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雲が流れてゆく


いつから目を見なくなったのだろう

いつから触れることもなくなったのだろう

もうどれくらいキスさえしてないのだろう


ふたりなのにひとりの時間があまりにも長く

別々の方向に道が出来始めた

雲はゆっくりと流れ同じ時が流れているというのに


雲が流れてゆく

雲は流れてゆく

何もなかったかのように

雲は流れゆく


振り返るのは、まだ早いのかもしれないが

ひとつ思い出せば次から次へと浮かんでくる場面

あの時の目の輝きは何処に消えたんだろう


長い時間を掛けて蝕んだ心の破片を

片隅に封印し目を見開いた瞬間

雲の流れが穏やかに感じる


雲が流れてる

雲は流れてる

何もなかったかのように

雲は流れてる


Micco





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最終更新日  2007/11/01 11:13:28 AM
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