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2005年10月13日

「動機」横山秀夫（文春文庫）

(4)

テーマ：最近、読んだ本を教えて！(24651)

カテゴリ：読書感想

デビュー作「陰の季節」で第五回松本清張賞、これが第二作品集。

「動機」…警察官と警察機構

「逆転の夏」…犯罪加害者と被害者問題　服役後の社会

「ネタ元」…新聞記者しかも女性の新聞戦争

「密室の人」…裁判官と司法の場と権力闘争と

松本清張ならばせつせつと訴えるように描かれる犯罪もの警察官もの。一味違って悲惨さはすくない、時代が豊かになったからか。しかし人間である悲しさ、苦しさからは逃れられない。

一遍一遍、謎があり、読み進むうちに「ああ」というヒントが滲むように出てくるのも面白く、引き付けられる。うまいなーと思う。「このミステリーがすごい！2001年版国内2位」というのもうなづける。

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最終更新日 2005年10月13日 15時26分09秒
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■コメント

Re:「動機」横山秀夫（文春文庫）(10/13)

☆かよさん

横山秀夫さんの本、どれも上手いな～って思うでしょ。
無駄が無くて、でも必要なことは　ちゃんと書いてて・・・
ただ、個性に欠けるような気がするんですが、どうでしょう？ (2005年10月13日 15時48分43秒)

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☆かよさんへ　Re[1]:「動機」横山秀夫（文春文庫）(10/13)

ばあチャルさん

＞無駄が無くて、でも必要なことは　ちゃんと書いてて・・・
＞ただ、個性に欠けるような気がするんですが、どうでしょう？

うまいなーということはそういうことでしょうね。そつがないというか。
芸術というものはわがままなものですね。きっちり出来て満点でも、感動が伴うとは限らない。欠点だらけでも忘れられない作品があるのです。 (2005年10月13日 16時23分04秒)

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Re:「動機」横山秀夫（文春文庫）(10/13)

123mao さん

表題作『動機』はなかなかお気に入りです。
（他の作品は印象に薄いのですが）
地味な題材ですが、その分どっしりとした重みのようなものを感じます。ばあチャルさんの日記を読んで久しぶりに横山秀夫が読みたくなってきました。（最近こんなのばかり。日記を読んではその作家が読みたくなる）
ＴＢさせていただきますね。
(2005年10月14日 23時31分37秒)

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123maoさんへ　Re[1]:「動機」横山秀夫（文春文庫）(10/13)

ばあチャルさん

＞表題作『動機』はなかなかお気に入りです。
＞（他の作品は印象に薄いのですが）

トラックバック有難うございます。拝見してこの作品のよさがわかる文章ですね。これを読んだら一緒に読んで欲しいでと思いましたね。

(2005年10月15日 07時05分22秒)

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