娘の発表会に行ってきた。ヴォーカルレッスンの生徒さんの発表会。小さな子から年配の方まで、堂々と歌ってた。気持ちいいだろうな。いい時間だった。
で、今日は、父の日だそうで。
帰りの車で、娘が「今日は、ツイッターなんかでは、普段は言えないけど、お父さん、ありがと…。という書き込みがいっぱいされてる。」と言ってた。私は、「眼には見えないけれど、今も支えてくれてるのはパパなんだからね、感謝しないとね。」って答えた。
「もし、生きてたら何あげたかね~。」って娘。「仕事柄(娘のバイトね)、お酒なんかあげたかも。だっさいの小さなビンとか、あげたかな。」って。
私「あまりお酒は飲まなかったと思うけど、もらったら”ありがと~。Nちゃん、うれしいよ~”って言ってちびちび飲んだだろうね。」
娘「そんな風に言ったかね。もうわかんないや。どんなふうに言う人か忘れちゃった。」って。
私は、まだ声や言い方も思い出せるよ。でももう子供たちにはわからないみたいだ。父の日ってちょっとせつないや!
子供たちには、父の好みを想像することもむずかしい。生きてたなら、父親の好みなんか考えてプレゼントしただろうけどね。
Mくんへ
子供たちは、やっと少々落ち着いてきたよ。今までが大変だったけど、なんとかね。ここまで来たよ。Tは、たぶん勉強がんばってる。予備校には、かなり朝早くから行ってるみたい。タイムカードに印字されてた。まだまだあの子はがんばれるよ。同い年の男の子が大学生になって学生生活をエンジョイしてるのを見るとね、Tの生活との違いに言葉がないよ。けど、希望を見失ってないから、頑固に一筋だから大丈夫。頑固なのはMくんに似たのよ。
Nは、程よい大学に行って、大学生活もエンジョイできるし、アルバイトも、習い事もできる、無理しないで通えてるから、そこがいいかな。M君が生きてたらもっといい大学に行けたかも・・・けど、この大学でちょうどいいや~ってことも言ってた。M君だったら今のNになんて言ってあげるかな。それでいいんだよ・・・って言うだろうね。
おっと、そうそう私の父は、じいじだ。
じいじへ
今日は、父の日だよ。じいじがいなくなってから、案外早くばあばがそっちの世界に行ったでしょう。もう会えたかしら。私は一気に二人がいなくなって、急につかまるところがなくなっちゃって、心がふらふらしちゃったよ。まだ私はそっちには行かないよ。しばらくは見守ってね。じいじの孫は4人だよ。わかるかな。雅のお嫁さん、会ったことないでしょう。いいお嫁さんよ。そこにも孫がいるのよ。知らなかったでしょう。Mくんに会った?じいじより先にそっちの世界に行ってたから、びっくりだったでしょう。じいじにはM君が死んだこと言えなかったもんね。そっちの世界で心穏やかでありますように、祈ってるよ。
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