チョコと私の愛しい日々
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それは9月初めの週末のことでした。秋の訪れを感じる気持ちいい日で、こんな日はお外で過ごさなくっちゃとチョコと二人、郊外の公園まで遠出したのでした。涼しい風が吹く中での散歩はとても気持ちよくて、ピクニックシートの上で二人でゴロゴロしたり、芝生を走ったり。数時間後には悲劇が起きることも知らず、チョコも私も上機嫌なのでした。そして、帰り道に急な坂道を駆け降りた直後...チョコの足がふと止まったので、振り返ると、チョコが左後ろ足をあげて固まっていました。チョコ、あんよ、どったの?そっとリードを引いてみると、やっぱりびっこをひいている。ああ、やっちゃった実は今年の春、同じように散歩の途中、チョコがびっこをひきはじめたことがあったのです。その時、獣医さんに告げられたのが膝蓋骨脱臼。通称、パテラです。膝関節が何かの拍子に外れてしまうもので、小型犬に多い病気です。チョコは先天的に膝のお皿が浅く、外れやすいそうで、加齢とともに筋肉の力が弱くなって発症したのではということ。でも、その時は1週間ほどで自然に治り、、その後も何もなかったのでつい油断していました。ああもう、私ったら。急な坂道を駆け降りさせるなんて。下り坂は負担が多いって獣医さんにも言われてたのに。後悔しても仕方がないけど、これはどう考えても私のミス。今回のは春よりひどく、しばらくは盛大にびっこを引いていて、3週間経った今もまだ歩く時に体が左右に揺れます。でも、今回は抗炎症薬だけでここまで治ったからまだよくて、膝の靭帯を損傷してしまうと、手術が必要らしいです。そうならないためには筋肉をつけ、体を正しく使えるようにしないといけません。チョコ、治ったらバランスボールのトレーニングを再開しようね。それにしても、今回の感じたのは、チョコもシニア犬の仲間入りをしつつあるということ。うちに来てから、最初こそ大きな手術をしたけれど、その後は健康優良児だったチョコ。でも、これからは少しずつ不調も増えてくるんだろうなあ。実家で飼っていた柴犬のブブは、やはり健康優良児だったけれど15歳を超えた頃、それまでなら簡単に飛び乗っていたような段差で転び、歯が一本抜けてしまったことがありました。その時、私を見上げたブブは、あれ、どしたんだろ?ボク、転んじゃった?そんな困ったような、照れたような顔をしていました。思えば、あれがブブの老化のはじまりでした。だけど、ブブが初めての犬だった私たちは、無知でブブが年をとるなんて信じたくなくて、そのことに真剣に向き合うことができませんでした。その後もブブは19歳にあと3ヶ月というところまで頑張って生きてくれたけど、今でも、あの時にちゃんと考えればもっと違う余生を送らせてあげることもできたのでと後悔があります。チョコの弱みにつけこんで憧れのお姫様抱っこに挑戦する夫。チョコはまだ9歳だからそこまでおおげさに考える必要はないかもしれないけど、シニアの入り口にいるのは間違いないでしょう。たぶん、犬との暮らしはここからが大切なんだと思う。注意深く見守って、小さな変化を見逃さず、その時々に必要なことをする。大切に、大切に。ブブにはしてあげられなかったこと、チョコにはちゃんとしてあげたい。切ないけれど、そう腹を括らなければいけない。そうしなければ、きっと私はブブに叱られる。最後まで読んでいただきありがとうございます。↓応援クリック、励みになります。にほんブログ村↓よろしければ読者登録も!!
2024.10.02
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