音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2020年12月05日
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セカンド作にしてクリスティン在籍のラスト作


 チキン・シャック(Chicken Shack)は、1968年にファースト作 『40ブルー・フィンガーズ』 を発表し、アルバムチャートで全英12位を記録した。その勢いのまま、翌年に発表されて全英9位となったセカンド作が、この『O.K.ケン?(O.K. Ken?)』という盤である。

 スタン・ウェブ(ギター、ヴォーカル)とクリスティン・パーフェクト(キーボード、ヴォーカル)の中心に、アンディ・シルヴェスタ(ベース)、デイヴ・ビドウェル(ドラムス)という4人のメンバー編成は前作と同様だが、クリスティンはジョン・マクヴィーとの結婚により、本盤を最後にバンドを脱退することとなった。前作との違いとしては、ホーン・セクションが拡充されている。実際、収められた楽曲の演奏は、トランペットやサックスといった楽器の演奏が比較的目立つ。あと、曲間(トラックとしては各曲の冒頭)には、メンバーによる“会話”が挿入され、曲の説明らしきことを行っているが、個人的にはひたすら曲だけを聴かせるスタイルでもよかったのではないかという気もする。

 収録曲に目を向けると、前作よりも自作曲(ウェブ、パーフェクトおよびこれら2人の共作)が増え、カバー中心のファースト作よりもオリジナル色が濃くなっている。以下、本盤収録曲の中から、個人的好みに基づいて推奨曲をいくつか挙げてみたい。まず、スタン・ウェブのギターを堪能したい向きには、4.「ポニー・アンド・トラップ」、8.「レミントン・ライド」といったインスト曲がお勧め。ただし、8.の方から感じられる雰囲気に比べ、アルバム全体としてはもっと演奏が分厚いという印象が強い。自作のナンバーで特にいいと思うのは、アップテンポで分厚い演奏の2.「ザ・ライト・ウェイ・イズ・マイ・ウェイ」、ウェブとパーフェクトの共作でパーフェクトが歌う3.「ゲット・ライク・ユー・ユースト・トゥ・ビー」。クールで、何よりもカッコよさが光る6.「ア・ウーマン・イズ・ザ・ブルース」。もちろん、しっかり(そして、べったり)とブルースを聴かせる部分も健在で、そうした点では、11.「スウィート・シックスティーン」が特にお勧めである。


[収録曲]

1. Baby's Got Me Crying
2. The Right Way Is My Way
3. Get Like You Used to Be

5. Tell Me
6. A Woman Is the Blues
7. I Wanna See My Baby
8. Remington Ride
9. Fishing in Your River
10. Mean Old World
11. Sweet Sixteen

1969年リリース。




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O.K.ケン? [ チキン・シャック ]

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Last updated  2020年12月05日 06時21分59秒
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