a Book and Tea

a Book and Tea

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Favorite Blog

やっぱり読書 おい… ばあチャルさん
ヘイフリックの限界p… ヘイフリックの限界2さん
システムエンジニア… モモンガ2006さん

Comments

alex99 @ Re:塩野七生『ギリシア人の物語』(46/52)(12/18) 塩野さんの文章が簡潔なのは ラテン語から…
Julia3835 @ Re[1]:塩野七生『ギリシア人の物語』(46/52)(12/18) alex99さん >明けましてお目出度う御座い…
alex99 @ Re:塩野七生『ギリシア人の物語』(46/52)(12/18) 明けましてお目出度う御座います 本年もよ…
Julia3835 @ Re[1]:中川毅『時を刻む湖』(41/52)(12/02) alex99さん、コメントありがとうございま…
alex99 @ Re:中川毅『時を刻む湖』(41/52)(12/02) ダーウィンが神を殺したと思います それだ…
2023.05.25
XML
カテゴリ: 読書
あの『くまのプーさん』の作者がこんな作品を書いていたとは。

A.A.ミルン著『​ 赤い館の秘密 ​』
赤い館の秘密【新訳版】(創元推理文庫)[A・A・ミルン]

実は、この本の存在を知ったのは
中尾真理著『​ ホームズと推理小説の時代 ​』を読んだからです。

ホームズと推理小説の時代(ちくま学芸文庫)[中尾真理]
個人的にはホームズが好きというより
ジェレミー・ブレットが好きなのですが、
この本では推理小説(あるいは探偵小説)の歴史を概観することができます。


早速図書館で借りて読んでみました。

表紙の絵は、作風を表している気がします。
もちろん殺人事件ですから悲劇ではあるのですが、
並んで歩く二人の姿も、どこか温かみのある雰囲気を醸しています。

赤い館の当主マークのところに、長い間音信不通だった
どちらかといえば厄介者の兄がやってきますが
当主と面会後、あろうことか、すぐに殺されてしまいます。
そしてマークは兄を殺害して逃げたのか、行方不明に。

たまたま赤い館にマークの友人として招かれていたウィリアムと、
そのウィリアムを訪ねてきたアントニーの二人が
ワトソンとホームズになったつもりで事件を調査するという物語です。

この本は、父親のためにミルンが書いた小説なのです。
息子のために童話を書き、父にも推理小説を書いたとは
家族思いの作家だったのですね。
(息子クリストファー・ロビンのほうは、そのために
 苦労したという話も伝わっていますが……)


丸谷才一氏によれば「探偵小説」が正しいそうですが
私は個人的には「推理小説」派です。
さて、皆さまはどちらでしょう?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.05.25 15:22:51
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: