音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2023年03月26日
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ギターを堪能できる好盤


 ロイ・ブキャナン(Roy Buchanan)は、1939年生まれのアメリカのギタリスト。一般にはあまり名前を知られておらず、マイナー・アーティストであるかのように扱われてしまうことが多いが、エリック・クラプトンやジェフ・ベックが敬愛するギター奏者として紹介されたりする。1988年に48歳で亡くなっており、酔った末に問題を起こして拘留され、拘留先で首を吊ったとされる。

 本盤『メシアが再び(A Street Called Straight)』は、1976年に発表された5作目のスタジオ・アルバム。子どもを膝にのせてテレキャスター(フェンダー社製のギター)を構えているジャケット写真も実にキマっている。ロイ・ブキャナンの作品に初めて手を伸ばす人には格好の盤ではないかと個人的に思っていたりするアルバムでもある。

 いくつか注目したい曲をピックアップしてみたい。1.「ランニング・アウト(ラニング・アウト)」は、彼らしさ全開のオープニング・ナンバーで、筆者のなかではこの雰囲気こそブキャナンというイメージだったりする。4.「グッド・ゴッド・ハヴ・マーシィ」は、エレキギターでの弾き語り風のナンバー。ヴォーカリストとしてのよさも十分に兼ね備えていたことがよくわかるなかなか魅力的な1曲である(6.「カルソ」でもそのヴォーカルのよさが生かされている)。

 インスト曲の7.「マイ・フレンド・ジェフ」は、表題からもわかるように、ジェフ・ベックに捧げられたナンバー。この前年にリリースされた 『ブロウ・バイ・ブロウ』 の中で、敬愛するロイ・ブキャナンにジェフ・ベックが名曲「哀しみの恋人達」を捧げたことから、これに呼応してこの曲がアンサートリビュートとなっている。

 本盤での大きな聴きどころの一つは、邦題(原題は別のタイトル)にも採用された10. 「メシアが再び(メサイア・ウィル・カム・アゲイン)」 ファースト作 に収録されたナンバーの再演で、ゆったりと曲が流れていく中、彼のテレキャス演奏の魅力が発揮されている。この“泣きのギター”は、筆者的には、サンタナの 「哀愁のヨーロッパ」


[収録曲]

1. Running Out
2. Keep What You Got
3. Man on the Floor
4. Good God Have Mercy
5. Okay
6. Caruso
7. My Friend Jeff
8. If Six Was Nine
9. Guitar Cadenza
10. The Messiah Will Come Again


1976年リリース。



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Last updated  2023年03月26日 08時15分01秒
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