やっぱり読書  おいのこぶみ

やっぱり読書 おいのこぶみ

2006年09月02日
XML
カテゴリ: 読書感想
中年の画家フェルメールと少女フリートは最初の出会いで「芸術恋」に落ちた。
タイルの絵を描き焼き付ける仕事をしていた父を持つ少女には、受け継いだ絵にたいする感性があったのである。

オランダの小さな水の街デルフト。子沢山の画家フェルメールの家に女中としてやとわれた16歳の少女フリート。どのようにして絵のモデルとなったのか…。


あまりにも印象的で有名な絵「真珠の耳飾りの少女」あるいは「青いターバンの少女」は想像力をかきたてる。どんな物語も展開しそうだ。

でも、このトレイシー・シュヴァリエの作品はそういう興味を忘れさせる情熱的な物語で、後に絵が生まれたような気にさせてくれる。ストーリーが多くの人に読まれた所以。(世界200万部ベストセラー恋愛小説と帯にある)

しかも相反する感想だが、読むほどにフェルメールの他の作品がイメージされ、絵解きのようでもあり、思わず画集をひもとき絵と見くらべ読んでしまった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年09月02日 08時57分32秒
コメント(6) | コメントを書く
[読書感想] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:『真珠の耳飾りの少女』トレイシー・シュヴァリエ(白水社)(09/02)  
かつきねえ  さん
そうそう! まるで著者はフェルメールの知り合いかと思うくらい。
フィクションとは思えない出来栄えですよね。
うっとりとする情景描写です。
(2006年09月02日 09時03分47秒)

かつきねえさん  
ばあチャル  さん
>目の大きな、魅力的な彼女はまた、人よりも頭もよかった。

ストリーからかもされるこの部分、絵を見ていると自然に情感がわいてきて納得できますね~。

フェルメールという画家がひとつの絵にこめるその多さに驚き、作家がそれを察知するするどさに感動を覚えます。
(2006年09月02日 12時59分19秒)

Re:『真珠の耳飾りの少女』トレイシー・シュヴァリエ(白水社)(09/02)  
柊♪  さん
映画しか観てません~^^;
本はまた違った味わいがありそうですね。
機会があったら本にも挑戦してみたいです。 (2006年09月02日 18時20分12秒)

柊♪さん  
ばあチャル  さん
>映画しか観てません~^^;

このストーリーがあるからこの映画が出来た。映像の微妙な情感はまたすばらしいものでした。でも文章のかもすものも絵にプラスになるでしょう。いつか…。
(2006年09月02日 20時09分24秒)

Re:『真珠の耳飾りの少女』トレイシー・シュヴァリエ(白水社)(09/02)  
オーキリ  さん
お久しぶりのブログですね。
私にはむつかしいかも~ですが読んでみます
忘れないようにタイトル控えました。 (2006年09月02日 20時13分18秒)

オーキリさん  
ばあチャル  さん
>私にはむつかしいかも~ですが読んでみます
>忘れないようにタイトル控えました。

最近映画のほうの「真珠の耳飾りの少女」をテレビでよく放映していますよね。
(2006年09月03日 08時11分21秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

ばあチャル

ばあチャル

コメント新着

ばあチャル @ Re[3]:白内障手術(06/11) todo23さんへ メガネの話題でもりあがる…
todo23@ Re[2]:白内障手術(06/11) ばあチャルさんへ 会社にいる頃は遠近両用…
ばあチャル @ Re[1]:白内障手術(06/11) todo23さんへ 「近く」を選択すると読書…
todo23@ Re:白内障手術(06/11) ばあチャルさんは「近く」を選択したので…
ばあチャル @ Re[1]:年賀状じまい(01/07) オーキリさんへ お互い元気で何よりです…

お気に入りブログ

ウォーキングに行っ… New! ひよこ7444さん

郵政選挙はまさにポ… New! 七詩さん

PC 修理 および 新… New! alex99さん

10/7:二部谷コタン… New! 天地 はるなさん

土井裕泰「平場の月… New! シマクマ君さん

中国とドイツの関係… New! tckyn3707さん

フリーページ

耽溺作家の作品群


山本周五郎の世界


清張ワールド


クリスティの手のひら


時代物の神様正太郎


宝石箱


子供の頃の読書


作家別読了記録【あ】行


【あ】 日本文学


【ア】 外国文学


【い】 日本文学


【イ】 外国文学


【う】 日本文学


【ウ】 外国文学


【え】 日本文学


【エ】 外国文学


【お】 日本文学


【オ】 外国文学


作家別読了記録【か】行


【か】 日本文学


【カ】 外国文学


【き】 日本文学


【キ】 外国文学


【く】 日本文学


【ク】 外国文学


【け】 日本文学


【ケ】 外国文学


【こ】 日本文学


【コ】 外国文学


作家別読了記録【さ】行


【さ】 日本文学


【サ】 外国文学


【し】 日本文学


【シ】 外国文学


【す】 日本文学


【ス】 外国文学


【せ】 日本文学


【セ】 外国文学


【そ】 日本文学


【ソ】 外国文学


【た】行


【た】 日本文学


【タ】 外国文学


【ち】 日本文学


【チ】 外国文学


【つ】 日本文学


【ツ】 外国文学


【て】 日本文学


【テ】 外国文学


【と】 日本文学


【ト】 外国文学


【な】行


【な】 日本文学


【に】 日本文学


【ぬ】 日本文学


【の】 日本文学


【ノ】 外国文学


【は】行


【は】 日本文学


【ハ】 外国文学


【ひ】 日本文学


【ヒ】 外国文学


【ふ】 日本文学


【フ】 外国文学


【へ】 外国文学


【ほ】 日本文学


【ホ】 外国文学


【ま】行


【ま】 日本文学


【マ】 外国文学


【み】 日本文学


【ミ】 外国文学


【む】 日本文学


【メ】 外国文学


【も】 日本文学


【モ】 外国文学


【や】行


【や】 日本文学


【ゆ】 日本文学


【ユ】 外国文学


【よ】 日本文学


【ら】行 【わ】行


【ラ】 外国文学


【り】 日本文学


【リ】 外国文学


【ル】【レ】【ロ】 外国文学


【わ】 日本文学


【ワ】 外国文学


【共著】【マンガ・コミック】


「読みたい本・注目の本」記事録


『世界の「今」に迫る10冊』


吉屋信子『私の見た人』の昭和の作家


ウェヴスター『あしながおじさん』に出てくる本


日本の作家(ちくま日本の文学全集収録)


昭和の作家(1962年 朝日新聞記事より)


映画鑑賞会


2024年


2025年


カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: