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2004/01/27
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カテゴリ: カテゴリ未分類



昔々の話だけど。。。

miccoの通っていた高校は大学のように高3になると

単位制で授業を志望校の学部に合わせて設定する事が出来るシステムでした。

数学の得意なmiccoでしたが。。。科学・化学が馬鹿だったので

文系で6時間のうち4時間は大嫌いな英語と言うような涙が出るような時間割の中で

「民話」「ヨーロッパ美術史」だけは好きな分野で遊びの授業として選択しました。

京大出のM先生(現国・古典・漢文の先生)が話す民話に最初の授業から心惹かれました^^

本屋大好きのmiccoが聞いた事はないけど「ラジオ小説」のような?!

語るべの様な独特の話口調で語られた最初の民話は

「屁こき嫁」の話でした^^;

その後も柳田國男 (1875-1962) の世界のような楽しい授業でした。

今夜あるページにアクセス履歴をたどり拝見した時、昔話?民話?に関する日記だったので

この民話を思い出し何故かこの授業を思い出しました。

先日このM先生が脳溢血で倒れられ

数人の同級生とお見舞いに行きました。

記憶もおぼろげなその先生にmiccoは学生時代大変お世話になり

たった一人心許した先生だった。

最初、先生の変わり果てた姿を見て呆然とした。。。

同級生がみな声を掛けたのですが、あまり反応がありませんでした。

とても切ない思いに駆られ

おもむろに先生の手を取り目を見ました。

こう言う時は言葉じゃなく温もり?ってmiccoの嗅覚が教えてくれたのか。。。

するとM先生がしばらくじっとmiccoの顔を見た後

涙を流した。。。子供のように泣き出したのです。

その涙を見てmiccoも言葉も失い同じように泣いてしまった。

先生はmiccoの顔を見ながら「うんうん」と言うようなそぶりを見せ

とても優しい昔のままの先生の表情になった。。。

一瞬だけど心が通じたとmiccoは感じられお見舞いに行けて

これが最後かも知れないけど会えてよかったと。。。

病院を後にした時、同級生たちは「miccoの事はM先生分かったみたいだったね!」と言ってくれました。

その言葉を聞きあの時、元気で笑いながら「屁こき嫁」の民話の話を朗読した先生の元気な姿がよぎり

miccoは嗚咽し泣き崩れてしまいました。

人は年を重ねそして死んでいく

だけど出逢った多くの人 日々の忙しさで忘れていた人

そう言う思いをきっとランダムで来てくれた楽天の仲間のページで

民話に触れM先生を思い出させてもらえました。

高校時代の民話のあの授業の風景も思い出させてもらえた。

人との出会い・文字との出会い。。。そして忘れていた事を

今一度思い出させてもらえました。

同居で今、悩んでいるmiccoだけど、今後本当に同居になるか?

まだ現状では分からないが、流れにそい受け入れる事

逆らわない姿勢。。。

巡り合わせ・必然性?!

そのような事を考えさせられた夜でした。









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最終更新日  2004/01/27 01:45:47 PM
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