2022/12/24
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カテゴリ: 書籍関連
「戦略」とは限りある資源についての選択と集中を意味する。どのような資源にも限りがある。

その限られた資源をどこに集中するか考えて、その使い方を選ぶことが戦略思考。戦略は徹底して実行すると必ず効果が出る。

相手が間違った歴史を振りかざすのでこちらも正しい歴史を主張するという行動は、たとえていえば相手が殴りかかってくるので自分も殴り返すという行動に似ている。

そうしなければ殴られっぱなし、なめられっぱなしになるので、殴り返すという行動自体は悪い行動ではないが・・・。

しかし、本質的には相手がなぜ殴りかかってくるのかその原因を理解し取り除く努力をしなければ、殴り返す行動はあくまで対症療法ということになってしまう。

意見が異なる相手に正面から対抗しても効果は少ない。それよりも効果が高いのは「私とつきあうと得をする」人の数を増やすことだ。こう考えるのが戦略思考というものである。

歴史認識が異なるから日本と外国の関係が悪くなるというのが因果関係ではなく、日本と外国の関係が悪くなると両国での歴史認識が異なるようになるというのが正しい因果の捉え方だ。

いい人間関係ができると仕事もうまくいく。つまり人間関係が原因の方で、それが結果として管理職たちの権力を確立してくれている。世の中は本当の因果関係が逆になっているケースはたくさんある。

戦略的な思考力を高めていくうえでは、まずその問題が何の問題なのかを深く理解することがスタート地点で必須だ。

そうして何の問題なのかがはっきりしたら、それについての検討の選択肢を広げていく思考法が大切だ。

情報収集力、論理力、右脳で全体の整合性をイメージする力、正義感というか倫理力の側面からの判断、こういった力がバランスよく発揮できることが重要だ。

分析力や観察力というのも戦略思考の質を上げるためには大切な力で、このような力があると一回一回の議論ではなくて、前回の議論を反省して次回もっといい議論をするための全体の底上げが行われるという。

その中から何か1つを選んで決める。









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Last updated  2022/12/28 10:13:17 AM
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