CAPTAINの航海日記

CAPTAINの航海日記

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

CAPTAIN

CAPTAIN

Comments

CAPTAIN @ Re:滋賀県彦根市(03/21) >滋賀県彦根市さんへ デマはやめましょ…
滋賀県彦根市@ 滋賀県彦根市 2025年8月1日【午前8時00分滋賀県北西地…
CAPTAIN @ Re:松本さん(03/17) >松本さんさんへ ???
松本さん@ 松本さん 2025年8月5日【大地震発表決定】
CAPTAIN @ Re:昨晩の地震(03/17) >松本さんへ すみません。コメント頂戴…
2010.08.25
XML
テーマ: たわごと(27379)
22日付で書いた別館の日記 で、

「郡山は秋田銀行に限らず周辺各県の地銀、第二地銀にとっても魅力的な市場であるようで、秋田銀行をはじめ、北日本、七十七、山形、荘内、常陽、足利と実に7行が進出している。この数字は、仙台市(14行。なお、大東銀行を除く東北地方の地銀、第二地銀のすべてが進出している)に次いで、東北地方では2番目に多い。」

という文章を書きました。
実はこれ、各銀行のサイトを虱潰しに調べて書いたもの。たかだか数行の記述に、1時間以上も費やしてしまいました(苦笑)
もちろん、「郡山=東北ナンバー2」と書いたからには東北地方の他都市についても調べてあるのですが、改めてランク付け(進出行数が多い順に並べ、行数が同じ場合は支店数が多い方を上位としました)すると意外な都市が上位を占める結果となり、ちょっと驚いています。以下、紹介してみましょう。

【1位】仙台市(14行38支店)
【コメント】別館にも書いた通り、東北地方では断トツの数字で、大東銀行(ちなみにこの銀行も、2003年まで仙台支店が存在しました)を除く東北地方の地銀、第二地銀のすべてが進出しています。東北地方以外でも、北海道、常陽の両行が進出。
進出行数もさることながら、驚かされるのは支店数の多さ。きらやか銀行の7支店をはじめ、荘内銀行が6支店、秋田、山形の両行が5支店、岩手銀行が4支店と、すさまじい進出ぶりです。特に荘内銀行は、仙台都市圏の大型SC内におけるインストアブランチ設置に力を入れているので、今後も増えそうな勢いです。
なお、支店が集中する地域は、中心部の他、若林区卸町周辺や、太白区長町、泉区泉中央の副都心近辺が目立ち、各区ごとの内訳は、青葉区(14行16支店)、泉区(5行8支店)、若林区(5行5支店)、太白区(4行6支店)、宮城野区(3行3支店)となります。


【コメント】各県の県庁所在地を抑え、堂々の2位。内容を見ると、常陽、足利の両行のように、北関東からの進出が目立ちます。
秋田銀行の支店が3つあるので支店数合計は9つ。実は2008年まできらやか銀行が支店を構えていたので、それ以前は二桁に乗せていました。う~ん、残念。
なお、郡山市は、進出行数では第2位ですが、後述するように支店数は第2位ではありません。あしからず。

【3位】秋田市&福島市(6行6支店)
【コメント】3位は、秋田、福島の両市が、仲良く6行6支店。両都市とも日本銀行の支店所在地であり、古くから商工業が発展していたことが、同規模の他都市より行数が多い背景にあるのだろうと推察します。
ただ、秋田市に関して言えば、ここ10年程の間に青森、山形の両行が撤退しており、実績がやや下降気味です。

【5位】八戸市(4行12支店)
【コメント】5位は八戸市。進出しているのは岩手、東北、北日本の岩手県地盤の3行に秋田銀行なんですが、支店数がすごい!郡山市を抑えて東北地方ナンバー2です。岩手銀行など、八戸営業部(!)をはじめ6支店も出店しています。あと、北日本銀行が3行で、東北銀行が2行。南部領だった八戸は同じ青森県内の青森市や弘前市より盛岡市との関係が深いと言われますが、この数字は、その裏付けになるかもです。

【6位】盛岡市&石巻市(4行4支店)
【コメント】盛岡市はやや少な目に見えますが、青森、みちのく、秋田、七十七と隣県の銀行は殆ど進出しているので、まぁ及第点と言えるでしょうか。
むしろ驚きなのが石巻市で、八戸と同じく岩手、東北、北日本の岩手県地盤の3行が揃って進出。八戸も石巻も三陸漁場の拠点となる港町ですから、岩手県の銀行があった方が何かと便利なことが多いのでしょう。なお、石巻に進出しているもう一つの銀行は、蛇田のジャスコ内にある荘内銀行。


【コメント】8位に入ったのはいわき市。進出行数は少ないですが、支店数の多さが目につきます。
と言っても、これ、いわき市が広域多核都市だからこそできた芸当。支店数の過半数にあたる4支店は常陽銀行なんですが、平、小名浜、湯本、植田と点在しています。各地域ごとに出店状況を細分すると、平が3行3支店、小名浜が2行2支店、湯本と植田が1行1支店ずつとなります。なお、今年7月までは、四倉にも七十七銀行の支店がありました。

【9位】青森市(3行4支店)
【コメント】進出しているのは、岩手、北日本、秋田の3行。なお、北日本銀行は2支店あります。
若干腑に落ちないのは、北海道の銀行がひとつも進出していないこと。逆に青森県地盤の青森、みちのくの両行は、北海道、特に函館市近辺に積極的に進出しているのに… 


10位にも意外な都市が登場。三陸の漁港、気仙沼市です。進出しているのは例によって、岩手、東北、北日本の岩手県地盤の3行。こうしてみると、漁業って、地銀や第二地銀の他県進出を促進している大きな要因なのかもしれません。
もっとも、気仙沼市の場合は地理的特性から「宮手県」と揶揄されることがあるだけに、当然といえば当然の結果と言えるかもしれませんが(苦笑)

ちなみに、2行進出している都市を列挙すると、下記の通り。

大崎市、大館市(以上2行3支店)
塩竈市、名取市、多賀城市、能代市、由利本荘市、鹿角市、会津若松市、南相馬市(以上2行2支店)

あれれ? 山形県内の都市が全く出てこないですね。県全体を見渡しても、山形市に七十七銀行、酒田市に北都銀行が1支店ずつあるのみです。なお、以前山形市には秋田、北都、仙台、東邦の各行がありましたが、いずれも撤退しています。山形県内の地銀、第二地銀はいずれも積極的な他県進出を図っていますが、それは銀行が逃げていくような山形県に見切りをつけたからなのかな? と思ってみたりもします。


地銀大再編





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.09.02 22:53:59
コメント(4) | コメントを書く
[その他の都道府県の話] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:暇つぶしに調べてみた「他県の地銀」(08/25)  
K市民だもの さん
貴重なデータですね。意外な結果に驚きです。
とても興味深い内容なので私も古いタウンページを出して調べてみました。1990年のものによりますと地銀と第二地銀の合計数は福島市11行、郡山市12行でした。福島の11行には徳陽相互銀行も含まれています。しかし、郡山支店では徳陽シティ銀行になっていました。ちょっとふしぎです。 (2010.08.26 21:28:02)

Re[1]:暇つぶしに調べてみた「他県の地銀」(08/25)  
>K市民だものさんへ

>とても興味深い内容なので私も古いタウンページを出して調べてみました。1990年のものによりますと地銀と第二地銀の合計数は福島市11行、郡山市12行でした。

わざわざご丁寧に調べてくださり、ありがとうございます。
電話帳ではそうでしたか。当時あったのはどの銀行だか推理したくなってしまいますね(笑)
福島市は現存6行(北日本、七十七、秋田、荘内、きらやか(旧殖産)、常陽)に地元3行と徳陽シティはわかるのですが、あと一つは仙台か山形しあわせ(現きらやか)のどちらかでしょうか。
郡山市は現存7行(北日本、七十七、秋田、山形、荘内、常陽、足利)のうち荘内は2008年に日和田のジャスコ内に開店した店舗だから90年当時はなかったし、あとは地元3行にきらやか(旧山形しあわせと旧殖産の両方あったようですね)と徳陽シティといったところでしょうか。
私の手許にある一番古い都市地図は1997年発行のものだし、これには銀行の場所など詳しく載ってないんですよね。逆に貴重なデータをご提供くださり、感謝申し上げます。 (2010.08.26 22:25:05)

Re:暇つぶしに調べてみた「他県の地銀」(08/25)  
K市民だもの さん
ご明察のとおりです。福島市の残り一行は仙台銀行でした。
ちなみに、1985年の電話帳では、福島市は同じですが郡山には大光相互銀行がありました。新潟との接点が無くなってしまったのは寂しい限りです。 (2010.08.27 21:21:43)

Re[1]:暇つぶしに調べてみた「他県の地銀」(08/25)  
>K市民だものさんへ
大光(相互)銀行が郡山にあったんですか!? それは驚きです。というか、四半世紀も前の電話帳が御手許にあったことにもっとびっくりしてます(笑)
郡山の都市規模がもう少し大きかったら、第四銀行が来たかもしれませんね。若松には出店を果たしてますし… (2010.08.27 22:12:53)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: