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金木犀の薫りに包まれると、歩いていても、自転車を走らせていても、しばらくの間はその甘い香りを纏っているような気分になる。角を曲がり、消えかければ、また何処からともなく漂う10月の薫り。郷愁をそっと撫でるような優しさを覚える。 あの服を着て、あの道を歩いて、・・・その頃抱いていた不安までをも思い出す匂い。不安ながらも全速力で走っていた時間。秋晴れの空を見上げ、目をとじ感じた風の匂い。・・・遡れば幼い頃まで、運動会の練習をする土埃の匂い、旬の青いみかんの酸っぱい香りも、金木犀の薫りの中に甦る。 今日もこの薫りに包まれながら、今ある私が新たな薫りの記憶の中に残るんだなぁと思った。そう思っただけで物凄く嬉しくなった。そう思えたから嬉しかったのかも。幸せだと思った。
2008年10月08日

見上げるほどに背の高い秋桜。 花弁をはらはらと落としていた。それは静かで、美しかった。揺れる秋桜の中で、蜜蜂、蝶は、忙しく動きまわっていた。 小春日和には・・・まだ早いか。
2008年10月04日
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