1996年、当時のスペインで脂の乗り切った世代の4人のシンガーが集結し、大規模な国内ツアーを行なった。翌年に入ってもツアーは続き、海外(メキシコ、ベネズエラ、アルゼンチンなど)でも公演が行われた。この時のライヴの記録(厳密にはマドリードでのライヴを収録)が『エル・グスト・エス・ヌエストロ(El gusto es nuestro)』という盤である。
その4人とは、アナ・ベレン(Ana Belén)、ビクトル・マヌエル(Víctor Manuel)、ミゲル・リオス(Miguel Ríos)、ジョアン・マヌエル・セラー(Joan Manuel Serrat)である。最初の2人(参考過去記事)はデュオで長く活動してきた。M・リオスは1960年代から活動していた有名ロックシンガー。J・M・セラー(参考過去記事)も1960年代後半~1970年代に入る頃からのよく知られたシンガーソングライター。つまるところ、過去に共演歴を持つ大物たちが一斉に集合して大規模コンサートを行なったというわけで、当然のようにツアーは大成功し、アルバムは大きなセールスを上げた。