全3件 (3件中 1-3件目)
1
広島刑務所からの逃走事件。二日が経った今日,普段は学校送り迎え厳禁の方針を貫いているわが家ですが,委員会の仕事で朝日が昇る前の早出だという息子を学校まで送ってきました。-----事件が起こった当日,刑務所が位置する中区吉島の川伝いの西区方面に車で出かけていたら,おびただしい数の警察車両を見かけました。なんだろう?新春の交通取締り強化?・・・にしても・・・???程なく,携帯の防犯メール着信。事件を知りました。家は離れているけれど練習場は少し近かったりするので,不安がよぎります。一緒に練習に通う息子のお友達から私の携帯に『今日は先に行ってるね~』のメールが届き,どうやら事件を知らない様子?ここで前触れもなく注意を喚起すべきかどうか迷っているときに息子と連絡が取れ,息子の学校では帰宅後外出禁止の通達が出たらしいことを知ります。直後,チームの練習中止連絡が入り,ひとりで移動しているおともだちと早く連絡をとらなきゃ!仕事中のママ友に連絡,直接すぐにお友だちに連絡,混乱なく状況を説明し,早々に帰宅の途につけることができました。。-----おどろおどろしい警察車両を見ていなかったら『対岸の火事』的に見過ごしてたかも。普段こまめにやり取りをしていなかったら,お友だちがひとりで練習場に行って戸惑った話しをあとからきいて冷や汗をかくことになったかも。-----今回はうちがおともだちのことを気遣いましたが,どちらかというとうちはお世話になることが多いうちで。小学校でサッカーを習っている頃,小雪のちらつく冬の寒い日に,『ノンキャリさんちの息子ちゃんがノースリーブのシャツ一枚でグラウンドを走ってるけど大丈夫?』なんて目撃情報をもらうこともしばしばありましたし,家の鍵を忘れてうちに帰れず,登校班でお世話してる(つもり・・・)の下級生のおともだちのおうちにお世話になったことも数度ならずあります。たまたまうちの子が数人の中学生に囲まれて怖い思いをしたあと,その後の近所のこどもたちが同じような事件に巻き込まれないように対策をして欲しいと願ったときも,学校としての一斉連絡は叶いませんでしたが・・・(これはとても残念なことだけど),町内会や,子ども会や,同じサッカーチームの保護者の方がた,地域の交番のおまわりさん,担任の先生が単独で独自の動きとして,登下校の通学路の見守り活動の方,事情を聴いてくださったみなさまが,横に横に繋がってくれて,“地域で見守る”ってことの意味を肌で知ることとなりました。守られていることを知る中で,自分も,守る側としてひとつでもなにかできれば・・・と思い始めて,あたりまえにできることを考えている中で,こどもたちを“地域で守る”ってことは,なにかの運動や活動に参加するという大きな動きだけではなく,いつも普段付き合いのある“この子”,いつも見かける“あの子”のことを心に留めて,親同士声を掛け合うこと,たったそれだけのことから始まるのだと思い当りました。わが子と,もうひとり。そうやってひとまわり外側まで目を向ける習慣をつければ,大人の目から零れ落ちるこどもは居なくなるはず。ほんとうにあたりまえの,あたりまえ,のことで,あえて言葉にすることでもないことかもだけど,不安に駆られるときだからこそ,ちょっとした声を掛け合うだけで,大きな安心が得られると感じます。-----歩いて30分の通学路を選ぶときに,『捻挫しても送って行かんよ』と通告した母が,暗いだけで送ってくれるということに驚き,ついでラッキー♪と喜んでいた息子だけど,ほどなくテンションダウン。『危機感』があるときに,具体的な危機管理のことを少しでもたくさん話せればと思うわけで,暗い道を歩くときの注意点とか,お金の持ち歩きについての注意点とか,5分の車上は『オレなにか怒られてる~?』と勘違いするほどのみっちりとした訓戒タイム。いやいや。『リアルに危険を感じることができるときに危機管理のシミュレーションをして,普段から危ないことから遠い場所に居る習慣をつけて欲しいのよ。』『あんたがかわいいけん危なくないようにって転ばぬ先の杖もたしてるんよっ!』最後はお約束の母逆切れバージョンで時間切れ,いってらっしゃい(^o^;)-----小言の多い母にたっぷりとまとわりつかれて大変な思春期を過ごしている息子は,『オレも大変なんよ~』のネタを携えてご近所のママたちと交流を図りまくり,なにかと声をかけてもらえていて(ちょっとした目撃情報も私のもとに届けてもらえ),とてもありがたいです。-----事件が収束していくまで,多かれ少なかれ誰もが不安を持つときこそ,いつもよりひとつたくさん声を掛け合って,ひとりじゃない安心感,繋がっている喜びで,満たされ,不安を駆逐していきましょう,ね!(*^^*)。
January 13, 2012
コメント(0)
第90回全国高校サッカー選手権の決勝戦をさっきまでテレビ観戦していました。開始直後の四日市中央工の先制点を市立船橋が追う形の90分。後半戦のアディショナルタイムで『まさか』とも『やっぱり』とも思える市立船橋キャプテン和泉の得点。そして延長後半戦での和泉二点目勝ち越しゴール,あきらめない四中工。最後までゴールを目指し合うもホイッスルは鳴り…。どちらのゴール前でも思わず声が出てしまう,素晴らしい試合でした~。*****どちらを応援するというつもりもなく臨んだのだけど,四日市中央工は主将が累積警告で出場できず,スタンドから見守る姿を見ていると自然四中工を応援する形に。市立船橋の猛攻,足を攣っての交代,感極まり涙を流しながら…。選手も,監督も,応援席も,テレビの前の観客も,みんな涙を流しながらの90分だったと思います。*****お昼にひとりでサッカー観戦をするなんてめったにないことだけど,おなじみサッカー少年の息子は,今日はテレビに映る国立競技場のスタンドのどこかでこの決勝戦を観ていて,『あいつテレビに映るかもよ♪』との夫ど真ん中トークにほだされてテレビにかじりつくことに。息子が中学生になって入ったサッカーチームは,高校生になったとき目指せるサッカーを肌で感じさせる体験をたくさんさせてくれて,毎年この高校選手権の決勝戦観戦遠征に行くのです。*****夜出発して朝帰宅のバス遠征。なんと四泊。年末三泊の九州遠征を終えたばかりで,三が日最終日あたりから冬休みの宿題,遠征の準備,登校日の準備にスパートをかけ,すべてをやり終えた息子も,やり終えさせた私も,出発の6日夜はすがすがしく手を振り合った・・・直後,母…初体験の連続遠征(しかも連泊)に,淋しい病爆発,ぐだぐだのでろんでろん…。できることなら寝てる間に四日間が過ぎてくれたらいいのに…とごはん作る気にもならず,だらだらと泣きながら,『今日寝たら明日から三晩経ったら帰ってくるし…』とか,いんちき計算を何度も数えなおしていました。*****サッカーチームに入ってからというものは,サッカーのこと,サッカーの時間はもう100%監督に委ねて,口を出さない方針に切り替えています。交通機関を使って練習や試合に通ったり,親が同伴しない遠征に行ったり,行動範囲が広がって見えない場所で過ごす時間が増えた去年,見えない時間を,安全に無事に楽しめるような準備を,口出しができる今の間に,できるだけさせておきたいと,新しい中学校生活,中学生としての勉強の取り組み,定期試験のこと,練習に通うに際しての安全管理や公共のマナー,心身の成長のこと,健康管理,ものごとをすすめていくということ,お金の使い方,いろんなことを話しあって,取り組んできて,けんかも言い合いもして,その分,感謝しあったり喜びあったりすることも増えて,一緒に居る時間は減ったのに,過ごす時間の密度が濃くなった気がして,だから何日も居ないと,もう巣立たせたような喪失感が襲ってくるというか,それを想像してしまってぐだぐだになるというか。そんなんだから,帰ってきたときに,一緒に決勝戦の話しができるのが楽しみでひとりテレビに向かった・・・のだけど,結果的には興奮しまくってしまったので,ひとり観戦でよかったかな~と思ったりもして。*****淋しい割りに,行った先の心配はあまりしていなくて,何とかやってくるだろうという安心感が少しだけ持てるのは,彼が成長したということなんだろうな~と思うと,あともう少し,がんばってガミガミ厳しい母さんで居ようと,帰宅が見えてきた今になってようやく気分も上向いてきました。*****ぐだぐだの三日間には,それでもひとつ大きな結果があって…車のメンテナンス,やりました!あまりのぐだぐだぶりを見かねたのか(?)夫からミッションを言い渡され,グッズの買い物に連れて行かれ…ぼっこりとへこまして錆までついていたドア,前後のバンパー,磨いて,パテ埋めして,塗装,しました。ちょうど三日間かかって,今日のキックオフ前に滑り込みで完了。あちこちやってみて少しずつ要領もよくなって,最後フロントバンパーは塗料の液だれもなくそこそこ丁寧にやった感もあり。『わしのもやってや~』と夫。『夏には一週間の長期遠征があるらしいけん,そのときなんぼでもやってあげるよ~』*****勝った子も,負けた子も,肩をたたきあいながらぐしゃぐしゃに泣いていたピッチの上。強い気持ちを持ち続け,たくさんの感動を与えてくれたこどもたちに感謝を伝え続けた両監督。自分のやりたいことに真摯に向かい続けたこどもたちの流す涙を見ればだだ漏れに涙が流れて,こんなふうな,沸き上がる気持ちを,青春を,いつまでも味あわせてくれる息子にこっそりとありがとうと思いながら,あー帰ってきたら“ちょっとだけ”嬉し泣きしちゃろ~と思いつつ…。長い長い冬休みを,ようやく本当に終われそうです。
January 9, 2012
コメント(0)
新春というのはひさびさの記事を書くのに良い口実になるなぁ…と,ちゃっかり投稿しております。すっかりご無沙汰してしまった2011年。断片的な記事,心身の大きな変化の記録的なブログとなってしまいました。今年は“こんなふうに”という道しるべなく,それでもやっぱりこの場所は落ち着くな~という気持ちだけでのスタートです(爆。*****去年どんな書きはじめだったっけ?と2011年の初記事を読み直したら,いきなり『2010年が~』とか書いてて,おいおいずっこけ~しかも気づいたのは一年後,って改めて自分のドンくささに気づいたりして。そんな去年最初の記事に,祖母のことを書いていました。このブログで去年を振り返る今,書きたくて書けなかったこと,何度も書いてはアップできなかったこと,祖母を見送ったこと。ようやくですが改めて書きたいと思えるようになりました。年明け一番に会いに行ったこと。私たちの顔を認めて驚いて喜んでくれて,離さず握り締めてくれた手の力強さに,いいお正月を迎えられたと嬉しかったことを,このお正月,何度も思い出していました。夫の実家に帰るときはいつも一番におばあさんの顔を見に行っていたから,今はまっさきに,遺影に手を合わせに行きます。そこに居て,訪れることを待っていてくれたひとの不在が淋しい。お墓参りは,大切なひとが,いつもそばにいてくれることともう一度感じたい。今ここにある自分や家族が,護られて生きていることのありがたさを感謝したい。そこに眠る人のためというよりも,ゆっくりと偲びたいと望む自分たちのためにしているようなものだと,今になって知ります。*****いろんなことがすとんすとんと腑に落ちてくる今は,流れにさからわず身を任せつつ,焦らず,出会うことひとつひとつをしっかりと味わっていたいときでもあります。思うままありのまま。本年も,どうぞよろしくお願いいたします。
January 3, 2012
コメント(0)
全3件 (3件中 1-3件目)
1