『銀漢の賦』とか『乾山晩愁』は良かったのですがね。

調べてみると葉室さんも2011年以降は2ヶ月に1冊ペースです。この作品は2010年の出版ですが、そろそろそういう多作期に入り込み始めたころなのかもしれません。
突き詰めていくのなら「・・・ワールド」も良いのでしょうが、そのパターンでしか書けなくなってしまうのですかね。

(2019年01月26日 17時46分22秒)

やっぱり読書  おいのこぶみ

やっぱり読書 おいのこぶみ

2019年01月23日
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カテゴリ: 読書メモ
題名は素敵です、でも葉室麟さんの作品をかなり(16冊)読み込んでおりますと「おんなじだなあ」と思うような展開になりますのはしょうがないのでしょうか。

ストーリはよくできています。子どもの頃村塾で教わった懐かしい先生が非業の死をとげ、真相を追う成人した教え子たちの死闘。先生の教えがじわっときいてくる、ほのぼのとした後味。

「・・・ワールド」ってよく言いますが、それをマンネリ化させないのが作家の腕の見せ所、作家にとっては苦しいところなんでしょうけど。といってももうお作品は増えないのですから読者というのは我儘ですね。









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最終更新日  2019年01月26日 08時44分19秒
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Re:『柚子の花咲く』葉室麟(01/23)  
Todo23 さん

Re[1]:『柚子の花咲く』葉室麟(01/23)  
ばあチャル  さん
Todo23さんへ

月並みな、みもふたもない言い方ですが、作家も生活がありますものね(笑)
事情はわからないでもありません。芸術のためなら飲まず食わずなんて普通は無理。負債を抱えて鬼のようになってなんてのは19世紀の文豪の話。

そうですね、『銀漢の賦』『乾山晩愁』は好もしかったです。
そういうワールドなのでしょうね。





(2019年01月27日 08時57分55秒)

Re[2]:『柚子の花咲く』葉室麟(01/23)  
Todo23 さん
ばあチャルさんへ

>負債を抱えて鬼のようになってなんて・・・
そういえば山本一力さんは事業に失敗して山の様な負債を抱え、その返済のために小説を書いた。逆ですね。
この人もデビュー作は良かった。でも、目的がそうですからすぐに多作になり荒れてきたので読むのをやめました。でもね、最近の書評などを読むと、どうもまた良くなってきた気配がします。今度読んでみようかな。 (2019年01月27日 14時22分27秒)

Re[3]:『柚子の花咲く』葉室麟(01/23)  
ばあチャル  さん
Todo23さんへ

山本一力さんはそうでしたか!それは知りませんでした。
やはり続けては読みませんでしたけどね。

時代小説という古い時代を舞台にするのは作品を作りやすいのかなあ(笑)

物語と小説は違うもの、
特に近代小説のリアリズムや哲学的思考は欧米から入ってきたものというのも一理あると思います。だから江戸時代が舞台なら近代的考えはなかったと。わたしはそこにこだわってしまうのですよ。



(2019年01月28日 08時04分33秒)

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