと拘縮があることを書いていました。これ、昨日一日、良くも悪くもならずだったのですが、寝て起きたところ、ほとんど消えていました。 手をスムーズに上げることができ、ごくわずか突っ張る感じが残ってるという程度ですね。 他の不調もない。 昨日は家の近所のクリニックで月に一度の糖尿病の受診なのだけど、特別な変化もありませんでした。 まだ第1回だけど、自分に関してはまったく無問題で、射って正解というほかありませんね。
2021.06.06
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。 今週の頭、ちょいとした縁の積み重ねのおかげで、働いてるところのボスから、「近所の提携してるクリニックで、新型コロナのワクチン接種にキャンセルが出たら、うちの社員にいくつか接種していいよ〜って話が来てる。お前、3番めの枠な」と言われていました。 ボス、ボスの補佐、基礎疾患(糖尿病)持ちで近々にシフトが楽で副反応が出ても面倒が少なく職場内では年寄りな俺、あとムニャムニャという感じで優先順位を決めたらしい。高齢者関係のビジネスをしている会社で、問診票で高齢者施設の職員と分類可能な職員にお鉢が回るという案配です。 他にも商売上の関係者や医療機関に話を聞くと、やっぱりキャンセルは出るもので、自分とこの医師やナース、技師、事務員にも射ちきっちゃうと、キャンセルで浮いた分の処置に困るクリニックはあるみたい。縁の深い関係の各所に「オタクで射っても構わない人がいたら射ってもいいよ」と声掛けするパターンはもはや珍しくないそうです。 で、うちに関しては月水に先の2人が射ち、昨日(金曜)の午後の一時、俺と俺の次の順番になってたやつに「クリニックに行ってこい」との司令が入った次第。 まあ、人生投げてかかっているので新型コロナや副反応が怖いということもない。ワクチン陰謀論に走るやつは、政治的なバイアスのかかった大馬鹿者ばかりだと笑い飛ばしているので、まったく断る理由はない。何より、好奇心が勝っていた。問診票を書き上げると、横殴りの雨のなかクリニックまで歩いたわけです。 会社の名前を受け付けで話すと、まず処置室みたいなところに通されて、ナースが保険証と問診票をチェックするかたわら、改めて体温測定。無事、平熱。問診票に糖尿病ある旨書いていたので、どんな薬飲んでるか問われたけど、特段問題ない模様で数分放置。予定の高齢者に接種して、その余った分のワクチンが収まったであろう注射器が持ってこられました。 で、ナースが来て射つ。注射器の先端が腕の方に消えていくのを見てましたよw「ちょっとチクッとしますよ〜」との声掛け。「筋肉注射は痛いもの」という先入観があるようですが、左の二の腕の肩寄りの高さのところに言葉通りにチクっとするというだけ。まったく無問題で数瞬程度で終わり。違和感らしい違和感さえなく、「あー、腕の中に何か入っている感じはあるな」というくらい。 待機時間を潰すかのように、注意事項をいくつか聞くことになりました。「問題が出なければ、まったく普通に過ごしてもらって構わない」「頭痛や腕の痛み出るかもしれないけど、我慢できない酷い痛みなら市販の鎮静剤その他でいいし、何か処方された鎮痛剤があればそれを服用してもよい。お勧めはカロナール」「脇とかに腫れが出る場合もあるが、普通に湿布薬で効く」「37度以上の熱が出るようなら安静にする」「高熱が続くようなら、もちろん受診する」「風呂はオッケー。ただ射った場所をゴシゴシ激しくこするような洗い方はしないように」など。 1回目の摂取をしたという証明書みたいな紙を渡されたので署名。クリニックの印判が押され、どこの会社のワクチンを射ったかの記載があるQRコード付きのラベルが貼られ、改めて手渡される。2回目の摂取の際に持って来いとのこと。3週間後の午後にでも来いや〜、2回めの接種じゃーと確認して、数分待ったら、タイマーのアラーム音。特に変調ないことを確認され、それでもう無罪放免です。まったく無駄がない。 年食ったおっさんは何かにつけ鈍感なんでしょうね。戻ってきて2時間、普通に仕事。定時で帰るよ〜と嘯いていたけど、30分残業しました。ダルいか?と問われれば、ダルいような気もするけど、普通に仕事疲れと区別はつかない感じ。 帰っても特段に異常はなく、風呂入って、飯食って、うだうだ過ごしてうたた寝しかかったので、大人しく一眠りすることにして9時半に寝てしまいました。 そして、夜中。不意に寒気がして、目が覚める。何だ。腕の中に何かいる。重い。ドクンと何かが波打つような感覚。すると悲鳴さえ挙げられないほどの、骨に突き刺さるような、鈍い、名状しがたい強烈な痛み。その痛みが肩から背中へ。そして、背骨に"それ"は入ってきて、脊髄を這い登り、俺の脳髄に……見たことのない色彩の光が閉じられた瞼の裏に明滅し……おお、あれは……あれは……「従え」という声が聞こえ………………あたまがはれつ という、クトゥルフ神話の手記的なことが起こることもないわけでしてw 集積回路に頭を乗っ取られたという気もしないww 実際、痛みで目が覚めたわけでもなく、このところ、早い時間に寝て夜中に目が覚めるという生活サイクルにハマっているというだけですね。 ただ、よくありがちだという腕の痛みと重さはあります。腕を上にあげようとすると、手先が肩の高さに達する前に抵抗感がある。特に肩より上にあげようとすると、注射した場所の腕の中に痛みが生じる。でも、鋭くはない。鈍い痛み。 数年前に五十肩をやらかしましたが、その時の感覚に近いけど、大分ゆるい。肩関節の可動域が腕の中の痛みのある場所に癒着して筋肉が動きづらくなっている。いわゆる拘縮が起きてる感覚。無理して腕をあげようとすると、突っ張る感覚と痛みが強くなる。 しかし、五十肩の時より拘縮感も痛みもずっとゆるく、頭に腕を添わせてバンザイすることができる。不快だから進んでやりたくはないって感じですがね。 因みに左肩の五十肩は発症後1年でほぼ克服していますが、当初は常時関節技を掛けられていたような痛みと拘縮があった。まったく腕が上がらず、背中も掻けない、腰にも手をやれないという有様でしたね。それに比べれば、屁でもない。 首が凝っている気もするけど、日常感じている首こりより強いという気もしない。腫れその他もない。 起き上がり、お茶を入れましたが、フラつきも、ダルさも、頭痛も、その他の不快な症状もない。 この分だと、ほとんど何もなく、週末を過ごせそうですね。 ということで、俺に関しては特段の変調なく来ています。 アンチワクチンの皆さん、ざんね~ん(ギター侍風(なろうの方にもエッセイとして転載しよう。ちなみにワクチンはファイザー社製でした)
2021.06.05
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。 あきませんね。多忙が続いていて、なかなか色々進まない。ブログは今日もお茶濁しのエクスキューズな更新のみになりました。申し訳ない。
2021.06.03
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関東戦国史 北条VS上杉55年戦争の真実【電子書籍】[ 黒田 基樹 ]楽天で購入九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。 本業でちょいと御用繁多のため、今日のブログ書きはお休みでございます。
2021.06.02
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第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。 軍議の描写が必ず入っちゃう。これ、しょうがないところです。だって、電話も無線通信機もないところで大人数を、広い場所動かそうとすれば、事前に「こう動こうぜ」という申し合わせが必要です。 もちろん、でかい音が出るもので、「こう動け」とやるのはあり得ますね。大河の合戦シーンでは、そういう場面も出てきます。例えば、年初までやってた『麒麟がくる』でも、序盤の稲葉山城の戦いで、割と大きめの和太鼓(写真みたいなやつ)をいくつもおいて、それで本陣からの指示を伝えていました。視覚面なら狼煙をあげるのも有効でしょう。 ただまあ、やっぱり限定的で意味のある通信には難しい。「こういうリズムなら、前進」「狼煙を上げたら突撃」「鉦を連打したら退却」というあたりの符丁には使えるでしょうが。こういう簡単な取り決めでも、徹底するには教練が必要だし、事前の取り決めが大事です。いきなり一発会議だけで一糸乱れぬマスゲームが可能だなんてスイーツなことはありえないんですね。 一定の気心の知れた小集団を基礎に、動き方を考慮に入れて陣形を作り、事前からそれぞれがどう動くかを徹底し、音響による合図だけでなく、命令を抱えた伝令を頻繁に送り込まなきゃだめだということなんですわ。しかも、中下級の指揮官にある程度の裁量を認めておかないと、永遠に臨機応変の4文字をやることはできそうもないですよね。 呪いで念話ができたとして、それも果たしてどういう範囲で使えるのか。この話では、九尾の狐や憑依者同士ならお互いがそれを望めば、かなりの遠隔でも念話の会話は可能。他の能力の低い術者との会話は不安定(第4作では、そういう描写を散りばめてますね)。 まあ、こういうのはルール体系を作っとかないとダメっすね。
2021.06.01
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第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。 第4作で船で川を下って攻め入る式のことをやったんですが、現代のボートだと、上の写真のイメージに近いでしょうか(ちなみに写真は船の販売ではなく、操船席の上に取り付けられている屋根の販売ですね)。 もちろん、後部に操船席の構造はなく、発動機の代わりに櫓(ろ)が付いた手漕ぎです。これに先頭側に竿を挿し手も載せて、操船もするというイメージです。 これに櫂(かい、オール)を使う漕ぎ手を組み合わせれば、推進力も強力になるわけですけれどね。人口が現代の10分の1の世界で、船の発動機がわりの仕事で食っていける人はどれほどいたのだろう……と考えると、それほど大勢の漕手がいたとも考えにくいんですよね。 関東平野は広大だから、川の流れも平野部に入ってからは緩やかな部類でしょうけど、日本の河川の多くは急流で、川上りには船は比較的使いにくい。 とはいえ、利根川ほどの水量と幅があればね。水軍が幅を効かせる展開を考えて見たいところですよね。ただ、対抗勢力をどうするかなあ。むむむと考えてしまう。
2021.05.31
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。 江戸の都市化が何十年か早く始まるよ……ということを第4作で匂わていますが、江戸に住む人の本質はあまり変わりそうにないですよね。 本質は、巨大な田舎。北条家の支配下で重要な拠点ではあっても、今ひとつパッとしないのが江戸です。道灌が基盤を築いて、扇谷上杉の隠居城にされたとはいえ、日本の首都になるというほどの想像力は刺激しなかった土地だと思うのですよ、やっぱり。浅草寺や品川から日比谷にかけての湊の賑わい、さらには利根川、江戸川の河口付近の湊の賑わいはあったにしてもね。 その繁栄は稀代の都市計画家である徳川家康のおかげだろうと思うわけですが。 元々、関八州という土地柄が猛々しい土地であり、そこに集う下級武士や、下級武士との垣根が低い農漁民、さらにはアウトローが江戸に集まり、江戸時代の前から労務者にも、職人にもなり、一丸となって早口で喧嘩っぱやい江戸っ子なるものを形成していったんだろうと思うんですよね。目には青葉 山時鳥 初松魚目と耳はただだが口は銭がいり 鰹に関しての川柳ですが、見栄っ張りの「いきがり」(粋がり)も、そういう喧嘩っぱやいからの派生した気質ですよね。脂身の旨さでは、秋の「戻り鰹」の方が上手いのに、見栄で「いち早く初物を食った方がエライんでえ」って調子。無礼討ちが実質非合法化されていく中で、やれるものならやってみろと、侍を挑発する町民が続発するという……そういう子供っぽいところもまた江戸っ子ですよね。 まあ、そういうあたりも戦国時代以前からの関八州の気質なんですかねえ。
2021.05.30
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎた。第一作のように散らす話ではない。ちょっと思案のしどころですね。 脳に糖分が足りてないのかもしれません(笑)。 ただし、冗談ではなく、物理的に。糖尿の気があるので、日に4種類、計9錠の薬を飲み、2000kcalくらいを目途にに1日の総摂取カロリーは控えている。糖質の全カットはむしろ身体に良くない結果しかもたらさないことは重々承知しているので、ほどほどに抑えるくらいにするとは心得て、バランスのいい食事は心がけているのですがね。血糖値が改善する一方で、低糖症気味の状態になることがあったりする。注意力散漫、けっこうな脱力感、抑えられない空腹……という具合。さらに、流石に昏倒するところまでは行ってませんが、ナルコレプシーになったかのような突如の眠気。前夜の睡眠時間たっぷり、疲労感なし、活動的に過ごしていた直後で、眠かったわけでもないのに、ストンと落ちるように居眠りというのは、何度か経験があります(ちょっとしたことで目覚めているので昏倒ではない)。 こういう場合にはしょうがなく何か糖質を摂らざるを得なくなります。糖質を抑えすぎていて、脳がガス欠に近いわけですから。 炭水化物は消化の過程で糖になって吸収され、細胞の活動の燃料となります。身体の細胞のほとんどは、代用燃料で効率の悪い脂質でも動きます。ところが、脳細胞だけは、上等な燃料である糖でしか動かない。脳は身体活動の中枢も司るわけだから、糖が不足した脳は、「燃料が足りてないぞ」というサインを出しまくるわけですね。 空腹感……「腹減ったー、お腹が鳴ってるー」というのは、本当にお腹が空っぽというのではなく、「糖が足りてねえから、何か食え」という脳が出している指示の表れなわけです。これが行き過ぎると低糖状態になり、空腹感のあまりに身体や判断力が働かなる。突如寝る。果ては心身がグロッキー状態となり、昏倒するところまでいくわけです。 ドラマの『ドクターX』で、大門未知子が手術後、食堂でガムシロップをいくつもグラスに開けて飲み干してるじゃないですか。あれは脳に過重な労働を強い続け低糖状態になったのを解消しようとしていると解釈できるんですね。そして、それが脳への報酬として染みついている。普通の人にも「疲れたときには甘いものがしみるよね〜、がんばったんだから、スイーツ食べてご褒美、ご褒美」ということがあるでしょうが、それの極端バージョンですよね(これ、割と危険で、ドラッグやる心理効果に近似していて、依存になりかねません)。 ただ、野放図にそれを繰り返し、それに見合う糖の消費……心身の重めの活動……が伴わないと、糖の消費が滞り、身体も代用燃料の脂肪を消費しなくなり、脂肪細胞がパンパンにふくれていく。さらに、本来ならできてはいけない部分も含めて新しい脂肪細胞が各所にできて危険な肥満状態に。ついには身体にやばい兆候が出て生活習慣病となるわけです。 身体の活動は活発にして糖分不足にする一方で、脳を「糖分不足ではないですよ〜」と騙す……そういうテクニックが必要になるわけですね。まったく糖質をカットしちゃうと、本当に脳が機能しなくなりるし、一気に重度の低糖症になると昏倒することさえあるので、自ずと限度がありますけどね。 端的には、糖分はないのに甘いものを食べてごまかすとか、カロリーのほとんどないものでお腹を満たして空腹中枢を働きにくくするとかね。ローカボ食品を上手に使うってのも、まあ一つの手ですよね。
2021.05.29
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷いも多いですが、スタンダードな軍記風、三人称。広域に場面は散るので、群像劇っぽくもなります。九尾の狐さんたち対北条という軸があるので、シリーズ第一作ほど散りませんけどね。 というわけで、小田原市のふるさと納税の返礼品も写真に使っていくぜw 小田原は蒲鉾の名産地になるわけですが、元より貿易港に加えて漁村として発展してもいたわけですね。昔は冷凍技術なんてないわけですから、そこには魚介の天日干しや燻製の加工も発達したわけですね。 食肉のタブーは武士階級では大したことはない。しかし、庶民ではそれなりにあって、基本的に食肉を得るための大規模畜産もない。ならば、たんぱく質の栄養源として重要になるのは魚になる(鯨や海豚も含めて)。 関八州は半島や弯の存在で海岸線は長い。川でも当然、魚は取るでしょう。身体的な優越につながりやすそうだと思います。
2021.05.28
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷いも多いですが、スタンダードな軍記風、三人称。広域に場面は散るので、群像劇っぽくもなります。九尾の狐さんたち対北条という軸があるので、シリーズ第一作ほど散りませんけどね。 写真は小田原市のふるさと納税品で見かけた「ひきよせ」という寄木細工による食器などの色々です。寄木細工の底と輪っかを組み合わせて容器を作る。無垢の木を容器に削り出すよりも無駄がなく、節など構造が弱くなるところも取り除かれる。寄木の寄せる方向を変えて組み合わせて、補強を兼ねた塗装もするので、強度にも優れている。 木を材料に使うことは使うけど、知恵を働かせて無駄が出ないようにするというのは良いことですよね。 ジャレド・ダイヤモンド『文明崩壊』を思い出します。あの本の中で、文明の崩壊は自然環境の破壊によって、そこに拠って立つべき社会の破壊が起こり、地域の文明の滅亡に至るプロセスが語られていました。そして、いくつかの文明崩壊を回避した事例も紹介され、そのうちの一つが日本でした。 日本の場合、江戸時代の泰平で人口が急増し、特に都市に隣接する地域の農地化が行き過ぎ、森林伐採が進みすぎた。農地化を進めても食糧増産は追いつかないし、森林の破壊も進む。ただ、それらを抑制することができたし、システマチックな森林管理の公的仕組みが形成され、石炭へのエネルギー源の移行ができるまで森林資源を守ることに成功したし、人口爆発も抑制した……てな感じでしょうか。 まあ、批判的に読むべきなんでしょうね。外国の芝は青く見えるのは、洋の東西を問わずなのでしょうし、細部にはツッコミどころもそれなりにあったと思いますしね。人口だって明治維新の直前には3500万人くらいに増えていたわけだし、それは1600年の1200万人の3倍近い。さらに、可住地面積は圧倒的に狭く、多くの森林はなかなか人間が分け入ること自体が難しかったはずです。それに、すべての森林を取り尽くすには、機械的なツールはあまりにも貧弱だったのだし。 ただまあ、多湿で植物相が豊かな自然に守られていただけとは限らない。ちゃんと人間の営為として自然を守り育てる一面もあったのだということは認めてもいいかもしれません。 もったいないの精神が物を無駄にしないというところにもつながっているでしょうからね。そういうところは戦国時代にもあったはずで、ちょっと意識してみたいところでもありますね。
2021.05.27
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷いも多いですが、スタンダードな軍記風、三人称。広域に場面は散るので、群像劇っぽくもなります。九尾の狐さんたち対北条という軸があるので、シリーズ第一作ほど散りませんけどね。 昨日は激暑かったですね。八十八夜は超えたとはいえ、まだ5月なんだから勘弁してほしいってクソ暑さでした。正直、首にかけるタイプの扇風機が欲しかった。 自分は温暖化という現象を否定しません。それは「暑いから」ではなく、「気候がおかしい」と感じてるからですね。元々温暖化というのは、「極氷が溶けて海面が上昇するーーーー!」と騒ぎ立てる人たちと、「そんなの温暖化という言葉にかこつけてビジネスしたい連中の仕掛けたインチキ」という人との論争があり、平年の気温からの気温の乖離・変動をどう解釈するかというあたりに争点が行きがちです。肌感覚として暑くなっているというのも、局所的な都市化によるヒートアイランド現象で説明がつくので、それだけを温暖化の証拠にはできません。 ただですねえ。肌感覚で言えば、気象は明らかにおかしいと思うんですよ。豪雪と少雪の年が極端だ。毎年「50年に一度」だの「記録的」だのの冠がつく豪雨がある。台風が大型化しており、しかも挙動がおかしいやつも出やすくなっている。 なんと言っても、単純に暑いというだけではなく、暑さ寒さが極端で、春と秋が短くなっている気がする…… 温暖化の議論をする人たちが注目しがちなのは極氷の状況なのですが、本質は赤道付近の海水の温度で、それが温帯の緯度の海水の温度にどのように影響を与えているかじゃないでしょうか。 海水温が上昇し、空気中の水蒸気が多くなっていることで、台風なんかが大型化しやすく挙動も今までより変な軌道を描くことに繋がっている。大概の異常気象の説明は、海水温の上昇に関係性を求めることで説明可能ですし、端的に空気中の水蒸気量が増えているなら、炭酸ガスなんちゃらだけではなく、温室効果の加速要因になってしまいます。 海面上昇の前の問題にもうちょっと怖さを感じた方がいいのかもしれませんね。というのは、現状の生態系の危機ではないかと思うんですがー。 温度の極端な変化が続けば、生き物だって影響を受けざるを得ないわけですし、海流の流れにも影響が出ますよね。海産物の取れ方もおかしくなっていて、魚が種類によって不漁豊漁が極端になっていているという現象が続いていたりしますが。これって海水温の影響をモロにうけているだろうし、さらに言えば、もっと影響を受けそうなプランクトンにも関係していないだろうか、と思うんですよね。水温と餌になるプランクトンの量に魚の回遊コースは左右され、小型魚を餌にする大型魚の動きも変わる……どういう具合に。プランクトンや魚の挙動が変わるなら、他の生物の行動にも影響が出る。影響が小さければいいんですが、全く未知数ですよね。 まあ、全く人間という生物の作った文明のおかげというわけですが。たかだか人間の活動ごときで……という向きもあるのでしょうが、人間のやることを過小評価するのもなんだかなあと思います。 現在、地球の人口は77億くらいだと記憶していますが、増え方が極端すぎるんですよね。 戦国時代の日本の人口は現在の人口のほぼ10分の1だという話をよくするんですが、世界人口はその頃は、たった5億しかいなかったんですよね。1800年でやっと10億、1930年でやっと20億……ところが、そこから幾何級数的に増えて77億とか……今現在で78億とか行っていてもおかしくないですね。 そこら辺の異常さは少しでも認識しておいた方がいいと思うんですよね。https://youtu.be/PUwmA3Q0_OE ただねえ。日本が難しいのは、世界的趨勢にも関わらず、いち早く少子高齢化の行き着くところ、人口減少期に入っていて、舵取りが難しいところだなあと言うのがあって……。
2021.05.26
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昨日、紹介した時計は輸入品で高いのだけど、国産の廉価なラインの輸出仕様だと、機械式時計でもすごい安いんですよね。日付、曜日の表示ついていて、シースルーバックで安かろうが機械も拝めて、実勢価格で1万円前後……機械式時計のマニアの人なら笑っちゃうようなデキなんだろうけど。俺はこういうのも好きですね。と、今日は手抜きブログですw
2021.05.25
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷いも多いですが、スタンダードな軍記風、三人称。広域に場面は散るので、群像劇っぽくもなります。九尾の狐さんたち対北条という軸があるので、シリーズ第一作ほど散りませんけどね。 迷いの一つに機械的要素があり、まあ、銃だって本格導入してるレベルじゃないのに、どれくらいのカラクリを入れるつもりなんでえ?と、自分で自分を問い詰めたいくらいなんですけどね。 例えば、精緻に見える時計だって、時間を示すだけなら、基本はゼンマイ、4つの歯車、ガンギ車、アンクル、テンプ、ヒゲゼンマイ、文字盤、針(指針)に、微細パーツ若干、地板(台座)、受け板(パーツの押さえ板)で何とかなる(これで全部ではない。 だけど、数えるほどの機械要素の組み合わせでも、構成要素を出し切るまでにその道の天才が何人か必要で、その天才はまとまって出現しないから、段々と発達するしかないというのは、よくわかってるつもりなんですけどね。 日本の場合、水揚げ用の水車が室町時代には相当に普及していて、江戸時代には脱穀精米、製粉に用いる動力水車も普及する。戦国時代はその過渡期と見なすことができるだろうし、歯車らしきものを用いるところまで行くだろうとは思うのですが……。 何でも呪いで解決するのは芸がないですからねえ。はてさて……といろいろなアイディアとともに悩み続けるのでした。
2021.05.24
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷いも多いですが、スタンダードな軍記風、三人称。広域に場面は散るので、群像劇っぽくもなります。九尾の狐さんたち対北条という軸があるので、シリーズ第一作ほど散りませんけどね。 いろいろ調べ物も平行です。前作までで百合系のエロコンテンツの状況について言及するために調べているうちに、北斎のことに行き当たり、最近になってブログのネタにもしています。 しかし、コンテンツを作る人自体の層が極端に少ないというのが、昔でその中からあんな業績を打ち立てる人が出てくることが奇跡の訳ですよね。 一定程度の身の危険が避けられる空間にいれば、日々仕事をし、それで豊かになれれば、ただ生きているだけでは飽きたらなくなる。まあ、そういうことになるわけですけどね。 テレビもなければ、ネット配信もない。生きること自体に汲々としている間は退屈を感じることもないだろうけど、世界そのものが『おら東京さ行くだ』の村のようなもの。 実際、お公家様たちの雅た世界というのは、究極に偏在する富に守られながら、何もない状態の退屈を解消するために生まれてきたようなものだと思うんですよ。ボーとしながら自然の情景を見て詩(短歌)を詠もうとかね。『源氏物語』のような小説もだけど、元々あれに描かれたような恋愛エロだっても、退屈しのぎなわけでねえ。 しかし、大多数の人たちには無縁の世界であって、日々の情愛・性愛くらいしか楽しみを持っていなかった人が大半だったのだろうなあ。人間にとっての安全圏(対自然という意味で)である都市さえ碌でもない状況だと思うとね。 人口が10分の1で、その8〜9割が農漁業に従事しているのが現実で、戦士階級の多くも農業の合間のアルバイト兵士のような状況で、農と下級の士の壁は低い……コンテンツメーカーは極端に少ない。下手をすると戦さえ、悲劇というよりも、見物というエンタメ的な目で見られてしまう……。そういう世界なんですよねえ。
2021.05.23
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷いも多いですが、スタンダードな軍記風、三人称。広域に場面は散るので、群像劇っぽくもなります。九尾の狐さんたち対北条という軸があるので、シリーズ第一作ほど散りませんけどね。 戦場風景の中で大きな声を出すことをある種の才能だと捉えたり、偉い武家ほど喋ることを訓練させられるみたいなことを過去作で書いています。 軽みだとか、気の利いた話だとか、ユーモアを盛れるとかそういう特別な才覚は別として、集団を率いるときに、デカくて透る声が出せないやつは淘汰されざるを得ないんだと思うんですよね。だって、率いるってのは、統率し、意のままに動かすことであり、それは声を通じてやることが多いわけです。 黙っていたらいつまで経っても自分の意志は伝わらない。それをできるだけ広い範囲に伝えることが多くの人を動かす第一歩です。もちろん、通信機も、文字の伝達ツールもろくにない、中世の戦場の話ですけどね。 まずは声を聞える範囲の周囲の人間が動かせなければ、何も動かない。ああしろ、こうしろという意思表示がはっきり伝わらなきゃ、周りは動かない。周りが動いてさらに意思伝達の行動をしてくれるから、より広い範囲の人間が動いてくれる。書でも代替できなくはないけど、書く行為には時間がかかる。太鼓や鉦や法螺貝の音、狼煙や旗振りで一斉の定型的な命令は代替できるけど、細かい指示は伝令によらざるを得ない。伝令に的確に誤解のない指示を、やっぱり声による指示で託すしかない。 転生モノで転生者に戦場の指揮をやらせようと思ったら、まず、大きな声で他人に指図することへの才能もしくは慣れがあることに納得できる設定を組んでおいた方が無難だなあというのが、個人的な意見です。サッカーやラグビーみたいな流れのあるスポーツとかで、チームメイトにコーチングしながらプレイすることが当たり前とかね。ブラック企業の中間管理職経験者とかの方が、ナーロッパの戦場を渡っていけるかもしれない。何かそういうものがないと、なかなかに厳しいんだろうなと思いますね。 もちろん、九尾の狐さんたちは、そういう才能があるんですw いざとなれば、呪いで克服する手もありますしね。こういうコンパクト拡声器の代替になるような呪術のたぐいを駆使できれば、万全ですよねww
2021.05.22
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷いも多いですが、スタンダードな軍記風、三人称。広域に場面は散るので、群像劇っぽくもなります。九尾の狐さんたち対北条という軸があるので、シリーズ第一作ほど散りませんけどね。 相模が戦場風景に入ってくるので、情景描写に富士山と海がどうしても加わります。昔の東海道の様子は気になるので、どうしても昔の人の視座で描かれた絵に目が行きます。となると、やっぱり北斎なんですよねえ。 36枚の絵の中には、必ずしも東海道ではない場面も含まれるけど。しかし、多くが海と山岳が接近している東海道の様子を描いており、江戸から尾張まで幅も広い。 富士との距離感も様々で、近景のなかの人々の営みにも目が行きます。 それに船です。大小様々な船が人の生活に不可欠で、それが人の集う水辺の光景に不可欠な要素となっているんだなあ。 見事ですよねえ……日本のウォーホル……いや、こういう表現は北斎に失礼ですかね。むしろ、お前、アメリカに転生してシルクスクリーンをやり始めたんじゃねえの?と問い詰めたいくらいでwww
2021.05.21
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作書いてます。迷いも多いですが、スタンダードな軍記風、三人称。広域に場面は散るので、群像劇っぽくもなります。九尾の狐さんたち対北条という軸があるので、シリーズ第一作ほど散りませんけどね。 合戦風景でまた迷ってたりしますが。シリーズここまで、戦場で使う槍の主流は三間槍で一貫させてきたんですが、越後上杉や北条の軍勢はやや短い二間半が主流らしく、その辺をどう絡めてアドバンテージとディスアドバンテージを描き分けようかな……みたいな。 一端の武将が混戦時や馬上で持つ槍なら、使い勝手とリーチのバランスのいい1〜2間の槍を使って当たり前なんですけどね。 三間槍の使い方としては、穂先を敵に向かって落とすように叩くがメインで、敵が懐に飛び込んで来そうなら引いて突く。もぐり込まれそうなら、地面と足で石突き支え、片手で槍を支え持って槍衾は維持しつつ、小太刀を反対の手で抜いて立ち向かう。互いに遠目のまませめぎ合って遠ざけたいなら、及び腰で突いて突いて突き合う感じになってしまう……てな感じになり、この辺は雑兵同士ならそうなるだろうなと。 ただ直卒する武将がカリスマ性が高いと、一気に士気も上がり、前へ出ようという気合いも高まる。短ければ短いだけ、相対的に柄はしっかりしてしなりにくい。しっかりした突きができやすく、攻勢時には半間差はあまりディスアドバンテージにならない……てな感じかな。 ただまあ、大きなところも問題で歴史改変+呪いのおかげで、むしろ銃砲が野戦でも当たり前にあり、これに呪いミサイルで遠距離投射兵器の縦深があって……小銃が普及していないと散兵戦は無理だろうけど、散兵で守らないとナポレオニックや南北戦争並みの人死出る戦場になりかねず、欧州の三十年戦争以上に戦略から戦術まで根こそぎ変わるぞ……と行きそうですねw やっぱり銃の導入を遅らせるべきなのか。
2021.05.20
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 文化的な【何か】は、実のところ、人にとっては大切だと思いませんか? いつも仕事に必死だけど、完全に惰性で、余裕のない人を見ていると、こう思います。 他にやることねえのかよ? 他人までそのダセえ生き方を強要してんじゃねえよ。 絶望は、人を簡単に死に追いやります。生きることに張りがない。例えば、病気・怪我による衰弱を克服する意志を持てずにあっさりと死んでしまう。容易に鬱に陥り、立ち直れず、ついには自死を選ぶ。守るものがないため、自暴自棄に陥って、優勢な敵に考えなく突っ込んじゃう。 創作の楽しいところは、そういう人間の内面心理を掘り下げるところにありますよね。 自分はホイジンガの『ホモ・ルーデンス』の信奉者で、何かしらの遊戯性が感じられなくなくなったところで自分の人生はお終いだな〜と考えており、だから、創作だってやっていたりするようなものなのですがね。 キリキリに追い詰められて、ただ生きているだけの人生に何か意味があるのか? 生きる価値があるのか? そう考えながら駄文を書いてる間は、少なくとも自分の内に生きている意味は見つかりそうな気がしています。
2021.05.19
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 戦は悲惨……といったときに、何で悲惨かといえば、人が死ぬからですよね。ただ、自分は戦争こそ抑制できる暴力であり、基本は他人の暴力行使を抑止するための暴力ありきだと考えているのですね。もちろん、そうではない暴力が世の中には多様に渦巻いている、というのが大前提ですけどね。 去年の大河の『麒麟がくる』で、吉田鋼太郎さん演ずる松永久秀が鉄砲を大量配備する理由を問われたシーンがありました。久秀は長谷川博己さん演ずる若き日の明智十兵衛光秀にいきなり鉄砲の筒先を向け、「動くなー!」と叫んだ。そうして「鉄砲を放っても当たらないかもしれない。だか、お主は鉄砲の威力を知っているから動けない。これが鉄砲の本当の効果だ。鉄砲が大量にあれば、多くの人が動けなくなる。大きな軍勢も攻めて来れなくなる」と、大雑把にそんな理由を述べていたと思います。 これ、軍隊や核兵器に限らずあらゆる兵器に期待される「抑止力」という考え方ですね。式にすれば、簡単です。軍事力で対抗されて背負うリスク>軍事力を行使することで得られそうなメリット この不等式が成立するなら抑止力が効きます。銃を向けられた十兵衛の如くに、相手に向かって行こうなどとは思いません。軍事力で対抗されて背負うリスク<軍事力を行使することで得られそうなメリット この不等式が成り立ってしまえば、鉄砲を構えていても相手は襲いかかってきます。射手の腕が悪いとか、銃に欠陥があるとか、雨が降っていて火縄が使い物にならないとか……。 時折、何でこんな戦争が起こったのだろう?ということかあります。 しかし、人は合理的判断のみにて生きるものではありません。リスクやメリットの計算を誤ることがままあります。そして、厄介なことに、ここで死んでも構うものかという精神作用が働くこともあります。自暴自棄になっているとか、面子を潰された恥辱を晴らそうとか、肉親や友人を殺された恨みがあるとか、奉じている神様やイデオロギーが違うとか。それらが複数絡み合ったり、規模の大きなものになったりとか……。 特に、宗教とナショナリズムとイデオロギーというやつは、不等号の向きを「あり得ない」というほど変えてしまうことがあります。これは近代以降の方が強烈に作用することが多い。むしろ、中世の方が打算的で欲得尽くということの方が多いかもしれませんね。 しかし、打算的で欲得尽くの方が健全かもしれません。宗教とナショナリズムとイデオロギーで戦争を起こすというのは、「考え方の違いというくらいで、人を殺すことを是とする」ことにほかなりませんからね。
2021.05.17
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 海事・水運(河川交通も含む)の重要性に着目して戦国モノを書いてみたいという風に思ったのは、意外にも地政学への興味からかなあ。まあ、地政学というと、ちょっとインテリぶった人、理系の人からはトンデモ扱いされちゃうのだけど。原体験は若い頃に読んだ故・倉前盛通さんの『悪の論理』。学術書ではなく、飽くまでも地政学を知らない人向けに書いた雑書的な入門書だけど、若僧にいろいろと影響を与えてくれたもんです。 倉前さんは日本は立地的には海洋国家であるはずなのに、そのお寒い現状を嘆いていたものです。しかし、日本の中世~古代の軍事の考察において、これだけ海岸線が長い国で、海軍力を考えないでいいはずがなく、古代の騎馬民族征服説からしてあり得ないと説いていたもんです。 そして、長じていろいろ知ってわかったのは、海軍力がキーとして出てくる軍記の少ないこと。そもそもアジアに猛威をふるった和冦の根っこなのにねえ。 ただ、清盛一派の隆盛は根っこに海賊退治があったわけだし、中国との海上貿易で築いた豊かさがある。源平合戦の終盤はお陰で、水軍勢の戦いが中心となる。 室町幕府の成立期の戦いでも、尊氏と正成・義貞の決戦となった湊川合戦の鍵となったのは、尊氏側の水軍の動きだったりする。そもそも朝廷と手切れになったときに一敗地にまみれた尊氏を救ったのは水軍勢の優勢でそれがあったから、九州に逃れられ、そこで戦力の糾合に成功したから、湊川での巻き返しにつながる。 さらに以前には藤原純友の乱などもある。 水軍・海事がないのではなく、クローズアップされにくい文化的背景が何かしらあるのかなと思います。 そこんとこを自己流に読み解いて行きたいというのもあるのですよねえ。 例えば、戦国で越後で上杉謙信が巨大勢力を築いたのは、越後が穀倉地帯だったからではない(米どころになったのは江戸時代の水田開発を背景にており、大きく米の収量を伸ばしたのも明治以降)。冬場は雪に閉ざされる越後では麦ほかの雑穀の収量が厳しすぎ、1600年時点の38万人という割と大きめの推計人口は長い海岸線に依った水産と貿易による豊かさ故だろうと。春日山のあった直江津は当時は日本でも有数の港町だったと考えられているようだし。青苧に限らず「越後のちりめん問屋」云々あるように、繊維産業は結構なものがあったんじゃないかなと。波が穏やかな季節のうちに海に出て、漁業と貿易に打ち込んでこその海岸地帯の豊かさ……という風に考えているわけです。 てなことを妄想しいしい、九尾の狐さんたちは海岸にたどり着いたのです。プロットを練るのに時間がかかり、ディテール書き込む段階でまだ悩んでるのは、そこら辺を考えていくと……ということなのですね。ネタばらしするつもりはないので、一人で悩まなければならんのですが。 にしても、北斎はすごいなあ……この絵の弁財船は室町末期から~江戸時代の民間の海上交通を支えるスタンダードシップなんですが。ディテールやサイズ感まで、この絵をつぶさに見れば、すごくつかめるんですよね。エロ絵から資料的価値の高い客観的な写実まで……やっぱりすごいなあ。 中型の軍船である関船と構造が類似していると言われていて、「標準設計」みたいなものが 浸透していたんでしょうかね。こういうのが海上を行き交っていたのが戦国で、当然、瀬戸内ばかりでなく、日本の海岸地方のあちこちに海賊船としても跳梁していたことでしょう。
2021.05.16
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ このシリーズでは半田村という牛馬の量産拠点に育っている村があり、食肉だけでなく、皮革の利用も量的・質的に拡大していくことになります。 下級武士や素軽い個人戦闘重視の人たちの軽量防具にレザーアーマーの利用の場面が増えていく、というのを見越していたわけです。で、書きながら、今検討中なのは、いっそ狐さんたちの防具兼日常着にしちゃうって手もありかなあ、と。 一例としては、写真の着物風ゴスロリコスチュームだったりするわけです。帯や襟にレザーが用いられ、パンクな雰囲気もある。元々妖怪なのだし、不気味な雰囲気を醸し出すのも上等です。弓道着風の胸当て(ライトな胸甲)でもあれば、防具兼用のイメージにも沿う。 特に、不気味さに回帰するという点で悪くないなあ……
2021.05.15
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ ただ今現在は第6作を執筆中です。少々時間はかかりそうですが、22〜25話見当で進行中です。 鎌倉には鶴岡八幡宮があります。以前にも書いたように、河内源氏の勧請により建立されており、武家のスピリチュアルな象徴とされる神社です。 日本の武士の変態的な強さを象徴するのは騎射の技術ですね。元寇を撃退した大きなファクターは、騎馬民族でさえ舌を巻く集団的な騎射戦術です。関東に逃れた玉藻前を追い詰めたのも、討伐軍の武士たちの騎射でした。 それは現代にも伝わっている。 https://www.hachimangu.or.jp/matsuri/#tabpanel9 https://www2.nhk.or.jp/archives/michi/cgi/detail.cgi?dasID=D0004990205_00000 鶴岡八幡宮では、9月16日に小笠原流の人たちによる流鏑馬が神事として執り行われているんですね。的との距離は接近しているとはいえ、ギャロップで約200m走りながら小さい的に矢を当てていく技量はすごいものですね。流鏑馬の簡易版で提げた笠を的にする笠懸とともに、昔の武士の凄さが継承されている。 実はこうした騎射の遊戯にはもう一つ、犬追物(いぬおうもの)というものがあります。 https://kotobank.jp/word/%E7%8A%AC%E8%BF%BD%E7%89%A9-31873 こちらは動物愛護の精神から、現代で行われることはないでしょう。端的に要約すれば、騎馬で犬を追い回し、射る競技です。殺傷を目的にしない専用の鏃(鏑を大きくした蟇目)を使っていたようですが、当たればかなり痛いでしょうしね。 ただ、狩りと同様、かなり実戦的ですよね。玉藻前に敗退した討伐軍は、これで訓練し直し、再挑戦して勝利しています。 まあ、騎射自体、現代人からすれば超絶的な技術なんですが……移動目標にも当てていくって、どういう技術なんだか。
2021.05.14
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ ただ今現在は第6作を執筆中です。少々時間はかかりそうですが、22〜25話見当で進行中です。それにしても、やっぱり女性用の和装って動きにくそうで戦い向きじゃねえよなあ……と、思い続けて今回も困るところまで書き進めてますw 第4作は若い侍向けの胴服に袴、ただし、紅を中心に女性向けの色合いで、柄はそれぞれみたいなところに、軽い革鎧……胸部を守るライトなレザーアーマーという出で立ちでアクセント。 第5作は、江戸時代を先取りした矢絣(やがすり)の着物で、風魔を制圧し、扇谷上杉の旗本を負傷させて全面逃走へ導くというところ。 返り血で着物がどんどん着れなくなっちゃうという於佳津さん以下のぼやきを作者としても何とかしてあげたいところですね。 実際、カラフルな着物が多かったというのは、『麒麟がくる』の衣装の色使いを見ればその通りなわけですが、布自体がそれなりに高価で、金がない人たちは着た切り雀になっているという現実も割と反映していたところですね。で、女性のお偉い階層の人たちは公家に近い着物デザインにどんどんシフトしていく。 女性の和装の機能的デザインも変化させる話もいれちゃおうか。マニッシュでエロい方向でw
2021.05.13
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ ただ今現在は第6作を執筆中です。少々時間はかかりそうですが、22〜25話見当で進行中です。 毎日1万歩以上歩くことを心がけ、過去40〜50kmの歩行の経験が何度もある……という人間なのですけど、履く物にあまり頓着していません。安い物を履き潰していっちゃう感じでしょうか。そもそも、日々アスファルトに体重をかけて靴底を擦り潰すのが現代の歩行環境です。競歩のアスリートでもないんですから、履き壊してガッカリしないことの方が大事だという境地に達してしまいました。 主戦の普段の履物はクロックスなのだけど、もっと楽なサンダルも履きます。 実際、格好つけなくていい休日は、100円ショップのポリウレタンサンダルです。いつぞや足を守ることの重要性は考察したのですがね。それこそミニマムに足を守るには、それでいいんです。目に見えて危険なところは避ければいい。気が付きにくくトゲトゲチクチクと皮膚を傷つけかねない物から足の裏を守る。 だったら下駄モドキのような物を自製できればいいんだけど(笑)。まあ市中でそこまで変人感を漂わせたくない。そういう発想からすれば100円サンダル上等です。 もう少し世間体を大事にしながら、カジュアルかつミニマムに……そう思ったら、こういうスポーツサンダルばんざ〜いですよね。 実際、足首と足の甲をマジックテープのストラップで固定すれば、フィット感も申し分ないし、足の形状なりの調整も効く。靴下を履いてもいい。そこがいいんですよね。草鞋っぽくもあり、それもますます良い。 最近は、足の裏に負担をかけない歩き方を心がけています。できるだけ軽快に足を進め、足の裏とインナーソールとの摩擦を小さくするようにするんです。それにはミッドフット着地で、できるだけそっと足裏を地面に置くようにする。後ろに残った足を前に進める時には、地面を蹴らないようにする。前に足を運ぶということ、腿と膝を引き上げることを意識する。 これ徹底すると足の裏に肉刺(まめ)もできにくいし、安手のサンダルでも長持ちしやすい。 でもって、自然に腿を上げる筋肉を使い込むことになりますからね。だんだんと筋肉のバランスも変わっていきます。細身の筋肉質になっていくんです。 筋肉の付き方が変わる=鍛える……です。その気になれば年齢に関係なく、そいつは可能だ。実感できてますよねw
2021.05.12
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ ただ今現在は第6作を執筆中です。少々時間はかかりそうですが、22〜25話見当で進行中です。 昨日は珍しくブログの更新をサボってしまった〜。まあ、力まず、できるだけ継続します。スタミナ補給したいっすなあ。 腹八分目に医者要らずってなもんですが……。戦国期の食事では武士階級を中心に、案外、肉は食われていた。動物性タンパク質って、やっぱり筋肉作るんで大事なわけです。 そもそも「三大栄養素」と言えば、糖質=燃料、脂質=備蓄燃料、タンパク質=細胞の材料。魚や植物性タンパク源でかなり摂取できるとはいえ、獣肉が手に入りにくい世界というのは、やっぱりタンパク質不足になりやすそうだぞと思わざるを得ないんですよねえ。 筋肉は鍛えるという行為で増えますが、それは筋肉を壊すことでもあります。負荷をかけて運動すると筋繊維が壊れます。壊れた筋繊維は直るときに増殖しようとする。超破壊という現象で、それが程よく継続すると、差し引きで筋肉は増量していきます。筋繊維だって細胞の集まりです。そこには筋繊維の回復に不足のないように、タンパク質が補給されないといけませんよね。 破壊のペースが再生のペースを上回ってしまったら、衰退という現象にハマってしまいます。超破壊が可能になるところまで運動を抑えめにして、しっかりタンパク質を摂取しなきゃいけないというわけですね。 呪い(まじない)で筋力強化すりゃあいい……とはいえ、やればやるほど差が出るわけです。筋力を2倍にできたとしても、町娘のおかつ=筋力80と、狐化し鍛錬した於佳津=筋力160は、呪いの効力が出た後の筋力は160対320になるわけで、比は変わらずとも差は倍になるわけです。 呪いがあればこそ、鍛えることの意味はますます強くなるってわけです。
2021.05.11
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ ただ今現在は第6作を執筆中です。少々時間はかかりそうですが、22〜25話見当で進行中です。 里見と言うと、滝沢馬琴(曲亭馬琴)の『南総里見八犬伝』の里見氏を思い浮かべますが、その末裔です。なかなか精強で、河内源氏〜新田氏から枝分かれした氏族です。 この作品シリーズの第1作当時は、房総半島の小国である安房国から半島の根っこ側の上総国に突出している状況です。下総国で現・千葉市の小弓城に小弓公方として自立した足利義明(足利高基の弟で、第4作で討たれた古河公方・足利晴氏の叔父)を支援して、古河公方と北条に対立していました。 それ以前は、江戸湾を超えて、度々三浦半島に攻め込んでいて、氏綱を手こずらせています。特に勝浦に根を張る配下の正木氏が強力な水軍を擁していたようですね。 恐らく三浦半島を根城にしていた三浦氏がけっこう強力な水軍を持っていたでしょうが、陸面から北条の侵攻を受け、あえなく滅ぼされている。水軍勢は北条家に取り込まれているはずですが、海軍・水軍は操船技術が肝なので、人的に大損害を受けると立て直しが容易ではない。 里見氏はシリーズ開幕以前の1526年(大永6年)に、水軍数百艘を連ねて、鎌倉に殴り込んでいます。北条家は荒れた鶴岡八幡宮の再建に取り掛かっていたのですが、水軍の劣勢もあって、里見の軍勢が鎌倉に上陸して来るのを阻止できず、北西の玉縄城にも、里見と連携した扇谷上杉の軍が攻め寄せ、かなりのピンチだったようです。しかし、里見軍は鶴岡八幡宮にまで火をかけ、略奪の勢いのまま玉縄城に攻め寄せようとして北条の迎撃を受けて敗退。北条は返す刀で扇谷上杉の軍勢も撃退して、何とか面目を保ちます。これが所謂、鶴岡八幡宮の戦いです。 里見は鶴岡八幡宮を炎上させたことで大いに評判を落とし、略奪はできたものの益はなく、当主の義豊の権威は失墜。天文2年に発言力を増した叔父の実堯を義豊は暗殺するのですが、その子・里見義堯が反発してクーデタを起こします。これに氏綱は援軍を送り、義堯は義豊を自刃に追い込みます。この事件を天文の内訌と称します。 ただまあ、鎌倉への接近と上陸は、北条阻止できてないよってわけでしてね。義堯も、結局は氏綱に背いて、天文7年の第一次国府台の戦いに向かっていく。ただ、ここで里見との関係で小康を得たことは大きく、武甲駿の同盟に対して、河東の乱を起こして対抗することはできたわけでしてね。 河越夜戦以前の関八州の戦模様は調べるほどに面白い。
2021.05.09
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ ただ今現在は第6作を執筆中です。少々時間はかかりそうですが、22〜25話見当で進行中です。 河内源氏が拠点にし、頼朝が武士政権の首都に定め、北条氏綱が鶴岡八幡宮を再建した鎌倉という街は、相模の国のほぼほぼ東端に位置しています。現代の神奈川県と異なり、今の川崎市と横浜市の全域は武蔵国ですから。三浦半島と半島の西の付け根の鎌倉までが相模国です。「武蔵小杉とか何で武蔵?」と言う人もいるでしょうが、廃藩置県のごたごたのうちに「東京」の行政管轄から爪弾きにされて、川崎と横浜は相模に編入され、神奈川県になったのでしたwww 真面目に地理を見ると、相模国は沿岸の港・漁村を数珠つなぎに形成されていて、集落間の境界にちょこちょこ高地が張り出しているところがあります。鎌倉は相模の東端にあり、西北東の3方を高地にぐるりと囲まれている。軍事的に、街がそのまま城になり得、実際に城郭が置かれていないのに、鎌倉時代に鎌倉城と記した文書もあったそうです。 戦国時代は市街の北西部で現在の大船駅の近所の高台に玉縄城がある。同城へは外堀代わりの柏尾川から水軍の出入りや水運もあったことから、北条の水軍の拠点にもなっていたということらしい。今の作品の時点では、城主は氏綱の次男、氏康の弟の為昌です。少年と言っていい年齢ですが、無理無理に親族武将を入れてるのは、それだけ重要拠点と見なしていた証拠でしょう。 ただ、三浦氏が滅んで一帯の支配を固めたものの、里見との関係が上手く行かなくなると、里見の水軍の侵攻に度々合うわけですね。三浦半島も鎌倉も。後が続かないので、里見の戦略の組み立てが悪いんでしょうが。だけど、鶴岡八幡宮も焼き討ちに遭ってるわけですから、戦術上の優勢は里見の側にあったと言えそうです。 この焼き討ちやら再建やらが天文年間にごたごたとあったのが実際で、氏綱は一時は岩付城あたりまで突出しているのに苦戦に陥っているというのが、今書いているシリーズの直前なわけです。 で、里見と取り敢えず手打ちにして、鶴岡八幡宮の再建やるぜ、古河公方とも連携を強化するぜ、花倉の乱で今川にも恩を売ったぜ……という矢先に、扇谷上杉・甲斐武田・今川との婚姻同盟が締結されてしまい、氏綱は大激怒。前の作品の時点では、今川領の駿河国・河東地方に攻め込んでいるわけです。 まあ、鶴岡八幡宮ほどの神社で、当時は神宮寺もあって、神仏揃って霊的な防御力は高そうですが……蛮族的な物理的攻撃は防げないということです(断言)。だから、自分の小説世界でも、九尾の狐だって物理的な力で霊的な結界を破壊しているというわけでしてねw
2021.05.08
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ ただ今現在は第6作を執筆中です。少々時間はかかりそうですが、22〜25話見当で進行中です。 北斎すげえなあ……と思うのは、かなりクセの強いエロ絵も描いてることですね。タコは西洋ならデビルズフィッシュだし、相当に不気味がられているわけで、最終的にはクトゥルフまで生み出す異星生物的なもののはずですが……(てか、異星から来てるだろ、としか思えんのですが) 現代の触手系のエロ絵師に通じるところまで達してますよね。これ、しかも版画のわけですから、「手動印刷で量産していた」わけで、絵草子屋って、画廊というより、同人誌ショップ的な活況だったんでしょうねえ。 しかし、こういう無差別的エロが中近世の日本のある種の特色なので、明治〜昭和初期の禁欲的な政府と軍こそがタテマエばかりで異常なんですよ。本気で戦争勝ちたいなら、人口で圧倒するしかねえのに、何が「男女七歳にして席を同じゅうせず(キリッ」だクソボケ共と、本気で思います。
2021.05.07
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 昨日のブログで有名どころも春画を描いていると書きましたが、その証拠ですねw 北斎は浪千鳥と称される12枚かわあり、よく見れば、3枚はレズもの。江戸時代に入ってくれば、衆道の男同士以外もちゃんと出てくるんですね、百合ものがw。 衆道に代表される男同士の色恋沙汰が江戸時代半ばまで圧倒的に多いのは、女性がアクセスできない場が多いこととが挙げられますね。例えば、武家や仏教の修行の場や戦場が代表的で、その周辺にも男しかいない場が生まれやすい。ブラックな場でもあり、権威主義的心理傾向が立場の弱いものに一段と服従を強いるでしょうし、関係を求められれば、下の者は断れない。 さらに、男性の人口は大きな街に偏在しやすい。職業を得るのに便利ですから。土地という生産の場から遊離する男は人口集積地に集まり、農村・田園部は一夫多妻的傾向を強める。治安の悪さは、女性の社会移動も妨げる。都市そのものが男で溢れ、ゲイセクシャルの機会を単純な確率的に増やすんです。 こういう状況が一気に緩むのが江戸中期で、大きな都市での男の偏在が消えると、衆道も目に見えて衰え、逆に女性が偏る場でのレズも目立つ存在になっていくというわけですね。 北斎のエロもの12編に、衆道ものがなく、女同士が3つも含まれるのは、そうした理由からではないでしょうか。 それにヘテロな男の立場から言えば、キレイな異性ばかり見ていたいという欲求が強いんですよね。むくつけき同性の身体を鑑賞したいとは、自分は少しも思わない。だから、エロ・コンテンツとしての百合ものは鑑賞物としては好ましいんですよねえ。
2021.05.06
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ ただ今現在は第6作を執筆中です。少々時間はかかりそうですが、22〜25話見当で進行中です。 写真の春画は現代人の手になる物ですが、そこの宣伝文にもあるように、浮世絵の有名どころだって春画を書いているわけなんで、こういうのだってありですよね〜。妖怪がオモチャを持っちゃっているのは、自分的には興ざめですけどねww そこは触手ぽい手段を使って責めたいところですなあ。 そういうわけなんで、うちの九尾の狐は、9本の尻尾を自在に性具や拘束具……触手のように使います。そういう存在であれば、人間のスケベ心を必ず刺激しますよね。 外見的には、10代の前後半で成長を止めてしまいます。於佳津と紗絵はモフモフの半狐で、頭に狐耳を乗っけてる。他の3人だって取り憑いてる霊の力で半狐姿のコスプレは可能です。3人ともバイ・セクシャルです。国衆とは言え凛とした武家のお姫様から、素朴そうな百姓娘までタイプもいろいろです。 写真グラビアはない代わりに、うるさい著作権概念もないわけでね。美しい部類のあやかしで、戦で大活躍して、性的にも奔放でとなれば、絵師が放って置くわけがないですよねえ。 執筆中の第6作では今のところのプロットにスケベシーンは入っていないのですが、息をするようにエロいことは考えるので、すぐに話数が増えるくらいのエロ要素も入るでしょう。だって、当然の娯楽、生活の一部ですものね、エロは。人間的な妖怪でもきっと同じです。だから、作中にも自然のこととして、どんどんエロは入り込んできます。
2021.05.05
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ひびき やきトン味くらべセット 新発売 メーカー直送 ひびき 贈り物楽天で購入九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ ただ今現在は第6作を執筆中です。少々時間はかかりそうですが、22〜25話見当で進行中です。 平和主義者はヴィーガンが多いから肉食をやめてしまえ、日本の肉食は忌むべき軍事由来だぞ……というのは、あまり違和感のない主張です(激爆 元々日本の肉食は狩猟に支えられており、特に武士の時代には、狩猟を行うのは新興の戦士階級=軍人であった武士なんですよね。仏教が人々の生活を律する中で、食肉の習慣は限定され、家畜の肉を食うのは禁忌となり、せいぜい街の中に入り込んで人間を避けない犬猫くらいしか庶民は食わんのです。で、牛馬は使役動物として重要な労働力や交通機関だった。豚の飼育も定着せず、野生の猪がいるのみになる。他の動物は狩りでしか捕まらない野生動物。食肉目的の大規模畜産は江戸時代の日本では成立しなかったわけです。 そして、まちなかの犬猫さえ、生類憐れみの令で食う者がいなくなり、狩猟による食肉さえも、一気に【表向き】は禁忌同然となる。 せめて綱吉がいなければ、日本における食肉を巡る状況は大き変わったかもしれません。 結局、食肉の普及は明治を待たなければならなくなった。政府が主導して食事の西洋化を進めていくし、その中での軍隊での食事の洋食化こそが、食肉を推進する大きな力になった。そして、食肉こそが文明開化の象徴となった。元は動物の屠殺を行っていたアンタッチャブルな界隈が、食肉業の中心地になり、そこにはすき焼き・牛鍋を食わせる食い物屋が立ち並んだ。 かくして、日本の食文化は激変したわけです。 歴史を知るというのは、社会を変えるためのボイントを考えるのに大切なことですね。
2021.05.04
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ ただ今現在は第6作を執筆中です。少々時間はかかりそうですが、22〜25話見当で進行中です。 時節と暦、時間のことを扱うことも多いので時計関連の記事も多いのですが、実用ということなら、今はクォーツ時計で十分に安い時計が手に入るし、すごく正確です。 そもそも超精密に電子機器同士をシンクロさせるのでない限り、そんなに高性能な時計は必要ないと断言できます。実際、時計を睨みながら、秒を争うような仕事を普段からやっている人ってどれだけいるでしょう? 腕時計は趣味的なもの。そもそも時計自体が、昔はウルトラお大尽しか持てないような工芸品だったわけです。徐々に徐々にマスプロ化し、何とか小金持ちでも手に入るものとなったところでクォーツ時計が登場し、質さえ問わなければ、子供の小遣いでも入手可能となったわけです。 ですから、機械式時計は、ほぼほぼ趣味の時計だということになります。 でも、人間の時間感覚からすれば、機械式時計くらいの精度でいいのかもしれませんね。 例えば、この時計は趣味の機械式の入門時計として、なかなかおすすめです。自動巻きだから、活動的な人ならなかなかゼンマイは切れない。駆動時間の目安となるバワーリザーブ表示も付いている。月齢表示なんて、実用で必要な現代人はどれだけいるでしょう? そして、文字盤から機械式時計の精度の要になる枢要部の動作が眺めることができる。 ところが、これだけの機械ができて、腕時計になったのは20世紀の初頭になってやっと。それは、1969年のクォーツ腕時計の誕生で絶滅しかかっていたりするんです。ても、今は、そういう趣味のものである時計に……この時計なら10万円を超すお金を出していいやと言う人がいるから、製品として成り立っている。現代の先進国って、やっぱり豊かですよね。
2021.05.03
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ ただ今現在は第6作を執筆中です。少々時間はかかりそうですが、22〜25話見当で進行中です。 昨日が八十八夜でしたから、もう少しお茶について調べてみたのですよね。当然、お茶は加工食品であるから、しっかりとした表示義務が製造者に課せられるし、詳細なルールは業界団体が定めています。こういうのは現代ならではですよね。緑茶の表示基準https://www.nihon-cha.or.jp/pdf/hyoujikijyun.pdf この22ページ(26枚目)にお茶の種類の定義があります。以下に抜き出すと……1 煎茶 茶葉を蒸熱、揉捻、乾燥して製造したもの2 深蒸し煎茶 煎茶と同様な製造で、茶葉の蒸し時間を煎茶の 2 倍以上の時間で製造したもの3 玉露 一番茶の新芽が伸び出した頃からよしず棚などにコモ、藁、寒冷紗などの被覆資材で 20 日程度覆って、ほぼ完全に日光を遮った茶園(「覆下園」)から摘採した茶葉を煎茶と同様に製造したもの4 かぶせ茶 摘採前 7 日程度藁や寒冷紗などの被覆資材で覆った茶園から摘採した茶葉を煎茶と同様に製造したもの(中略)7 番茶又は川柳 新芽が伸びて硬くなった茶葉や古葉、茎などを原料として製造したもの及び茶期(一番茶、二番茶、三番茶など)との間に摘採した茶葉を製造したもの8 抹茶 碾茶(覆下栽培した茶葉を碾茶炉等で揉まずに乾燥したもの)を茶臼等で微粉末状に製造したもの9 粉茶 仕上げ工程でふるい分けされた粉末状の茶をいう。荒粉、切断された葉を含む(中略)12 粉末茶 茶を粉砕機等により粉末にしたもの(後略)なお、ほかにメジャーなお茶では、「ほうじ茶」が煎茶や番茶などを強い火で焙って製造したもの、「玄米茶」か煎茶や番茶に炒った米を添加したものと定義されています。煎茶よりも大衆的でお安めのお茶ですよね。 現代のお茶で、最も一般的なのは煎茶のわけです。これに一手間かけた煎茶のバリエーションがあり、摘み取り段階から工夫をしたのが玉露やかぶせ茶というわけですね。 一段落ちると考えられる番茶は、この定義を一言で要約すると「時季外れの茶で茎も入るかも」ってことになる。 で、抹茶。これは、簡単に書かれているけど、覆下栽培と書かれている時点で、玉露茶やかぶせ茶茶と同等の栽培というわけですね。いや、元々のお茶は抹茶なわけなので、本末転倒な表現でしょうけど。そして煎茶のような「揉捻」の工程を入れないで、乾燥の工程に入ってしまう。それでできた碾茶をゴリゴリっと臼で細粉にする。 玉露茶と質的には同等だと言うことは、他の「粉のお茶」との定義の違いでわかります。「粉茶」は明らかに通常の工程で出た粉を寄せ集めたものに過ぎないし、「粉末茶」も茶葉の質を定義していません。 高級茶プロセスの茶葉を昔ながらの石臼か、それと同等のキメの細かさの粉砕機で粉末にしたからこそ、抹茶と呼べる……というのが、現代の加工食品としての厳密な定義になりそうですね。 ただ、確かに、急須で淹れるお茶も美味しいのですが、茶葉を丸っと味わってみたいという欲求が自分なんかは強く、茶道の練習用とラベルされた安い抹茶や、写真のような「粉末茶」を飲んだりしています。 ウィルスへの免疫強化とか、あんまり信じていませんw ポリフェノール多めなら殺菌力が高い言うだけやろうが、というくらいの理解です。栄養素は多そうですが。 基本的に、お茶は濃いのが好きなんですよね。だから、茶葉がたっぷりの方がよく、それなら安手の抹茶や粉末茶がいいって話です。 それに、急須に残る茶葉って、もったいないなあと思うんですよね。たまにサラダに入れるとかしてみたりとかもします。あれを捨てるのは、もったいないお化けが出そうですよねえ。
2021.05.02
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ ただ今現在は第6作を執筆中です。少々時間はかかりそうですが、22〜25話見当で進行中です。 緊急事態宣言下とはいえは、暦は進み、5月1日を迎えてしまいました。今日は八十八夜です。 八十八夜は日本ならではの節(雑節)で、立春を第1日目として第88日目に設けられています。今年は閏年で立春が1日早いので、5月1日が八十八夜(平年は5月2日)。 何で日本ならではの雑節なのかといえば、新暦の導入によって作られたものだから。つまり、明治になって作られたものなんですね。新暦になって立春が2月の頭に移動して、季節感もズレが生じる。そこで春の新しい節目として置かれたのが八十八夜というわけですね。 一つには遅霜の目安。大抵の地方では「さすがに遅霜もなくなるだろう」。だけど北日本を中心に「それでも遅霜が起こり得るから用心して」という目安でもあるんですね。 ついでに、「茶の摘み取りに良いよね」「田植えの準備しようぜ」の目安。唱歌の『八十八夜』は前者で歌詞が作られていますよね。あれに見えるは茶摘みじゃないかあかねたすきにすげの笠 日当たりの良い丘陵地に茶畑は多く、宇治、静岡、狭山といった茶の名産地では、この時期の風物なわけです。 こんなのまであったw まあ、今書いている小説に八十八夜という言葉は出せないけど、ドンズバの季節なのですよね〜
2021.05.01
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作は執筆中です。少々時間はかかるかもしれませんが、22〜25話見当で現在進行中です。 第3作の氷室城夜戦 〜 関東管領を丸投げしたら少年は救われるかもしれない(R15版) では、船を使っての上野国からの逃走、第4作の江戸城燃ゆ 〜 武の本場で狐の姫君たちが無双する(R15版) では、古河を占領してからの河川を利用した兵力移動で電撃的な江戸攻略をやってみました。 なかなか内陸で水軍の活躍する軍記物が少ないもので、特殊作戦ですけど船を使って見たかったのですよねえ。 特に第4作の前半で古河を取りましたから。古河は関東公方正統の古河公方がいたわけで、天文年間は関八州の首都だったわけです。関東の政治的権威として置かれた鎌倉公方が古河に在所を移したのは、もちろん乱や幕政の混乱のおかげです。ただ、古河が選ばれたのは、産業(特に製鉄と窯業)の発達と、商業が繁栄しており、それらを支えたのが、利根川(下流で隅田川)、渡良瀬川(下流で江戸川)の水運のおかげなわけです。しかも、関八州を俯瞰すれば、ほとんど「ヘソ」と言える所にある。 交通の結節点だからこそ経済も繁栄し、政治的中枢にするのも都合がよかった。今の古河は関東地方のメリハリのない市街地連担のおかげであまり目立ちませんが、なかなか古都としての風情や風格があります。昔は下総の、今は茨城県の端っこという感がありますが、それは行政区画の都合のせいでしかなく、今も昔も人為的な境を越えた都市圏を形成しています。ちなみにヤマザキビスケット、山崎製パンは、古河が発祥ですね。 さて、これが戦国時代の前半のうちに強力な政治権力で統合の象徴として蘇り、交通を守護するしっかりとした水軍もあり、2つの大河川が江戸湾とつながって強力な経済圏が見えてきたら……え? ファンタジー軍記で政治史、社会史めいたことをつぶやいていると違和感ありますかね?w でも、そういう考察めいたことをやりたくて、小説を書いているもんですからねえ。
2021.04.30
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作は執筆中です。少々時間はかかるかもしれませんが、22〜25話見当で現在進行中です。 食肉を戦国時代中に流行らそうとしてるんですが、現代のように冷蔵庫や冷凍庫が普及しているわけではない。解体と流通の基幹部分に天然の氷穴を用いるような仕込みは、これまでのシリーズ中でやってるのですが……。小売店まで生肉を持っていき、次々に消費するところまでは行きそうにない。 となると、魚介類と同様ですかねえ。塩漬け、味噌漬け、酢漬け、天日干し。 ただ、森林伐採が進み、炭作りも盛んになる方向だから、燻製というのもありでしょうか。鰹節やいぶりがっこのような伝統的な燻製だって日本にはある。 ただし、ここでもまた江戸時代の壁なんですよね。鰹は太平洋沿岸では縄文時代から食べられていた痕跡があるようですが、保存性を高める試みはやはり干物が一般的だったみたいですね。 鰹節という形態が全国的に流通するのは江戸時代のようで。それと鰹節に限らず、いろんな魚を材料にした「節」も江戸時代には広まっており、関東では鯖節が一般には使われていたようです、 まあ、魚の加工から転用して来るのかな……日本人にとっての食肉は、食用家畜の大規模牧畜が行われない以上、狩猟によるか、家畜の廃用によるかしか供給がないわけで、そりゃあ動物性蛋白質の摂取は魚介が中心にならざるを得ないよというわけですね。それを打破しようと思えば、食用とはっきり目的化した動物の大量牧畜を確立させて、保存技術も発達させていくしかない。 写真のジャーキーは保存料などを用いずに、賞味期限は120日。現代の大量消費の体系にはなじまないかもしれないけど、中世日本ならば十分な保存期間ですよね。
2021.04.29
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作は執筆中です。少々時間はかかるかもしれませんが、22〜25話見当で取りかかっています。調べ物との平行になりますけどね。 いろいろと飲食についての調べ物もしていて時々、あれっ?と思うこともあります。 例えば、シリーズの第一作に、一服一銭というものを登場させました。氷室郡戦役顛末記 (R15版)『107 午一つ(午前11時)休憩 森脇村南外れ・一服一銭の小六』 現代のスタンドカフェの屋台版とも言うべきもので、湯沸かし・茶道具の一式を持ち、寺社の縁日だの、人の集まるところで、1杯1銭でお茶を振る舞っていたんですね。 室町から戦国時代には普通にいたようで、そういや『へうげもの』の瓜畑遊びでは、有楽斎が一服一銭を演じていたなあと思います。現代のお茶は大抵は煎茶。茶葉から煮出すもので、現代にいたる急須で入れる方式は江戸時代に確立されてるんですね。 だから、戦国時代の一服一銭は抹茶を使っていたと思うのですが……。現代的な定義だと、抹茶とは碾茶(てんちゃ)を石臼かそれに準ずる粉砕機で粉末にしたものです。碾茶は摘み取る前の20日くらいを直射日光に当てないように覆いをし、それを摘み取ってから、発酵、細断、乾燥させたんだったかな。この過程が煎茶とは異なり、煎茶のような揉み工程がない。 ともあれ、抹茶>煎茶の序列がありますね。抹茶は煎茶を単に細分させたものではなく、異なる摘み取り〜加工を経てできる。 ただ、最近は、煎茶を砕いて粉末にして、抹茶風に丸っと飲んじゃおうってのもあって、日本茶ミルもあったりするんですよね。 逆説的に見ると、抹茶を高級なものと位置づけたい日本茶業界〜茶道界の思惑ってやっぱりあるんでしょうかね? 戦国時代に茶の湯の価値創造が行われ、その価値を維持していきたいみたいな。 抹茶をお気軽な飲料として普及させ、インスタントコーヒーのごとくポイッと匙で粉末をカップにいれ、お湯を無造作に注いでごくごく飲む。そんな風流のかけらもない飲み方をするものという歴史改変をやらかしたら、茶道警察のような人から怒られるのかどうか?www
2021.04.28
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作は執筆中です。少々時間はかかるかもしれませんが、22〜25話検討で取りかかっています。調べ物との平行になりますけどね。 本シリーズでは、日本の食生活も大きく変えたいと思っていて、肉食を当たり前のことにしようというのと並んで、甘味料をもうちょっと広めたいなあとも思うのです。日本の製糖業が南西諸島から本土に広まるのは享保の改革のころで、江戸時代の中期になります。製糖を全国に広めようとして、結局、サトウキビの産地として根付いたのは讃岐と阿波だったという顛末。産業化するのは明治に入ってからなんですよね。 砂糖を用いる菓子としては、金平糖(こんぺいとう)と有平糖(あるへいとう)の2種類が戦国時代のうちにポルトガルの宣教師の献上品として登場しています。金平糖は『麒麟がくる』にも出ていましたね。金平糖はconfeito、有平糖はalféloaまたはalfenimが語源とされ、どちらもポルトガル語です。 どちらもハードキャンディですが、有平糖はサクサクした歯ごたえを楽しむもの。 作品との縁では、小田原に「ありへいとう」の名で根付いていますね。
2021.04.27
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/ 第6作は執筆中です。少々時間はかかるかもしれませんが、22〜25話検討で取りかかっています。 このところ、北条家の事情についてのお話が続いていますね。今回は、小田原という町について。自分は何度か小田原を訪れています。箱根駅伝で毎年中継所になって、テレビで様子も伺えるし、非常にいいポジションにあるよなあと思いますね。 小田原城址自体を観光に使え、漁港の加工食品……蒲鉾を名物にできている。もとより重要な交通の結節点です。 今では観光名所としての箱根と伊豆半島、両方への交通の中継点となっているのが小田原のわけです。しかも、どちら交通の隘路なわけで、小田原を握ると東海地方と関東地方の交通を統制することができるわけです。 人の通行を止めるには箱根に関を設ければいいけど、軍隊の移動を妨げるには、下ったところに拠点になる街があるのは、偶然ではない。同じような事情で駿河には沼津の町が形成されています(城の建築は江戸時代ですが)。どちらも、軍事的にも重要拠点で、現代に至っても大きな地方都市圏を形成していますね。 氏綱が大森氏から奪った小田原城へ拠点を移したのは、きちんとそういう交通事情が見えていたということでしょう。西の守りは父の代の本拠の韮山を前哨とし、小田原をしっかり押さえ、相模全体を経営しようという思考が働いているわけです。 相模湾というゆるい内海の中にあって海路の重要な港でもある。山と海を結びつけるポイントだったのが、小田原という町だったというわけでしょう。 こう考えると、今川が婚姻外交で扇谷上杉や武田と接近しただけで、河東を押さえる挙に出たのも、沼津〜韮山・箱根〜小田原の防御ラインを厚くしなければ、今川が動いたときに抑えきれないという強迫観念が働いたのかもしれませんね。
2021.04.26
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九尾の狐の戦国史シリーズ5作目【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたかhttps://novel18.syosetu.com/n3848gt/第6作はプロットを調整しながら、文章も書き始めています。割とオーソドックスな戦国ファンタジー戦記になる……はずw この作品は天文(てんぶん)年間で、謙信、氏康、信玄の対決の時代だった永禄年間に比べると、どうしても影が薄いんですよね。で、北条氏綱という大名の存在感自体も薄い。永禄の関八州がメジャー過ぎるせいかもしれませんね。 史書として残る『北条五代記』の五代とは、早雲、氏綱、氏康、氏政、氏直になるわけですが……。創業者・早雲、戦国史最メジャーの担い手・氏康、関八州支配を完成させながら滅ぼされてバカ評価される氏政・氏直親子に比べると、「氏綱って何した人?」ってなっちゃうのは、しょうがないのですよねえ。 でも、天文10年になくなるまでの事跡を拾えば面白い人なんですよ。 北条の本拠っていうと、小田原城ですが、小田原への本拠移転を進めたのは氏綱です。 そもそも、北条を名乗るのも氏綱の代からです。 小机城、江戸城を奪取して南武蔵(東京都)の支配の足がかりを作ったのも氏綱です。 さらには、北武蔵にも度々侵攻し、岩付城を一時的に占拠したのも氏綱です。 古河公方・足利晴氏と提携し、葛西城近辺から下総、上総方面に出撃する契機を作ったのも氏綱です。 そのくせ、包囲網を形成され、岩付城を奪回されたり、里見氏に海路から相模に攻め込まれて鎌倉を焼かれたりするドジなところもあるのが氏綱です。 家督相続の支援をした今川義元に裏切られて扇谷上杉、武田と包囲網を組まれたことに激怒し、今川と手切れにして駿河に攻め込んだのも氏綱です。 河越城を陥落させ、扇谷上杉滅亡への道の下地を作ったのもの氏綱です。 北条氏綱公御書置という非常にためになる遺訓を残してもいます。勝って兜の緒を締めよ 日本人が大抵は聞かされているこの箴言は、この遺訓の最後の一条にある一、手際なる合戦にて夥敷勝利を得て後、驕の心出来し、敵を侮り、或は不行義なる事、必ある事也。可慎。散々如斯候而、滅亡の家、古より多し。此心、万事にわたるそ。勝て甲の緒をしめよ、といふ事忘れ給ふへからす。右、堅於被相守者、可為当家繁昌者也。(俺訳)一つ。巧みな合戦の運びでおびただしい数の勝利を得ても、おごりの心が生まれ、敵をあなどり、あるいは、馬鹿な行状に走ることは、必ず起こる。慎まねばならん。散々にこのようなことになり、滅亡に至る家は、古来より多い。この本質は万事にわたっているぞ。勝って兜の緒を締めよ、ということを忘れてはならない。右に示した条々を堅く守ろうとする者こそが、当家の繁栄をもたらす者となる。が出典なんですよね。 とにかく、お前らは、氏綱公の偉大さをもっとよく知るべきなのでーす。
2021.04.25
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