CAPTAINの航海日記

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2024.11.09
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カテゴリ: 企画モノ



この時期の福島県では、公立私立の別を問わず高校の男女別学がどんどん解消され、それと同時に福島大の合格者数上位校の顔ぶれが大きく入れ替わった時期でもあります。合格者数の詳細は、以下の通りです。

  (学校別ランキング)
 1位 橘     329人(△229人 2003年共学化・校名変更し2006年その一期生が卒業)
 2位 福島東   322人(+10人 共学校)
 3位 安積黎明  262人(△58人 2001年共学化・校名変更し2004年その一期生が卒業)
 4位 福島    171人(△207人 2003年共学化し2006年その一期生が卒業)
 5位 安積    136人(△164人 2001年共学化し2004年その一期生が卒業)
 6位 郡山    113人(+23人 2001年共学化一期生が卒業)

 8位 白河    104人(+41人 2000年共学化一期生が卒業)
 9位 磐城     79人(△25人 2001年共学化し2004年その一期生が卒業)
 10位 葵      70人(△64人 2002年共学化し2005年その一期生が卒業)
 11位 郡山東    66人(+57人 1998年共学化・校名変更し2001年その一期生が卒業)※
 12位 福島南   65人(+5人 共学校)
    原町       (△7人 共学校)
 14位 福島西   64人(+59人 1995年共学化)
 15位 須賀川桐陽 63人(+57人 1995年共学化)
  末尾に※がついている高校は、2005年の合格者数データが存在せず

  (地域別詳細)
 県北    1,040人(△296人 43.0%)

 会津     221人(△78人 9.1%)
 浜通り    285人(△99人 11.8%)
 県合計   2,421人(△533人)

共学化の波がドラスティック過ぎて書いていても眩暈がしてきますが、傾向としては、

 (1)共学化の結果、県北、県中の旧女子校の合格実績が大幅に伸長

 (3)トップ進学校の合格実績が大幅に下落

といった点が挙げられます。
(1)については、郡山東(旧郡山女)、福島西(旧福島西女)、須賀川桐陽(旧須賀川女)の3校の伸びが特に顕著で、3校とも共学化以前にはランクインから程遠い合格実績だったことも考えると、この種の高校が「県立高校改革の旗手」役を務めたと言っても過言ではないでしょう。
(2)については、男女別学校が共学化された結果、(須賀川市を例外として)旧男子校がトップ校、旧女子校が二番手校として地域内で位置づけられたことによる現象で、白河(旧男子校)のように合格実績が急伸した事例もあった一方で、先に紹介した葵(旧会津女)や

 磐城桜が丘(旧磐城女)  1993~1999年 123人 ⇒ 2000~2006年 62人
 白河旭(旧白河女)    1993~1999年  83人 ⇒ 2000~2006年 24人

のような事例が相次ぐ結果となりました。
(3)については、福島、安積に限らず、会津や磐城でも発生するに至っています。旧女子校においても、橘(旧福島女)や安積黎明(旧安積女)では同様の現象が起こっています。(1)でみたようにこれまで地域三番手以下と見なされていた高校の合格実績が上昇したことにより「福島大≠地域トップ校が積極的に進学するべきではない大学」という認識が醸成され始めたのかもしれませんし、1998年に福島県立医大に看護学部が開設されたためとりわけ旧女子校においては受験生がそちらに流れた可能性も考えられます。
地域別に見ると、県北が大きく人数を減らしています。福島県立医大看護学部開設の影響はやはりあったと考えて良さそうですが、その一方で、県中が減少したとはいえ県北との差を更に詰めている点が興味深いです。2005年に福島大では共生システム理工学類を開設したのですが、恐らくこれによる影響が大きいのではないでしょうか。郡山市には従前より日大工学部がありましたが、以前ならばそちらに進学していた学生の一部が福島大を目指す傾向が生まれ始めた結果ではないかと、推察しています。


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Last updated  2024.11.09 20:12:57
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