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2017.08.17
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カテゴリ: 交通
タクシー 変わらねば…「乗車前に運賃確定」実証実験開始

タクシー業界と国土交通省が7日から、乗車前に目的地までの運賃を確定させる実証実験を東京23区などで始めている。早ければ今冬にも、他人同士でタクシーをシェアする「相乗り運賃」サービスの実証実験にも乗り出す。


確かにタクシーは乗る前に運賃がわからないことが利用しにくさの大きな理由でもある。
多くの交通機関は事前に料金を調べることができるし、計算も立つが、タクシーは便利な乗り物ではあっても、財布の中身に余裕がない限り、ギリギリではちょっと怖い。

もちろん利用料金は一定のルールに基づいているわけだが、通るルートによっても異なるし、そもそも目的地までの正しい距離をわかって乗る人もなかなかいない。
あるいはそのことがタクシーを利用者から遠ざけてしまっている可能性もあるわけだ。

今回の実証実験が実現したのはこうした利用者の運賃に対する不安に加えて、タクシー業界がアメリカでウーバーが一般化させたライドシェアに脅威を感じていることもあるという。
ウーバーのライドシェアは自家用車を利用者が料金を払ってシェアするもので、事前の料金確定も導入しているし、アプリによる決済も取り入れている。

この方式は日本では白タク行為にあたることから認められていないが、オリンピックを前に解禁への声が根強いことも事実だ。
国内事業者が、いわゆる「黒船」襲来に備えるためにも、ライドシェアの利便性を念頭に置いた新たなサービスを模索することは自然なことともいえる。


公共交通が社会効率を形にした移動手段だとすれば、タクシーは個人効率に極めて優れた移動手段であり、潜在的な利用者層は実は大きいはずだ。
そうした人たちに気軽に乗ってもらうためにも、事前に料金が明確されたり、シェアの仕組みができたりということは効果が大きいのではないだろうか。





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Last updated  2017.08.18 01:08:59
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