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ここで述べることは、あくまでも個人的見解です。
今日か昨日見たネットのスポ―ツ紙の記事のことです。
秋季キャンプ中の楽天の2選手のことが書いてあったんですが、私の受け取り方にはかなりの差がありました。
その2つの記事とはこれです。黄色部分をクリックすれば記事にリンクします。
中島大輔、青学大の後輩ドラ1野手コンビにライバル心「僕だけ6位…。負けてられない」
黒川史陽の来季序盤の目標は打率3割5分「うまさよりも心技体で強くなれるように」
立場も内容も違いますが、二人に共通しているのは『悔しさ』そして『負けてたまるか』という強い気持ちでしょうか。それについては、どちらの記事を読んでも、その思いは伝わってきました。
その悔しさをばねに秋季キャンプでは、特打や特守で何とかレベルアップして来季はレギュラ-の座をつかみたい、という切実さも感じました。
それではどこが違うかというと、
『目標の持ち方』と言ったらいいのか、あるいは『目標の絞り方』というものが違う、と感じました。中島の方が状況をより適格に理解している、そして自分の考えに近い、と感じたのです。
中島と黒川の言葉を拾ってみると、
中島
:
秋季キャンプでは「 力強さ
」にこだわり、この日の練習は特打で締めた。「ホームランバッターになりたいとは思わないですけど」と前置きした上で「 長打が増えれば必要性も増してくる
と思うんで、 単打より長打を打てるようになりたい
ですね。出塁率とか打率が一番ですけど、その中で力強さがあればって感じですね」と話した。
黒川
:
「(技術の)うまさよりも『 心技体で強くなれるように
』を意識しています」。厳しい練習で自らの肉体と向き合うことで、 総合的なレベルアップを目指して
いく。
「圧倒的な数字を残せなかった」と反省し、来季開幕から序盤にかけて打率3割5分という高い目標を設定した。「 率を打っていたら(2軍に)落とされることはないと思う。とにかく打ちまくらないと
」
私から見ると、中島の「 長打が増えれば必要性も増してくる
」という見方は、楽天の置かれている状況をよく理解しているし、そこを重点課題として鍛えていく、向上していく方向としては良いと思っています。楽天にはヒットを打てる選手はかなりいますが、長打を打てる選手はそんなにいない。ホームランバッタ-を狙うんでは無くて、外野手の間を抜く、あるいは頭を超す長打を打てる選手の必要性は高いですから。
長打力に目標を絞って取り組んでいる姿勢は、評価して良いんじゃないでしょうか。
一方、黒川は
・ 心技体で強くなれるように
・総合的なレベルアップ
・とにかく打ちまくらないと
ということを記事の中で言っていますが、余りに前のめりになり過ぎて、気持ちばかりが先行しているように思えます。私の知っている限りでは、上で言っていることは以前にも言っていたような気がしますね。私が心配しているのは、彼は同じところをグルグル回っているだけではないのか、ということです。
それと彼の目標は欲張り過ぎですね。もっと重点課題を整理して、そこに集中したほうがいいのではと思います。
残念ながら、彼の場合技術的に何がいけないのか、どこをどうしたらよいのかという打撃理論のようなものは、私は持ち合わせていません。
彼が野球を好きだという思いもまた伝わってきますが、その思いだけでは気持ちと技術力の向上にはつながっていないように思えます。
彼が序盤に3割以上打てれば、監督は当然彼をスタメンで起用するでしょう。問題はどうやって3割を打てるようになるか、ということです。心技体を鍛えて総合力をアップすることには賛成ですが、一方で『では具体的にどうするのか』という点についてはかなり曖昧なのでは、と感じますね。
彼は練習にしても何にしても、かなりガムシャラにやる選手だと、常々感じていました。
目標がはっきりピンポイントで決まって、それに向かって猪突猛進、ガムシャラにやることは間違ってはいないと思いますが、目標の範囲が余りにも幅広い(つまりあやふや)と、ガムシャラな分、目標を外してしまう懸念も凄くあります。つまり『空振り』してしまうということ。
彼は秋季キャンプ終了後の11月15日から12月15日までの1か月間、豪州 ウインターリーグで武者修行することになっています。確か、昨年早川が所属したチ-ムだと思いますが。
あんなに頼りなかった早川が『自分の殻』を破ることが出来たのは、勿論彼の強い気持ちが第一ですが、豪州 ウインターリーグでの経験が大きく生きているのではと思います。(もちろん。侍ジャパンに選ばれたことも大きかった!)
黒川はいい意味での野球バカです。彼は練習熱心で、いつも練習(ばかり)していると読んだことがあります。ですが、練習バカすぎるとも思います。
その意味では豪州に武者修行するのは、技術的にも精神的にも有りだと思います。もっと外の世界を見たほうがいいし、野球観が広がるだろうから。
以前このブログで黒川のことを書きました。『2軍で燻っている典型的な選手』と書いたと思います。
もういい加減にその薄汚れた不名誉な看板を外して欲しい!
耳障りのよい言葉や数字を並べるのではなく、どうしたら確実に打てるようになるのか、もう一回自分自身に問いかけてみて欲しい。
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