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2015.07.10
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御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで行われた SARカンファレンス を聴講した。

近年、災害時にSAR(合成開口レーダー)による観測が地殻変動の検出をはじめとしたさまざまな情報をもたらしてくれるようになった。
カンファレンスは事例を紹介しつつSARの有用性を知ろうというもので、どの発表も興味深かった。

基調講演は防災科学技術研究所観測・予測研究領域の小澤拓氏による「火山活動把握における合成開口レーダーの有用性」。
SARの特性を解説しつつ、新燃岳の事例等でのSARの活用成果を紹介した。
天候や噴煙の影響を受けない点や面的な変化抽出ができる点などの長所や観測方向が限られるなどの弱点にも言及しつつ、SARだからできることを示した。

続いて事例紹介でイタリアのNationalInstitute of Geophysics and VolcanologyからDr.Simone Atzori氏が「Operational InSAR exploitation in Geophysics」っと題して干渉SARの事例を紹介した。
2010~2011年のニュージーランドにおける地震での地震断層の相互関係や、死海のシンクホールによる地表面の沈下や崩壊について、SARからの検出を行った話を中心に、SARの特性をレビューした。


前提となるのが戸田氏が考案したCS立体図と呼ばれる地形表現手法で、等高線の標高、傾斜、曲率(尾根や谷が分かる)を取得してそれぞれの色を割り当てて透過して重ねることで地形の凹凸を再現したもの。
干渉SARから得られた隆起エリアとCS立体図から判読できる地形を重ねることで、進行中の地すべりが検出出来たという事例は非常に画期的だった。

SARの利用は災害に限ったことではないが、現在運用されているALOS2(だいち2号)をはじめとしてさまざまな衛星のデータが使用できる中で、今後ますますSARの利用が広がっていくことを期待させるカンファレンスだった。





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Last updated  2015.07.10 01:07:58
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