CAPTAINの航海日記

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CAPTAIN @ Re:昨晩の地震(03/17) >松本さんへ すみません。コメント頂戴…
2011.04.09
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テーマ: たわごと(27376)
カテゴリ: 東日本大震災
先月末あたりから福島県内のテレビ局においてしきりに流れている曲に、猪苗代湖ズの「I love you & I need you ふくしま」がある。TOKYO FMのサイトを通じて 楽曲の配信 も行われており、福島県外にお住まいでも既にお聞きになった方が多いかと思う。
この曲を聴いて、あるいは全国すべての都道府県出身者がこの曲を歌う 映像 を観て涙した方も少なくないだろう。特に福島県在住ないしは出身となれば、尚更のことと多くの人は考えるのではなかろうか。
ところが私は、この曲を耳にしても、率直に言ってこれといった感慨が湧いてこなかった。映像を観ると、いかに多くの方々が福島県を応援していることは理解できるし感謝もしたいのだが、心を揺り動かされることがないのだ。
我ながら、冷たい人間だな… と思う。しかしその現実を認め難く、いろいろと言い分を探してるもう一人の自分もいる。
気になることの一つに、この曲の歌詞が挙げられる。冒頭から

ふくしまに ふくしまに ふくしまに
置いてきたんだ 僕は 本当の自分を


やはり、私の心が動かないのは、自身の冷たさに起因するのだろうか?
が、それを認めたくないものだから、またいろいろと愚考する。
そもそもこの曲は、昨年9月に裏磐梯にて開催された 風とロック芋煮会 というイベントにおいて、即興で発表されたものである。このイベントの主催者が、TOKYO FMの一番組である「風とロック」(ちなみにこの番組のパーソナリティが、郡山市出身で猪苗代湖ズのリーダー的存在でもある箭内(やない)道彦)と、地元新聞社の福島民報社であることが、個人的には気になった。なあんだ。巷間言われているように故郷へ恩返しするために箭内らが立ち上がってこの曲が配信されたのではなく、黒幕に福島民報がいるんじゃないか。そして福島民報は、ほぼ100%、福島県庁と繋がっている!!
このことが分かった時点で、変な話だが、「私は冷たい人間で結構!」との、妙な開き直りがあった。
つまりはこうだ。「I love you & I need you ふくしま」は、恐らく、県庁サイドからの要請があって、配信が行われた曲なんだろうと思う。でなければ、どうして複数の県に跨る被災地全体の中で福島県に限定したセクト主義的な応援ソングが配信されるのか、また配信の収益全額が福島県に寄付されるのか、説明がつかない。県でもちゃっかり、 この曲の宣伝 に努めているし。
まあ、それはそれで構わないのだが、一番の問題は、この曲の配信に伴い県民の郷土愛が高まることによって、今回の震災、特に福島第一原発の事故における「福島県の責任」を問う声がうやむやになってしまわないかとの懸念があることだ。
西田敏行ではないが「美しい福島を汚したのは誰だ! 誰が福島をこんなにしたんだ!」という怒りの感情は、私も当然持っている。が、汚した側の一員に、原発を誘致した「地方公共団体としての福島県」がいることを、私たちは決して忘れてはならない。感情に左右された揚句、批判すべき敵を見失ってはならない。そして、真に福島県が復興するために、なすべき総括を怠ってはならない。

…ここまで読み返すと、自己正当化のために激しく妄想を展開しているなあ(苦笑) ただ、私は冷たい人間であります。それは十分認めます。ハイ。





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Last updated  2011.04.09 18:40:35
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地方分権って・・・  
おばかんの  さん
この局とPVに何度も涙している者です^^;ま、それは人それぞれだと思いますので別にいいとして、CAPTAINさんが言っている「原発事故における福島県の責任」については確かにきちんと整理しておく必要がありますよね。
枝野官房長官の会見や、福島を訪れている内閣の面々の話を聞けば聞くほど「この人たちは福島県民が置かれている立場なんて何も考えていない」ことは明白です。 国(政府)としては肝心な判断は地方へ丸投げで、投げられている県も結局のところ確固とした判断や決断ができていない。末端の市町村に至っては国からも県からも情報が流れてこなくて右往左往するだけ。
「地方分権」なんて言葉だけで、行政のどの立場も責任転嫁となすりあい・・・住民が一番困っていますね。 知事においては、被害者ズラするのはいい加減にしろといいたい!あなたは震災後に責任ある決断を何かしましたか?と尋ねたい。 (2011.04.09 23:08:35)

Re:地方分権って・・・(04/09)  
>おばかんのさんへ
なすり合いの構図は、確かにありますね。政府と東京電力の間でも見られますし、これらと各地方公共団体、更には県と市町村という地方公共団体同士のなすり合いも散見されるようです。更にそれぞれの立場に立ったマスコミがいろいろと煽るものだから、真実が見えづらい面もあります。
住民が一番困っているというおばかんのさんのご指摘は、私も全面同意します。その救済のための視点が、あまりにもなさすぎるように思います。
で、「I love you & I need you ふくしま」なんですが、そんな苦境に立たされてしまった福島県民の心の琴線に響く曲であることは確かでしょう。が、あまり感情に身を委ね郷土愛のボルテージを上げてしまうと、今回の災害を招いたであろう「内なる福島県の敵」まで赦してしまうことになりかねません。
またTOKYO FMは、RCサクセションの原発反対曲「サマータイム・ブルース」を放送禁止にし、作詞作曲した忌野清志郎を激怒させた前歴のあるラジオ局です。それが忌野の名を使ってまで「I love you & I need you ふくしま」を配信すること自体、ある種の胡散臭さを感じます。
感情はできるだけ排し冷静になることが求められる今、「I love you & I need you ふくしま」の存在は、却って余計なバイアスになりかねないかとの危惧を抱く次第です。 (2011.04.10 08:09:44)

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