小沢氏の国替えや著名人の名前も浮上する中、太田氏への“刺客”に選ばれたのは、小沢氏と親交があるチルドレン青木氏だった。
小沢氏は「 私自身も出馬を検討したが、諸般の状況があり、代わりに勝てる候補を探した 。私で役に立てるならと決断してくれた」と経緯を説明。「何としてもこの選挙で勝つ候補ということで要請した。絶対勝利できる」と、青木氏に最大級の期待を示した。
ただ、青木氏に落ち着くまでは混乱した。当初、別の女性候補が有力視され、小沢氏自身「この方をと思った人もいたが、なかなか決断がいかなかった」と認めた。青木氏に出馬を打診したのは今月17日で、地元に決定と伝わったのは「今日」(地元関係者)という慌ただしさ。それでも 小沢氏は 満足げで「必ず勝てる。(比例優遇など)特別なことは考えない。断固この選挙区で勝つ」と、自信たっぷり。激戦が予想されることには 「太田さんは、そんなに強い候補とは思いません」と言い切った 。
国替えを見送った小沢氏は、岩手4区から出馬する。見送りに関連し、衆院選後、公明党と連携する可能性を問われ「考えていない」と否定したが、 小沢氏が衆院選後の政界再編や関係構築をにらみ、あえて公明党とのガチンコ勝負を避けた との見方は消えない。 小沢氏自身 、17日の民主党都議らとの会合で「政権が交代する選挙で、おれが12区に行けば波風を立てることになる。 公明党とのガチンコはまずいよな」と漏らした 。 鳩山由紀夫代表も「もし小沢氏が出馬していたら、公明党との関係は相当決定的になった」と、公明党への配慮 をにおわせた。
小沢氏の「特命」を受けた青木氏は、議員バッジをつけたまま会見に臨んだ。「このときしかないと決意した。生まれは墨田区。(12区は)同じ下町で特別な思いがある」とつながりを強調したが、組織づくりなどはすべてこれから。元タレントで知名度は高いが「厳しい選挙戦は覚悟している」と、気を引き締めた。
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