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帰りの電車の中、座ってぼんやりとしていたら、ふと向かいの座席に視線が向き、文字通りぎょっとした。真正面より心持ち左に、若い女性が座っている。膝上丈ハーフパンツルックの、20代か30代って所だろう、持っているバッグの形が今時っぽいし。バッグの他に、足元に結構荷物の入った手提げ紙袋。別に珍しくもない持ち物だとは思う。問題なのは、紙袋を、足と足の間に挟んでいる状態。結構荷物の入ってる大きな紙袋を、だ。どうなるか?自然と足の間隔は開くだろう。彼女の横に座っている別の女性の膝がその中にすっぽり入ってしまいそうな間隔だ。ここで、彼女のボトムズは、膝上丈のハーフパンツであることを考えると。とりあえず、自分がオッサンだったら、視線のやり場に困るか、雑誌か何か読んでる振りして姑息にチラチラ見るだろうな、多分。更にこの彼女、バッグは膝の上に乗せているが、その上でがっしりと腕組みをしている。これこそオッサンだろ。大して長くもない足を開きっぱなしのクレーン型にして会社と家でできないから今こうしてますと言わんばかりの腕組み&ふんぞり返り。これぞ電車オヤジのポーズ。若いおねーさんがやっちゃダメだろ、コレってば。いや、例えオバさんでも絵にはならないし。っつーか男がやっても見苦しいのに変わりはないけどさ。そう考えてふと思い出したのが、「足を開いて座るな」との会社の通達。そんなこといちいち気にすんなよと権威に逆らう習性から内心舌を出していたのだが、確かに、ここまで足を開いている女性を正面切って見ていると、もっともな話じゃないかと頷いてしまう。人の振り見てとはよく言ったもので、客観的な視線が一番視野が広がる感じがする。ふと自らの足元に視線を落とす。ジーンズ。間隔は、拳1個分って所か。許容範囲かな、うん。ちらりと左隣を見ると、男性だった。視線は前ではなく、手元を向いている。何やら携帯電話をいじっているようだ。賢明な判断だ。カメラ機能だけは絶対作動させないようにな。本日の教訓『社内では電源をお切りいただくか、マナーモードでお願い致します(足もな)』
2007年08月31日
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今日は朝から打ちつけるような雨が降っていた。会社定休日なので、急いで起きる必要はない。この慌てて飛び起きる必要のない朝に降りしきる雨の音を聞くと、仕事に行かねばならぬ家族に対する優越感を感じるのだが。親が仕事に行く水曜の休日には仕事が1つ増える。普段洗濯当番の親が、朝洗濯機を回して出勤前に干して行くのだが、休日はその干す作業を代わりにやらなければならない。その代償といっちゃ何だが、ゴミ出し当番を代わってもらっているので、まぁ、持ちつ持たれつ状態なのだ。雨の日は洗濯物を外に出せない。よって、室内干しするしか道は無い。なのに。こんな日に限って洗濯物がどっさりある。よく見ると、妹2人がそれぞれ2日分出してやがる。そういえば、昨日の洗濯量は異常に少なかったようだ。連中、着替えずにそのまま朝まで眠ってしまい翌朝に着替える事がしばしばある。そのパターンで、火曜の朝、親の洗濯が終わってから服を着替え、夜、その日着ていたものを洗濯に出したのだろう。わざわざ大雨の日に大量に出すな。ただでさえ乾きそうにないのに加えこの量。3つの洗濯ハンガーに干しきれるかどうかって分量だ。室内干しは部屋の湿度を無駄に上昇させる。服は2倍、うっとおしさも倍増だ。間隔を開けて干したいのだが、量的にそうはいかない。むしろ、ギリギリ何とか干せたレベル。蒸発する水分だってこれじゃ留まるわ。仕方なく扇風機を回す。乾燥機を持たず、近所のコインランドリーが軒並み閉店した状況下では最善の手段なんじゃないかと思う。電気代がもったいない気もするが、この際そこは目をつぶろう。それにしても。昨日は夕方から雨かもと言っておいて結局持ちこたえた。何故昨日のうちに一昨日の分を出しておかないんだと腹が立つ。干さないでカゴの中に入れっぱなしにしといたろかと思ったけど、臭そうなのでやめておく。結局、洗濯物は乾きそうにない。明日も天気が悪いと非常に困る。雨降り濡れる着替える洗濯物増加干す場所が無い魔の悪循環洗濯物バージョン。本日の教訓『洗濯物は定期的に出せ』
2007年08月29日
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会社で室内履きとして用いているスリッパが余りにもボロくなった。ゴミ箱から拾ってきたの履いてるのかオイってほど汚い。この間伝線したストッキングを穿いていたら「服装をもう少しきちんとしろ」という至極尤も当然ではあるがどんだけ細かいところ見てんだよアンタ姑かよって感じの通達が社長より下りてきた。好きで伝線させてるんじゃなく、これは不可抗力の自然現象だが、確かに見た目はお世辞にもよろしくは無いので以後気をつけますということにしておいた。この状況下で、汚いスリッパを履き続けることは一般常識を弁えた人間のすることとは到底思えない。よって、昨日、100円ショップで新しいスリッパを買ってきた。何処で選択を間違えたのか判明しない状況は人生において多々あるが、今回に限っては何処が分岐点だったのかはっきり分かる。スリッパを選ぶ時、一度は足裏部分が畳状になっている夏向きのを選びかけた。しかし、結局は凸凹付の健康スリッパを選択してしまった。時間を巻き戻せるなら、この時点に戻して畳スリッパを再選択したい。健康スリッパには、足ツボを刺激する突起物がついている。慣れるまでは結構痛いが、その分足元が鈍らずに済む。しかし、恐るべき副作用があることを思い出してしまった。一昨年の夏。ボロスリッパの前、健康スリッパを履いていた時、足の裏がやけに硬くなった。白っぽいタコのようなものができた。一抹の不安を感じた。これはもしかしたら水虫と違うのか。それこそ人生の岐路に立たされたような切迫した気持ちで皮膚科に駆け込んだ。太宰治に負けぬほど恥の多い人生を現在進行形で送っているが水虫持ちという肩書きは謹んで辞退したい。待合室で順番待ちをしている時、産婦人科診察室前で彼女の出待ちをしている若い男の気持ちが何となく理解できた気がした。「これは水虫じゃありませんね」あっさりと医師に断言された時の目の前が輝いて見えた瞬間。「健康サンダルを履き続けていると、足の裏の皮膚が硬くなって こんな感じになるんですよ」本物の水虫ってのはこんなもんじゃない、と。安堵感とほんの少しばかりの羞恥心を感じつつ、今度スリッパを買い換えるときには普通のにしようと心に誓った。誓いというのは破られるため、はたまた忘れられるために世に存在するのだろう。紆余曲折の末、再び健康スリッパの元へと帰って来てしまった。今日一日だけで、足の裏が大分刺激された気がする。風呂入ってマッサージした今も、まだ凸凹の感触が残っている。足の裏が再び角質に支配される日はそう遠くなさそうだ。本日の教訓『健康スリッパを履くことで皮膚科へ行く羽目に陥るな』
2007年08月27日
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毎週日曜日のこの時間帯が憂鬱な人は大勢いるだろう。その溜息で二酸化炭素排出量が急増化しそうだ。明日からまた仕事。それは分かりきってはいるが、ひねもすのたりのたりな8連休を過ごした後は会社に行こうという気が起きない。寝坊が出来るという至上の悦楽を味わい尽くした後の早起きはつらい。休みが終わりつつある今、そういえばあんな事もやってみたかったなという愚にもつかない暇つぶしが頭をよぎる。初乗り切符を買って、下り電車に乗って終点まで南下してみたい。電車の中は冷房が利いていて涼しいし、転寝しつつも見慣れない景色を車窓から眺める列車の旅も心地よいのではなかろうか、と。今思いついてどうすんだよ。ずっと手付かずにしておいたビーズアクセサリーキットを作ってみようか。やりかけ途中で作業中断したままの蔵書リスト作成の続きをやってみようか。色のくすんだシルバー製品をかき集めて片っ端から磨きまくろうか。先週の今頃思いついてろよ。不思議と、休みの間というのはしたいことがなかなか思いつきやしないのに、仕事という日常が迫って来るとまるで現実から逃避するが如く次々と発想が浮かぶ。しかし、次の休日には、そんな優雅な手作業に費やす時間など多分無く、再び荒れまくった自宅を掃除するのに貴重な時間は使われるのだろう。今、家の中はまたも混沌としている。これが本来のあるべき姿というべきか。そして、明日から会社へ向かうのも本来あるべき姿である。既に次の休みが待ち遠しくて仕方がない。本日の教訓『休暇を有効利用し尽くす事は困難である』
2007年08月26日
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毎年8月最後の土曜は、地元の花火大会がある。会場の最寄り駅があるがため、いつもはガラガラの市営通勤電車がその日に限っては寿司詰め満員御礼状態に陥る。ぶっちゃけ1年1度の書き入れ時だ。例年この日は仕事に行きたくない。帰宅時に地獄を見るからだ。通勤客にとっては甚だ迷惑なこの日、今年は休みにぶつかってラッキーなのだ。今日は市の中心部方面へ出掛ける用事があり、私鉄最寄り駅へ戻ってきたのは5時半頃。すぐさま、1つ前の駅で下車しなかったことを後悔した。大半の花火見物客はこの私鉄を利用してやって来る。そして市営の電車に乗り換えて会場へ向かうのだ。市営だけでなく、私鉄も半端無く混む。案の定、電車を降りた段階でもうホームが行列状態。この人々が、ほぼ花火見物客。鮮やかな浴衣姿もそこかしこ。次の電車が来たら、また大勢の人々が吐き出されて来る。鄙びた駅前も人でごった返している。ここから1,2分歩いて私鉄の駅に行くのだ。こう書けば分かるように、同じ名を持つ2つの小さな駅は建物を共有していない。詳しい事情は知らないが、駅前開発が上手くいかなかった証のようなものだ。そんな私鉄駅前で、市営駅に向かう人々を相手に地元の店やコンビニの店員が焼きそばやおにぎりを街頭販売している。この駅前がこれほど活気づいているのなど滅多に無い。やはり年に1度の真剣勝負の日なのだろう。市営駅には長蛇の列。私鉄を降りた人々が次々に連なる。まるで民族大移動。地元住民も負けじと駅方面へ向かってぞろぞろやって来る。…あの電車に浴衣着て乗るってのも結構根性要るぞ。こっちはとてもあの人込みの中に紛れる勇気は無い。ちなみに。ウチの家からは地形上花火は見えない。音だけは地鳴りのように響く。窓から見えればいいのにと思ったりもするが、やはりわざわざ電車に乗って見に行こうという気は起きない。本日の教訓『必ず人前で帯を直している浴衣女子がいる』
2007年08月25日
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プリン推進計画第2弾。今日は、キャラメルミルクプリンを作ってみた。やはりハウス食品の、しかも100均で購ったプリンミックス使用。 作り方は、先日の杏仁ミルクプリンとほぼ同じ。牛乳1カップを中火にかけ、プリンミックスを入れてかき混ぜる。沸騰したら弱火にして更に1分煮る。火を止め、牛乳1カップを加えてかき混ぜる。器に流し入れ、冷蔵庫で1時間以上冷やし固める。今気付いた。1カップ、1分、1時間。1って数字ばっかだ。どうでもいいけど。この味は結構気に入ってて、今まで何度か買って作っている。食パンがある時は適当な大きさにちぎって容器に入れてプリン液をその上に注げばパンプティングもどき。ねっとりしたパンの食感が楽しめる。この表現、美味そうに聞こえない。この箱の裏のアレンジメモ『ちょっとひと工夫』には、グラスにプリンとバナナとホイップクリームを重ね入れ上にチョコレートソースをかけたキャラメルミルクプリンパフェなる代物が紹介されている。パフェ。心そそる甘美な響き。目の前に並んでいたらがっついて食べる事間違いなし。しかし、自分でお手軽おやつとして作るには、ちょいと準備が多すぎる。ウチにはホイップクリームなど常備していないし、チョコレートとソースはあってもチョコレートソースは無い。当然混ぜるわけにもいかない。あるのはショボくもバナナが1本きりだ。ここでも出た運命数1。あー、別にいいか。あるものだけで適当に済ますのが成り行き風おやつさ。バナナ1本をスライスして上に乗せる。プリン液表面の泡が固まって凸凹なのを隠すにも都合がいい。おお、ちょっと豪華になった気がする。確かに、これにはクリームとチョコを加えればなお美味しくなりそうだ。無いものねだりと人は呼ぶ。完成、キャラメルバナナプリン。 さてと、いただきます。って、ちょっと待て。見つめる視線にふと気付く。そうだ。今日は妹その2がいたんだった。ちっ。いくら自分のおやつでも独り占めってのは後味悪いしな。ま、コイツはさっちゃん(おやつを半分しか食べない)だから、そんなにたくさんやらんでもいいだろ。残したらこっちで回収して食べるし。妹その2に3分の1分けてやり、改めていただきます。うん、バナナとキャラメルミルクプリンは相性がいい。どんどん箸ならぬスプーンが進む。あっさり完食、ごちそうさま。でも、やはり丸々全部1人で食べたかったな。妹その2、ちょっとは残してくれないかな。って、妹その2。今日はきっちり完食ですかい。残せよ。そう言いつつ残したら「不味いのかコラ」と怒る姉。本日の教訓『おやつは家族がいないときにこっそり独り占めにしろ』
2007年08月24日
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朝、雨の音で目覚めた。仕事行く日に朝から雨だとこの上ない不愉快気分に陥るが、寝坊ができる休みの日には雨でも雪でも雷でも落ちてくれて構わない。二度寝して、再び目を開けたときは雨は止んでいた。日の射さない曇り空が殺人的な熱波を遮断してくれて、微かに熱を感じるも通常より心地よい気温。久しぶりにDVDなど観たりして、気付けばもう1時過ぎ。本の続きでも読むかと思ったが、今朝量った体重が微増傾向だったことを思い出し、体を鈍らせたらいかんと突如発奮。あまり暑さを感じない今日こそ、散歩に出るべきだと即決行。ここで心に言い聞かせたのは、家から徒歩10分の所にある古本屋には絶対立ち寄らない事。この間2000円費やしてしまったのだ。これ以上財布に余裕のない状態で、買いたい本を見つけるのは目の毒に加え懐の毒。そんなわけで。今日は全く無目的に歩いた。目安として1,2時間は歩き続ける、それだけを考えて。子供の頃歩いた事のある、もう滅多に通らなくなった道。そんな道を選んで遠回りに遠回りを重ね歩く。記憶の中に残る景色と重なる部分、様変わりした部分。うろ覚えの道を辿ると見覚えのある曲がり角。昔はもっと大きく感じられた社宅。昔本屋だった場所は弁当屋になり、新しく建った家とかつてあったはずの緑。時間の移り変わりを、街は確かに映し出す。ウチの周辺、国道沿いは一応平地だが、その周囲は山を切り開いた住宅地が多く、どんどん歩く間に山を3つ上り下りしてしまった。こう書くとどんだけ田舎なんだよオイと思うが、事実片田舎なんだから仕方がない。1時間半、歩きに歩いても、つい心惹かれるような洒落た雑貨屋とかパン屋とかケーキ屋とか、思わず立ち寄りたくなるポイントってのが全く存在しない。誘惑地点は件の古本屋のみだ。余りにも娯楽なさすぎだろ。金の使い場所がそもそもないわ。…次の散歩は方向をちょっと変えてみよう。本日の教訓『金欠時には店の無いコースを散歩しろ』
2007年08月23日
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毎度の事だが、時折無性に甘味が食べたくなる。しかもたらふく。スーパーで売ってる3連プリンなんかその気になれば一気にいける。これで体重体脂肪を気にしてんだから盲腸並に片腹痛いぜ。とにかく大きいプリンを食べたいと欲した時、人間の取る行動は2つに分かれる。1つは、ジャンボサイズのプッチンプリンを買う。アレ、重すぎて重ねた時に蓋が抜けやしないか気になるんだが。もう1つは、プリンミックスを買って自力で作る。プリンミックスの種類によっては卵が必要なものもあるが、牛乳だけで作れるものもある。しかも。スーパーで買うよりも100円ショップで同じ商品を売っているのでこちらで買えばちょっとお得。で。今日のおやつのために作ったのはコレ。ハウスの杏仁ミルクプリン。 他の材料は牛乳2カップ400ml、たったこれだけ。鍋とコンロさえあれば誰でも出来る。鍋に牛乳を1カップとプリンミックスを入れて中火でかき混ぜる。沸騰したら弱火にし、約1分煮る。火を止め、残りの牛乳1カップを加え、かき混ぜる。器に流し入れ、冷蔵庫で約1時間冷やし固める。これだけの工程に失敗する余地は無いように思われる。事実、以前にも杏仁以外のプリンを何度か作ってみたが全て成功を収めている。これで鍋を爆発させるようなヤツはベタなマンガの中にしか存在し得ない。1箱4人分となっているが、わざわざ4つに分けて冷やし固めるなどまどろっこしいことはしない。これは自分1人のためのおやつである故、容器など大きいタッパーで充分なのだ。流し入れ、粗熱を取って蓋をして冷蔵庫に入れる。…が。うっかり冷蔵庫にしまい忘れて約1時間弱放置。ま、大丈夫だろ、多分。待つ事数時間。図書館で借りてきた本を読み耽り、高校野球決勝戦を観戦し、自堕落の1歩手前の安穏とした休日を貪る。さて、いよいよおやつにすっか。冷蔵庫から取り出したタッパーの中には乳白色のプリン。そのまま食べてもいいのだが、箱の裏に書いてある『ちょっとひと工夫』を参考にして、杏仁豆腐っぽく包丁でひし形に切込みを入れ、フルーツ缶詰のシロップを注いでフルーツを盛り付けることにする。歪なひし形の切込みを入れ、この間100円で買っておいたミックスフルーツ缶を開け、そのまま上にぶちまける。これは盛り付けとか呼べる作業じゃない。冷奴の上に醤油をかけるノリだ。いいのだ。自分で食べるものの形状には拘らないぞ。 では、いただきます。うん、さっぱりしていて非常に美味い。また今度フルーツ缶と一緒に買ってきて作るとするか。たちまち完食、ごちそうさま。タッパー1つは4人分。これで体重が減る道理かあるだろうか。本日の教訓『原価約270円で満足は手に入る』
2007年08月22日
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財布の中に入っている紙幣は野口英世博士が2人。充実した休暇を楽しむには何とも心もとない頭数。必要となれば郵便局のATMに駆け込めばいいけど、出来るなら今月来月は物入りなので無駄遣いは控えたい。毎週火曜日は図書館に行く日と決めている。前に借りた3冊を返し、新しく3冊を選ぶ。通常は会社帰りに立ち寄って、閉館まであと30分のアナウンスを聞きながら書架の狭間をふらつくが、今日は休みなので日が高い時間に顔を出す。当然ながら話題作や新刊は書架には並ばない。予約を入れて、数ヶ月待たなければ読むことは出来ない。人気作家の本も通常根こそぎ借りられていて滅多にお目にかかれない。本日『サウスバウンド』を発見できたのは朝の情報番組の血液型占いで1位だったラッキーのおかげかもしれない。 図書館を出て、近くの古く小さなショッピングセンターに入る。古本屋と金券ショップとドラッグストアに新しく出来た100円ショップ、それほど興味をそそる場所は少ないのだが。ここでも血液型の神様が気まぐれに微笑んだ。何の気なしに入った古本屋で目に飛び込んできたのは、宮部みゆきの新刊『楽園』上下刊セット2000円。 今、財布の中には確かに2000円がある。逆に言えば、2000円と小銭しかない。大昔、発売間もない『模倣犯』上下セットが別の古本屋で売られていた時は狂喜乱舞して即買いした。今も、速攻でバッグから財布を引っ張り出そうとする自分は健在だが、金銭的余裕があまりない現在、予定外の出費を押し止める自分が新たに加わって小競り合いしている。うむむ。古本屋は魅惑と誘惑の場所だ。酒にも博打にも興味はないのでドツボに嵌る人間の気持ちは完全には理解し得ないが、おそらく断ち難い誘惑ってのはこんな感じなんじゃないかと思う。少し考える時間が必要と思い、一度店を出て熟慮する。100円ショップを冷やかしながら、『楽園』の姿は頭の中にこびりついたままだ。今図書館に予約を入れても借りられるのは数ヶ月後に違いない。買わなければ、後から来る他の客が買っていく事は自明の理。今日買わなければ、気が変わって後から来ても買えないかもしれぬ。決めた、買おう。チャンスを1度逃すと次のチャンスが何時巡ってくるか分からない。古本屋に引き返し、店内にいた他の客の姿を見て一瞬ひやりとし、先刻と同じ場所にあった本を見てホッと胸を撫で下ろし、今度こそ確信を込めて財布を取り出す。人は斯くも容易く楽園の仕掛けた罠に嵌ってしまう。そしてそれを幸福と信じきってしまう。本日の教訓『金が無い時に古本屋に近づくな』
2007年08月21日
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子供の頃、夏休みの宿題はさっさと終わらせてしまうタイプだった。目標は7月中。無理なら8月上旬まで。のび太やカツオやまる子ちゃん等マンガの主人公が8月31日になって親に怒られベソかきながら宿題に追われる様、あんな状況には間違っても陥りたくはなかった。っつーか、夏休みを心安らかにダラけ満喫するために、後半に嫌な仕事を残しておいたら気が休まらない。面倒な事はとっとと片付けて、残りの休みを充分堪能する。これぞ正しい夏休み。一言で言えば単なるせっかちだ。その習性は大人となった今でも変わらない。8日間の夏休み2日目の今日、果たすべき宿題・家の掃除に取り掛かった。ここで掃除をしておけば後顧の憂いなく遊んだり出掛けたりゴロゴロしたり出来るってもんさ。よし。いつも手抜きをして、見ない振りして省みなかった部分も今日は手をつけよう。冷蔵庫の野菜室と、換気扇周辺。いずれも出来れば目を背けたい忌まわしい場所だが、ちょうど夏場でもあるしいい機会なのでこの世の地獄でも拝んでおくか。野菜室。買ったら収納せず出しっぱなしのウチの親の困った習性の何割かは確実にこの体内に受け継がれている恥ずべき汚点。買って、冷蔵庫に入れて、そのまま放置。冷蔵庫の中に入れるだけマシと単純には威張れない。開けて、眼下に広がる余りにもグロテスクな光景。…液状化現象。無事なのは、ニンジン2本と筍水煮パック2つだけ。あとは全滅だなこりゃ。元は小ネギだったもの、ナスだったもの、ほうれん草だったもの、ししとうだったもの、最早原形を留めていないもの。既に食物の範疇を逸脱した哀れな野菜たちに別れ告ぐ。換気扇周辺。ウチのガスコンロの真上には銀色のレンジフードがあり、その壁際部分に扇風機形の換気扇がついている。このレンジフード、3年居住して今まで1度しか掃除していない。確か1年半ほど前だった気がする。掃除サイクル18ヶ月じゃ、そりゃ汚くて当然だろう。脚立を持ってきてよじ登り、メラミンスポンジでぐいぐいこすると、たちまち油汚れで白いスポンジがベトベトの茶色になる。それだけでは飽き足らず、手まで粘着性の汚れが絡みつく。日頃のまめな清掃の必要性をこの瞬間は痛感する。こんな反省は長続きした例は皆無だが。困るのは、家庭内労働で汗だくになっても、こんな手じゃ顔を拭く事すらままならぬこと。顔面を汗が洗い流すが如く流れ落ち、目に沁みる。ついでにこんな所を磨きまくってピカピカにしても家族の誰一人気付きやしない事実も心に沁みる。今日は週で最も忙しい月曜日。会社では今頃きっと慌しくやっていることだろう。ま、こっちもそれ以上に酷い状況だけどさ。すみません、会社で仕事してる方がよっぽど楽です。コンロ周辺磨いて、床も掃いて拭いて、布団も干して、とりあえず何とか掃除は出来た。もう汗だくで、顔拭き続けたハンドタオルが、雑巾と区別がつかない。そして、本日の生ゴミ回収に間に合わなかった野菜ゴミが、家の隅で悪臭を放っている。次の生ゴミは明後日水曜だ。それまで…臭い。本日の教訓『生ゴミは回収日前日にまとめる方がいい』
2007年08月20日
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さて、明日からいよいよ夏休み。自分の担当する業務は滞りなく片付き、来週予定されている仕事の引継ぎを済ませ、不測の事態発生時には連絡下さいと言い残し、休む側残る側双方若干の不安を抱きつつ会社を後にする。ウチの母校の校訓は『自主自律』だったが、社会人やっていてこの言葉が実に心に響く。自力で覚え、自分で実行しなくちゃ仕事にならない。自分は覚えていなくても他の誰かが分かっていれば大丈夫という他力本願人任せな考えではやっちゃいられない。その類の人種が仕事仲間たちなら尚更だ。すみませんが、頑張って覚えて処理しといて下さい。さて。我が子を千尋の谷に突き落とす親獅子の気持ちを味わって、一歩会社の門を出ればそんな事ぁどうでもよくなる切替速攻人間。思考は既に休日の利用内容検討中。問題が1つある。この休日、遠出の予定は無い。海外はおろか北海道も沖縄も京都も箱根も守備範囲外。せいぜい近場の鎌倉だの横浜だのみなとみらい地区だの当然日帰りで行きたいと思っているくらいだ。ウィンドウショッピングも悪くはない。しかし、休み明けに会社に持っていくものとは何ぞや?日本の伝統、土産物。そう。ウチの会社の夏休みは交代制。既に休み終わった人々も数人いる。彼等が持って来るのは、平たい箱に入った個別包装の菓子。観光地と名のつく土地に行けば必ず売店で販売している、アレだ。何処にも行かなかったから何も無いなどと、渡世の仁義を欠いた発言も憚られる。そこでふと閃いたのが、Y県在住の親戚達。この季節は、葡萄や桃を送ってくれる事もある。食べきれずに腐らせてしまうくらいなら、会社にいくつか持って行って食べてもらえばこれぞ一石二鳥。貰ったお歳暮を他の家に持っていくサザエさんばりの手口に浅はかにもほくそえんだのもつかの間。今日帰宅したら、葡萄が届いていた。早っ!嬉しくもありがたいけど、タイミング早っ!冷蔵庫に入れて保存しておくとしても休み明けに持っていくには若干時期が遅くなりすぎかも。いや待て。果物は多少古くなった方が基本的に甘味は増すはずだ。イケそうか?多分イケるんじゃないか、きっと。本日の教訓『果物は液状化する前に胃に収めるべし』
2007年08月18日
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暦上は一応もう秋なので、挨拶上は残暑お見舞い申し上げなきゃならない所だが、脳味噌も熱で分離するんじゃないかレベルの猛暑が続いている。改めて陰暦と実生活の乖離を克明に感じる。確か先月、今年は平年並みの暑さと気象庁は修正入れたはずだが、半月程度で大ハズレの連日灼熱地獄。内勤会社員やっていてよかったと思うのはこんな時くらいだ。自宅にはクーラーがなく、会社にはそれがある。昨日の昼、会社にて、その前日に館林で40.2℃を観測した話題が出た時、そういえば日本有数の酷暑地域熊谷はどうだろうと疑問を抱いたが、さすがはその名に恥じぬ熊谷市、観測史上最高記録更新40.9℃キターーーッ!おめでとう、日本一暑い、否熱い街の称号は君のものだ。って、いらんわ。それより欲しいのは涼やかな風だ。そんな浴槽の水温みたいな温度に比べれば、ここY市の平熱と大して変わらない気温など生易しいはずだが。この体内の水分が汗となって次々と放出されていく状態が快適なはずあるわけない。日中はいい。外界と隔離された仕事場にいるから。目下最大の懸念は、来週1週間続く夏休みである。ウチの会社に盆休みという恒例行事は存在せず、交代で1人ずつ1週間の休みを取っていくのだ。明日あと1日出社すれば、次の日曜まで連続8日間の休日。休めば、寝坊は出来るし掃除も出来るし読書も出来るが、デスク上に未処理の伝票はどっさり溜まる。ついでに休み明けの月曜の出社意欲がどっと失せる。更に、日中の気温上昇の暴力に耐える必要がある。人生楽あれば苦ありという水戸黄門の説教が身に染みる。行楽に行く予定も予算も今のところ無い。あるのは、散々に散らかった自宅だけだ。猛暑に晒される室内で黙々と掃除…。これぞ地獄絵図だ。仕事していた方が多分マシかもしれない。本日の教訓『今週末は気温が下がるという予報はせめて当たって欲しい』
2007年08月17日
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早いもので、この間の鎌倉散策からもう1週間が経過してしまった。チンタラ書き進んでいるから全然終わらない。たかが半日の、しかも殆どが移動時間の旅路で何やってんだか。先週の水曜。鎌倉周辺で5つのスタンプを集めて、100円ミスドで休憩とって、やっとスタート直後に買った一日乗車券を利用する時が来た。それまでは汗だくだった。背中を汗が伝い、腕に汗の玉がじっとり浮かび上がり、顔を拭いた汗でハンドタオルがべっとりするくらい、汗と共に過ごした濃密な午前中だった。しかし。ここは熱波に溢れた地上とは明らかに異なる別世界。陳腐な表現で言えば楽園。適度に冷房の聞いた車内は午前中の移動に次ぐ移動の疲れをゆったりと癒してくれる。時に住宅地の間をすり抜けるように、時に路面電車へ変貌しつつ、無人駅をのんびりと通過していく名物列車・江ノ電。この慌てず騒がず単線故に時折線路上で停車する小さな電車にはその絶大な人気に恥じぬ素朴な心地よさがある。目的地は終点・藤沢駅なので、眠りを誘う振動に身を任せて熟睡してもいいのだが、窓から見える空と海のブルーボーダーにはつい視線が吸い寄せられる。海が見慣れないわけではない。それどころか毎日嫌というほど東京湾を拝んでいる。打ち寄せられるゴミの汚さも時折発生する赤潮の臭さも知っている。それでも、相模湾に憧憬じみた郷愁を抱くのは、未だに『SLAM DUNK』の影響が残っているとしか思えない。ちなみにこの発想はかなりありふれたもののようで、藤沢から江ノ島へ向かう途中の車内で、近くにいた20歳前後と思しき男性2人連れもここら辺はマンガに出てきた場所だと話していた。同志よ!と勝手に親近感。いや、迷惑だってばそれ。至福の時を満喫する事30分以上。ようやく電車は藤沢駅に到着。JRと小田急のターミナル駅でもあり、駅ビル百貨店まであるこの駅はまさに都会。麦わら一味のイラストで飾られたホームを過ぎ、改札を抜けた所で、6個目のスタンプポイントがあった。華やかな場所には美しい女性が多く集うはずと踏んだのか、女好き料理人サンジ発見。 さて。藤沢駅はこの行程において重大な意味を持つ場所と考える。百貨店に必ずあるもの。そう、綺麗な洗面所。駅のトイレより格段に清潔で設備も整っている。トイレ休憩と日焼け止め塗り直しに関してはここは最高の場所と言える。そういえば、昔江ノ電一日券を初めて買って藤沢まで来た時も、やはりこの駅ビルのトイレを使用した記憶がある。進歩が無いというよりむしろ、その行動を再びなぞっている気がする。いいのだ。次の目的地は夏の湘南の聖地江ノ島。日傘の大敵・強烈な潮風と紫外線のシャワーが待っている。湧き出る汗でいとも容易く流れ落ちる無駄な努力と知りつつもしないよりは幾分マシだ。続く。本日の教訓『江ノ電鎌倉高校前駅は別名陵南高校前駅』
2007年08月15日
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昨日、妹その1・トロは体調が悪かったらしく会社を休んだ。一日中寝ていたらしく、夜中になってようやく起き出して来て、妹その2・イカと今マイブームの某野球マンガについて熱く激しく語り合っていた。ぶっちゃけうるせーよ。こんな時のトロはテンションが高い。見ているこっちが超ドン引き状態に陥りそうな興奮モード。日中夏バテで魚河岸に並ぶマグロのような醜態を晒していたとは到底思えない。こりゃ明日は完全復活だなと思ったものの。今朝。ぬぼーっと脱力した面で起き出して来たトロ、着替えを持って洗面所に入った。7時を少し過ぎた頃だ。自宅の洗面所はトイレと風呂の狭間なので、コイツに洗面所を占拠されるとトイレが使いづらくてかなり迷惑。さっさと着替えて出てきてとっとと仕事行けやと思いつつ。なかなか出てくる気配がない。7時半を過ぎ、そろそろこっちも出社する時間なんでトイレ強行突破を狙い洗面所のカーテンを開くと。そこには妹その1・トロが物言わぬ状態で転がっていた。衣類の入ったプラスチックのカゴに上体を預ける形でうつ伏せになり、失神しているんだかただ単に眠りこけているんだか知らんが、微動だにせず、文字通り転がっている。とりあえず大丈夫かと声をかけてみる。返事はない。ただの屍のようだ。さて。どうするか。こっちはもう仕事に行く時間。幸いな事に、今週は夏休みで親と妹その2は家に居る。しかし、今、2人は揃って飲み物を買いに行くと言って外に出ている。行くとしたら自動販売機かコンビニのどっちかだからもう少しすれば戻ってくるだろう。そんなわけだ。仕事行ってくるぜ、トロ。ちゃんと留守番してろよ。家を出た所で、帰宅した親と妹その2と鉢合わせした。妹その1が洗面所で倒れていると手短に状況を説明すると、その光景を想像しただけで、親、爆笑。心配は無しですかい。更に妹その2は笑いを含んだ顔でこう語る。「トロが死んだか、現場検証だ」いや、まだ生きてるし。何つー薄情な家族だ。そのまま何食わぬ顔で仕事行こうとした人間が言うのもなんだけどさ。結局。トロが起き上がらないので、「脈を測ったら温かかったから生きてると思った」「服を持って洗面所に入ってからの記憶がないらしい」「代わりに仕事休むって会社に電話入れてやって、 洗面所で倒れたから休むってそのまま言ってやったら、 恥ずかしいから本当の事言うなって文句言われた」「少し休んだら元気になって布団の上で大暴れしてた」…親はそう語った。結論。全く心配する必要など端からなかったようだ。ま、全然してなかったけどさ。今夜も妹達は昨日と同じようにマンガの話をしてうるさくやかましく騒いでいる。体力を夜の内に無駄に垂れ流しているに相違ない。本日の教訓『会社を休む時には、原則自分で電話をかけること』
2007年08月14日
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今日は何の日?今ふと気が付いた。思いつきで唐突にこのブログ始めたのは確か去年の8月12日。という事は。今日でちょうど1年経過。おお。誕生日じゃん我が不肖の日記。おめでとう。ありがとう(代返)。相手は無生物。そりゃ自分で返事するしかないわな。本日の教訓『人間は1年そこらじゃ成長しない』
2007年08月12日
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前回鎌倉を訪れたのは2年前の今頃だ。炎天下の中、江ノ島を見て、鶴岡八幡宮に行った。その前は3年前の9月。気まぐれな天気雨に祟られつつ銭洗弁天に詣でた。おそらく訪問するにふさわしい時期を選び間違えているのだろう。優雅に散策を楽しんだ記憶というものがどこにも存在しない。線路を越えて西口に渡り、直進。法務局の交差点を右折して、そのまま真っ直ぐ。これが真夏の晴天日でなければ、この行程も風情溢れるものだったに相違ないと考えても無駄なことをふと思う情け容赦ない酷暑。銭洗弁天こと宇賀福神社は山の中にある。坂を上り、今までで最も多量の発汗を促した時に、突如強烈な夏の日差しが陰り空気が涼やかさを増す。入り口であるトンネル周辺の静寂は心地よい。 ふと思い出す。宇賀福神社の近くには佐助稲荷という神社がある。坂の少し手前を左折して、住宅地を抜けると山道だ。坂道レベルじゃなく、まさにハイキングコース。鳥居の並ぶ山の中の佐助稲荷を越えると、宇賀福神社へやっと行き着く。何をどう勘違いしていたのか、この険しい道程を宇賀福神社へ至る正しいルートと思い込み、必死こいて突き進んだ3年前。実は約10年前にも来た記憶があり、それを辿りながら歩いていた。2回とも、わざわざ遠回りなコースを選択していたという訳だ。その誤りにやっと気付いたのが3年前の帰り道だった。遅っ!こっちの方から来た方が近い気がする。当然だ、それが正規のルートだ。とりあえず佐助稲荷の加護は得られていたのかも知れぬ。何とか到着。他のポイントはともかく、ここには誰のスタンプがあるか、それだけは断言できる確信が持てていた。その名の通り、ここで手持ちの金銭を洗い清める事で福徳利益を得る事が出来るという言い伝え。こち亀の両さんと東西の横綱を争えるのは彼女を置いて他に無し。好きなものはお金、守銭奴航海士ナミ発見。これで4つ目のスタンプゲット。もちろん、自分の財布を開けてしっかり銭を清めていく。我が懐に幸あれ。帰りの坂道で、数台のタクシーと擦れ違った。後部座席には数人の少女達。…暑くて歩くのウザいのは非常によく分かるけど、タクシー代払って金運の神社参拝ってのもちょいと微妙じゃね?再び鎌倉駅周辺に舞い戻る。この時点で12時、ちょうどお昼時。若宮大路周辺の本覚寺を後回しにしたのはいくつか理由がある。先に難関・銭洗弁天を済ませて楽になりたかったのと、本覚寺がある駅東口方面に、昼食を取るための店が多くあるからだ。東口には、マックとケンタッキーとミスドとモスがある。観光地来てわざわざ全国展開のファーストフードたぁどういう了見だと嘲笑うべからず。ガイドブックに掲載されているような名店に立ち寄るには時間的にも懐具合的にもやや不適切である。余裕があるときにこそ叶えたい道楽なのだ。ちなみに2年前はモス、3年前はケンタ。いつになったらレストランに行けるか定かではない。スタンプ押すのに一番並んだ本覚寺で、一定の法則に気付く。このラリーに参加している同志たちは主に3つに分類される。先ず最大派閥、行楽風家族連れ。リュック背負った小学生や幼児と、その親たち。少数派で、カップル。デートついでに参加しよっか?てな雰囲気。そして意外と多いのが、女の子の友達集団。写真撮り合ったりして楽しげにはしゃいでる。反面、小学生以上の男子集団ってのはあまり見かけない。考えてみれば鎌倉散策は近隣有閑女性の趣味の1つだ。やはり鎌倉は北条政子の昔より女性上位の街なのか。とりあえずそんな街のチェックポイントも、これで5つ揃った。ウソつき砲撃手ウソップ発見。昼飯食べたら、第二部江ノ電の旅路だ。 しかし。2年前の記憶を辿りながら、一番食べたい気分だったモスバーガーの店を探すも、若宮大路沿いのあるべき場所に、それはなかった。正確に言えば、建物は残っていたが工事中だった。改装中なのか閉店したのかは定かではないが、とりあえず本日、今現在モスにありつけそうにないことだけは確実。忌まわしい記憶が甦る。行きつけのモス店舗3店、閉店の憂き目に遭っている事実。中でも3店目は、食べたい気持ち全開で向かったら数週間前に閉店していてお知らせの貼り紙に出迎えられた。何故モスは何かの呪いのように唐突に閉店するんだ?っつーかウチの近所に再オープンして欲しい。仕方なく。ミスドの100円キャンペーンに心惹かれて甘めの昼食タイム。ドーナツ2個、120円のパイ1個、ウーロン茶で509円。水分と糖分を欲した乾いた身体は忽ちの内に皿を空にする。次にこの地を訪れた際は、おしゃれな喫茶店やレストランで優雅にランチを味わうってのも悪くない、うん。続く。本日の教訓『歩けば以前の記憶はいらん事まで甦る』
2007年08月12日
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今週水曜日決行の鎌倉スタンプラリー。まずは、鎌倉駅周辺の5ヶ所を先に集める事にした。JR鎌倉駅に到着したのは10時ちょっと前。まずは、江ノ電一日乗車券のりおり君を購入しておこう。江ノ電切符売り場に向かうと、スタンプラリーの台紙とそれを手にした若人の姿。小学生以外の参加者もいることに安堵するのはプチ小心者の証。券は買ってもまだ江ノ電には乗らない。しかし、改札の向こうにチェックポイントを発見したので、早速購入したてののりおり君を用いて中に入る。方向音痴の剣豪ゾロ発見。最もとんでもない場所にいそうな人が最も近場にいた。先ずは1つ目、ゲット。そして、再びのりおり君で改札外に出る。この動きはいかにも無駄っぽい気がする。お次は鎌倉の買い物ストリート、小町通りへ向かう。ここと、鶴岡八幡宮にそれぞれポイントがあるので順番に行こう。小町通りの、招き猫の石像近くが手がかり。そんなんあったっけか?小町通というのは、変わらないような佇まいに見せかけて実は店舗の入れ替えが激しい。以前立ち寄ったはずの店が数年後には消滅していた遠い記憶。かつては書店だった所も洋品店に様変わりしているし。とにかく歩く度に諸行無常を肌で感じるような商店街である。…あれ?おかしいな。鶴岡八幡宮が迫って来ているのに、それらしい招き猫は姿を現さない。不安を感じ踵を返してUターン。小町通りを逆送して入り口周辺まで戻った時、右手に招き猫の石像やっと発見。その後ろに、チェックポイントがある。思いっきり見逃していた。そういえば自分も方向音痴に違いはなかった。視野の狭さを悔やみつつ、トナカイ船医チョッパー発見。気を取り直して鶴岡八幡宮を目指して直進する。7日からの3日間、ぼんぼり祭が開催されているとのことで、境内の中にはずらり白いぼんぼりが並ぶ。日が落ちて灯りが灯された時の眺めはさぞ荘厳だろう。一般市民の手によるものもあれば、著名人の作品もある。何処かのオバちゃんが撮影していたのは、『地球へ…』の絵柄。竹宮恵子作品かっ!ちなみに、由比ガ浜にいるはずの麦わら船長の姿もありました。 本宮へ続く階段下の右手に、チェックポイントはあった。由緒正しい歴史を持つ神社で考古学者ロビン発見。しかし、来たついでにお参りもして行こう。5円という少ない賽銭で熱心に祈る不信心者。ついでにお守りも買っていく。貝の形で、誕生月の花の絵柄が付いている貝守、600円。弥生3月の花は桜。花言葉は『優美 大和心』名前負けならぬ花言葉負け。若宮大路を駅方面に戻りながら、ふらふらと立ち寄ったのは『いも吉の館』。一度食べて見たいと思い、結局いつも食べないままの紫いもソフトクリーム295円。この灼熱の暑さが、無性に涼と糖分の同時摂取を促していた。店内でソフトクリームに一気にかぶりつく。先に店内にいて食べていた客よりも明らかに食べるスピードが速い。いや、他の客は連れと会話を楽しみつつ味わっているのであり、こっちはエネルギー充填という重要な目的を持っていることに明解な差異が存在するのだ。まぁ、食い意地が張っているってのもあるけどね。何せ、これから向かうのは最大のヤマ場、銭洗弁天。4個目のスタンプを目指し、その前の下準備は欠かしてはならないのさ。 続く。本日の教訓『水分と糖分補給を怠るべからず』
2007年08月11日
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昨日の鎌倉スタンプラリーの話を続けるつもりが。本日、とてつもない睡魔が朝から子泣きジジィの如く背中にべっとりと貼り付いて離れず、電車の中はおろか仕事中も瞼の重みに耐え切れず意識が彼方に高速移動する始末。このまま眠りに落ちることが出来れば非常に幸福なのだが、状況が状況だけに無理に睡魔と闘うことは大いなる不幸だ。昨日の行楽疲れか?寄る年波には勝てないって事か?そういえば足もちょっと疲れが残ってる気がする。明日の朝1日遅れの筋肉痛になってたら嫌だ。やはり外出の翌日はゆっくり睡眠と休養を取らなくては。そういう訳で今日は早寝する事にした。って、もうすぐ11時なので全然早くはないのだが。本日の教訓『行楽は連休の時に決行しよう』
2007年08月09日
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そうだ、鎌倉行こう。JR東日本か江ノ島電鉄の広告のようなキャッチを呟き、本日行って来たのは関東の古都鎌倉。その800年以上の歴史に心惹かれるのは主に年配の女性。寺社仏閣、商店街、日常と少しの非日常の融合した空間を季節の彩が変わる都度彼女達は精力的に闊歩する。修学旅行の中高生の集団と勢力を二分する勢いだ。の筈なのだが。今年の夏は子供達や若者も熱い。何故って?日本でトップクラスに有名な海賊の一団が鎌倉に上陸しているからだ。言うまでもなくカリビアンの方ではなく、船長が麦わら帽子かぶってゴム人間の方の海賊団である。 マンガ『ONE PIECE』イベントが鎌倉で実施されている。由比ガ浜海岸に海賊船を模した海の家が出店し、鎌倉観光地スタンプラリーツアーも行われている。よって、今の鎌倉の街は、スタンプラリー台紙を手にした親子連れや若者達やカップルまでもが徘徊している。自分もその1人だったりするが。麦わら海賊団は総勢8名。7人の仲間達はそれぞれ鎌倉・藤沢のどこかに行っている設定で、7つのチェックポイントにある仲間のスタンプを集めて船長の待つゴールの由比ガ浜に戻ってくるというコンセプト。たかがアニメイベントと侮るなかれ。移動距離はかなり広範囲。江ノ電の鎌倉・江ノ島・藤沢の各駅、鎌倉周辺の小町通りと鶴岡八幡宮、本覚寺に加え、銭洗弁天までコースに入っている。寄り道せずに歩いても3時間は軽くかかる。しかも銭洗弁天ってば、鎌倉駅から炎天下20分近く歩く上、最後は急勾配の坂道が待っている、有名な観光地にして最大の難所。「鎌倉まで着たらこんなイベントやってたから、 ちょっとやってこうか?」そんな中途半端な気持ちじゃ出来ません。時間が足りなくなります。最初からこれをやりに来ました気合入ってます!って気分でかかって来いや。お茶のペットボトル持って、タオルと日傘と帽子持って、いつもより日焼け止め厚めに塗りたくって、準備万端、いざ鎌倉!続く。本日の教訓『真夏のタオルは必需品』
2007年08月08日
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8月の空気は熱く濃密で肌に髪に絡みついて離れない。晴れ渡る青い空も空気に押され微妙な角度で歪み、山に生い茂る深緑の斜面の隙間に、そこだけが無彩色の墓石がモザイク上に並ぶ。8月は死に最も近い月だと誰かが語った。強烈な生命の躍動と表裏一体の深い死の影がつき纏う。短い生命を享受する蝉の声のうねり。刹那の大輪の花を咲かせる打ち上げ花火。涼を与えるはずの水と、飲み込まれる人影。白球のスタジアムに響く歓声と悲鳴。見たこともない、けれど確かにあった戦争の残滓。胡瓜の馬にまたがり此岸に舞い戻っているはずの祖先の霊。通勤時の友・iPodの充電を怠ったため音楽抜き状態で家を出ると、多重音声で響く蝉の鳴き声が降り注ぐ。朝まだ涼しげな風が吹き抜けて深く茂った木々を揺さぶる音。小さな川のささやかなせせらぎ。日常は様々な音に満ちていて、それらの音色は葉月という季節の到来をくっきりと示している。肌を刺す日差しは既に鋭く、黒い日傘を透かしてうっすらと差す光は凶悪ですらある。心の中には夏の景色が水彩画のように広がっている。青い空と、緑の山、黄色い向日葵の花。夏の音が描き出すのは日本の原風景ともいえる田舎の夏だ。永遠に変わらないはずの景色は記憶の中のみにあり、実際の夏は徐々に終焉へと向かっていく。8月の暦は夏の終わりのカウントダウン。山と川とに挟まれた場所にある、家庭菜園が広がる広大な空き地だった県所有地に、県営住宅の建設が始まるらしく造成工事が始まった。草だらけの土地は整地され、住民手製の畑は消えた。灰色の砂利で固められる地面には窒息しそうな静寂だけが残る。誰に見られるわけでもなく、春には白詰草、秋には秋桜、そして夏には向日葵が勝手気ままに咲き誇っていた場所に今年の夏は何も咲かない。本日の教訓『一年で最も郷愁を誘うのは夏だったりする』
2007年08月07日
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記憶という抽象的概念を具現化するならば箪笥だ。箪笥には数多くの抽斗がある。抽斗にも、開けやすい位置で覗き込むのに最適の高さのもあれば、一番下段だったり、背の届かない高さにあったりと、通常開閉するに適さない場所のもある。一番手の届きやすい、最も頻繁に使用する抽斗には生年月日や住所氏名等基本的な個人データや毎日のように行う行動に関した記憶が収納される。中でも手前の方にあるのが、今現在仕事でよく使うものだ。記憶力は割とよかった方だと思う。百人一首も全部覚える事が出来たし、テストは暗記分野が高得点だった。それどころか子供の頃に読んだマンガの内容、流行っていた歌の歌詞、改装される前のショッピングセンター内の景色、覚えていても人生の役には立ち得ない遠い記憶は今なお健在だ。それどころかちょっとした拍子に抽斗から勝手に飛び出してくる。ビックリ箱かよ。服に衣替えという入れ替えの季節があるように、記憶にも入れ替えの季節はちゃんと存在する。学生時代の公式やスペルや首都名や元素記号や動詞活用法、かつては最前列に収まっていたが、今その場所を占拠しているのは、会社のパソコンの使用方法であり得意先・仕入先コードであり商品コードであり短縮電話番号だったりする。よくしたもので、一番使用頻度の高いものが最も手近にある。毎日のように入力するコードなど一覧表を見ずとも指先が覚えていて自然とキーボード上を踊る。しかし。特等席に入れない記憶は何処に行くのだろう。資格コレクターではないが、自分への先行投資としていくつか取得した。原付を除き、どれも実技はなくペーパー試験のみだ。3年半前にはある国家資格試験に何とか合格した。何度もあともう何点に泣き、やっと合格した時は小躍り状態。試験合格に加え、実務経験か指定講習受講が資格付与の条件だったので3年前の今頃、引っ越し準備時期と絶妙に重なった時、4日間連続で東京へ教材背負って指定講習に通った。非常にハードだったけど、同じ講習に参加した人達と話したりするのが非常に新鮮で、学生に戻ったような懐かしい錯覚に囚われた。なのに不思議だ。あれだけ一生懸命に勉強したはずが、記憶の抽斗のどこら辺に迷い込んでいるのだろう。今テレビ等メディアで報道されるある社会問題、その件について試験勉強何年もして合格したってのに、解りやすく説明してくれと今言われても上手く出来る自身がない。聞かれてもあれ?どうだったっけ状態。これだけ情けない事は滅多にない。これじゃ将来資格を最大限に有効利用するなんて夢のまた夢だ。心を入れ替えて勉強し直さねば。っつか、子供時代のわけの分からん記憶は変幻自在に勝手にはみ出してくるってのに、肝心な実用分野での記憶は何処で冬眠中だオイ。記憶の抽斗の、よく手に取れる場所。そこに学んだ事を整然と収納できればいいのに。本日の教訓『親の記憶の抽斗には、子供が忘れて欲しい恥ずかしい記憶が最前列に収納されている』
2007年08月05日
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「あー、仕事行きたくないなぁ。休みたいなぁ。 あいたたた、ダメ、もう無理、体が動かない」家庭内武蔵坊弁慶な妹その1は外面はいい。仕事場では非常に真面目で働き者らしいが、その極端な反動を家に持ち帰ってくるので非常に傍迷惑と言える。仕事がきつくても朝時間になれば起き出してさっさと出社するが体が痛い・だるい・調子が悪いと三拍子揃ったうざったいほどのサボりたい願望を吐き散らすのが玉にキズ。「もう体力の限界、引退します」昭和の名横綱かよお前は。それこそ。「アンタも腰を疲労骨折した事にすれば?」当然ながらそんな陳腐な言い訳に引っ掛かる愚かな会社など存在するはずも無く、ついでに妹その1は非常に小心者で実際にサボる度胸も存在し得ない。「そうしよ、あいたた、腰が」ノリノリだなお前。文句を言いつつも仕事はサボらないんだから会社としては便利な人材である。「でもバレたら謹慎な、4ヶ月間病院往復だけ」大抵の人間はそんな過酷な状況に耐えうるはずはないのだが。妹その1は絵に描いたようにニタリと笑う。「あー、それいいね、最高じゃん。 外に出なくても全く問題ないね。 妹その2をパシらせようっと。 家の中で毎日ゲームとDVD三昧だ。 もう、ニートだよ、引きこもりになっちゃうよ」何得意満面に語ってんだよ。そんな光景が容易に想像できる。想像しただけでウザい。むしろこれは口先だけの冗談ではなくかなり高い割合で本気が入ってそうで恐ろしい。もし本当に妹その1が家に引きこもったら、家の中がどのような惨状を呈するのか想像もつかない。前言撤回。例え妹その1が何をやらかしたとしても謹慎処分ではなく強制出勤処分にして下さい。本日の教訓『一日中家に引きこもるなら掃除でもしておけ』
2007年08月04日
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本日をもって、ウチの会社で事務服が約2年ぶりに復活した。グレーにストライプの入ったベストとスカート、夏冬兼用。下に着るシャツ若しくはブラウスは自前調達。その四文字熟語だけで気分は滅入る。仕方がないのでユニクロに行ったら、ちょうど値引き品としてノンアイロンのブルーのシャツがあったので、1枚1990円、2枚で3980円で購入。お買い得とほくそえんで買いつつも、この金があったら向かいの店で1980円で売っているカットソーとトタンクトップのセットが2組買えたともう取れやしないタヌキの皮算用。別に着たくもない制服のために私服を犠牲にするとは理不尽な。で。汗だく状態で出社して制服に着替えて。ぐてぐて状態の私服を干せるのはありがたいと思いつつも。暑い。夏の盛りに通年対応のベストってのはこの季節清涼感に欠ける。スカートはパンツに比べれば通気性に勝っているとは思うが、セットでストッキングが必ずついてくるのでやはりうっとおしい。しかし仕事の一環だと我慢して仕方なく着用するのも従業員の義務。単に足が太いから嫌だとか普段パンツ派だからスカート嫌だとかいちいち着替えるの面倒くさいとか、そんな単純な理由では回避できそうにない。むしろそんな事情で回避できるような服装規定なら存在価値がない。しかしそれ以上の理由も見つかりそうにない。腰の疲労骨折でスカート穿けません。ダメだな。今が旬のそんなギャグな理由じゃ到底誰も納得できそうにない。明らかに嘘と見え透いているし正当性と関連性に欠ける。せめて仮病欠勤時の口実に使え。本日の教訓『スカートを着用してみたものの、座った時の足幅は大して変わらなかった』
2007年08月02日
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今日、不本意ながら家の掃除に明け暮れていた時の事。白いコンビニ袋に入った何かが、部屋の片隅にあった。直方体の箱のようなものが4つ入っている。袋の手提げ部分をしばっているので、結び目を解かなければ中身を出す事は出来ない。それでもこの類の袋はうっすらと透けて見えるので箱に記入された文字を読み取る事は可能だった。どうやら、サプリメントの類らしい。直方体の箱の中に、瓶が入っているのだろう。どれも違う種類っぽい。これはおそらく妹その1の所有物だ。あれだけ不摂生な生活を送る分際でファットカットたぁ笑わせる。サプリと併用して食生活も改善しろってんだ。ふと、ある文字が視界に入り凍りついた。31500円。はいぃぃ?思わず数え直した。間違いなく5桁だ。3150円じゃない。しかも、この文字は箱の1つの側面に書かれているのだ。似たような箱は全部で4箱ある。内1つだけ価格が1桁高いというケースはあまりなさそうだ。…という事は。梅雨明けの蒸し暑さの中、ぼとぼと流れ落ちる汗が一瞬冷たく感じられた。それ以上現実を直視しようという気にはなれなかった。見なかったことにしよう。家族といえどプライベートな買い物に口を挟むべきじゃないだろ。勿論それは偽善であり詭弁である。妹その1の金遣いの荒さと計画性の無さはスキーに例えれば軽くK点越えだ。交通違反に例えたら飲酒運転クラスだ。これだけ後先考えず欲しい物を買い漁ったら気分爽快になるどころか先行き不安になりそうレベル。コイツとクレジットカードという史上最悪の組み合わせ、学校で行う、自己破産についての学習会の教材になりうる。宮部みゆきの代表作に『火車』がある。カード破産者の悲惨な人生を描いた恐ろしくも役に立つ、何故これで直木賞が取れなかったのかが不思議に思える名作だ。初めて読んだのはもう10年以上前だが、その時は地獄の深遠を敢えて覗き込もうとする無謀な人間が自分のすぐ身近にいるとは思わなかった。 妹その1は昔からミステリーを読まない。その理由は「怖い」からだそうだ。それは世間一般でホラーと呼ばれるジャンルだろ。っつか、お前の人生の方がよっぽど怖いわ。本日の教訓『クレジットカードを持つ前に、是非ご一読を』
2007年08月01日
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