と私的な問題はいい加減にして、作品の紹介へ。 Gordon Haskell Hionides - One Day Soon (2010) 発売レーベルはFULLFILL、ユニバーサル。 現在ハスケルが住んでいるギリシャの島の桟橋に腰掛けたモノクロ写真が正面を飾っている。虚飾の無い今の自分そのものと言う事だろうか?裏面には岩場で裸のまま海を眺める後姿が載せられている。全10曲、すべてがハスケルのオリジナルで占められている。メディアプレイヤーで見ると分類がフォークw ケースを開けるとギターやベース、ウッドベースを抱えるハスケル、ネコと戯れるハスケル、農業を共にする愛妻と慎ましやかな生活を感じさせる写真などがコラージュされている。 そう、今回の作品、ハスケルも積極的に楽器をプレイしているのだ。しかもベースはかなり弾いている。パートによっては明らかにウッドベースとか細かく使い分けてる様子もある。タイトル曲のOne Day Soonのみワルシャワでレコーディングされ現地ミュージシャンの起用でベースを弾いていないが、その他のベースはたぶん彼自身のプレイだと思う。昔から彼のソングライティングにおける特色であるジェントリーで暖かな作風の曲も確かに含まれてはいるが、シャープでタイトなリズムにのせて男の哀愁を唄うスタイルも。ここには40年前に2枚目のソロを作った時の様な、周りの成り行きにまかせて、ミックスダウンにも立ち会わなかったような人間はいない。細部まできっちり練りこんだタイトなサウンドと自信にあふれた唄いっぷりは、CDを聴く前に思い描いていた想像より遥かにカッコイイ。伊達に45年以上プロミュージシャンやっていませんなw
1. THE FOOLS OF YESTERDAY 2. SOME SINS (I SHOULD'VE KNOWN BY NOW) 3. FOREVERMORE 4. THE WAYS OF THE WORLD 5. ONE DAY SOON 6. WOUNDED TIGERS 7. GOOD MAN DOWN 8. SUNSHINE SHOES 9. HAPPY TO BE 10. THE FEAR IS GONE All songs written by Gordon Haskell Hionides.
Gordon Haskell : bass guiter, guitar, vocals. Bob Kennedy : electric guitar, piano, drums. と、基本的に表題曲以外はボブ・ケネディとの二人で制作されている。 派手さはありませんが滋味豊かな作品です。ハスケルの渋すぎるベースプレイもなかなかでおすすめですねぇ。 夜のドライブのお供に是非(意味不明)