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2012.08.30
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カテゴリ: 和訳

ボックスアート

フェアリー・ランドボックスアート.jpg

カード(角丸加工してないからたぶんプロトタイプ)
フェアリー・ランドカード.jpg
 デザイナーは「キングスブルク」のLuca Iennaco。「キングスブルク」「Olympus」と続けてAndrea Chiarvesioとの共作だったが、今作で初の単独デザインとなった。パブリッシャーはイタリアのLo Scarabeoで、「アルカナム」を出してるとこ。基本的にはタロットやプレイングカードを作ってるとこのようだ。エロいイラストのプレイングカードとかも売ってるw 綺麗なイラストのカードがたくさん必要なゲームを作るのは(ゲーム性を抜きにすれば)お手のものだろう。

 ようせいさんが統治しているファンタジー世界の森が舞台。長旅に出ていたようせいさんの王様がもうすぐ帰ってくるので、ある一族の長として、プレイヤーは歓迎セレモニーの準備をする。そのために配下のようせいさんを使って綺麗な花を集めたり、森の動物たちに話をつけてセレモニーに参加してもらったりする。しかしうっかりゴブリンを連れてきちゃうと失点するかもしれないし、オーガに出くわすと花を踏み荒らされたり怯えた動物が逃げちゃったりする。森中を探索し尽くしたらゲーム終了。集めた動物の種類ごとの数、花の種類と数から得点を得て、ゴブリンによって失点して、最多得点プレイヤーの勝ち。

 各プレイヤーは自分の一族のようせいさんカード7枚(価値1~7)と「妖精の冠」カード1枚を持つ(“Fairy Crest”なので「妖精の紋章」かもしれない。何しろカード画像がないので分からないw)。場には森デック、王妃の謁見デック、ドルイドデック(森カードからランダムに9枚を引いて作る)がある。森デックからカードを3枚表向けて場に置いて「空き地」としたらゲーム開始。

 手番プレイヤーは森デックからカードを2枚引き、任意の空き地2カ所に置く。1カ所に2枚置くことはできない。また、ゴブリンとオーガは「ゴブリンとオーガの数が一番少ない」空き地に置かなければならない。

 そのあと「空き地1カ所にある全カードを競りにかける」「王妃の謁見カードを得る」「ドルイドデックのカードを得る」の3アクションから1アクションを実行する。たぶんメインになるのは「空き地の競り」だ。

 手番プレイヤーは空き地1カ所を選ぶ。左隣のプレイヤーから時計回り順に、手札のようせいさんカードの価値を使って入札していく。手番プレイヤーは最後に入札する権利を持つ。落札者は使ったようせいさんカードを手元に置き、空き地のカードを全部得る。このとき「特別なようせいさん」カードを得た場合は手札に加える。オーガカードがあったら動物カード/花カードのいずれか2枚と共に捨て札にしなければならない。基本的には、この競りで入手した動物/花カードだけが得点手段なので、一度の競りでできるだけたくさんのカードを落札したい。しかしいずれかの空き地を気長に育てていると、他プレイヤーに競りを開始されてしまうかもしれない。競売人が圧倒的に有利なので、どの空き地をどの時点で競りにかけるかの見極めが重要になるだろう。

 「王妃の謁見カード/ドルイドデックのカードを取る」アクションは、おおむね同じようにプレイする。手札からようせいさんカードを何枚か出して、その価値合計-1枚のカードを対応する山から引き、任意の1枚を取って手元に置く。王妃の謁見カードはすべてアイテムになっており、常時発動能力や使い捨て能力を持っている。これもカード画像が出てないので詳しくは不明だが、競りの際のようせいさんの価値に修正を加えるものや、使用済みのようせいさんカードを手札に回収するものなどがあるようだ。王妃の謁見カードを引くにもようせいさんカードが必要なので、そう何枚もは引いていられないだろうが、早い段階で1枚は持っておきたい。
 ドルイドデックのカードは森デックから分けたものなので、こちらを序盤から積極的に引きにいく意味は薄いだろう。しかし森デックが尽きたとき、ドルイドデックの山が残っていてもゲーム終了なので、そのゲームに登場しないカードがあると可能性がある。余力があれば何枚かは確認しておいて、どのカードが出てこないのかを知っておけば大きなアドバンテージになるだろう。

 手番終了時にカードが6枚以上置かれている空き地は空になり、そこに置かれていたカードはゲームから除外される。競り落とすのは難しいが、他プレイヤーに渡したくもないカードなんかは、混雑している空き地において流してしまうのもいいだろう。

 森デックのカードが尽きたら、そのときのプレイヤーの手番を最後までプレイしてゲーム終了。持っているカードによる得点を計算する。
 動物カードは、各種類のカードを最も多く持っているプレイヤーが、その種類に応じた得点を得る。森デックに10枚入っているリスカードで最多なら10点。1枚しかないユニコーンを持っていれば(自動的に最多なので)1点といった具合で、枚数の多いカードで最多プレイヤーになるほど得点も高くなる。なぜかカメだけは特殊で、4枚中3枚を持っている場合、通常の4点に加えてボーナスの3点が手に入る。

 花は5色あり、まずは各色の花の枚数によって得点が得られる。2枚だと2点にしかならないが、5枚あれば15点にもなる。また、種類によっても得点が入る。5種類全部集めると15点だが、1種類も持っていないと-5点になってしまう。まんべんなく集めて、1、2色は集中して集めるのがよさそうだ。

 ゴブリンは一番多く持っていると1枚ごとに-2点。最多プレイヤーでさえなければ失点しないので、必要なときにはゴブリンがいる空き地を競り落とすのも当然ありだ。

 最後に手札に残ってるようせいさんカードの価値合計が一番大きいプレイヤーは3点を得て、最多得点プレイヤーの勝ち。

 かなりシンプルな競りゲーといった印象。2枚引いて2カ所に置かなければならないというところと、王妃の謁見/ドルイドデックのカードの存在がちょっと目を引くくらいか。競りの対象となる森カードは84枚もあるが、競りで支払うようせいさんカードは7枚しかない上に、お釣りも返ってこないので、相当シビアな入札を強いられるだろう。また、最初から1枚持ってる「妖精の冠」カードを使えば使用済みのようせいさんカードを回収できるし、王妃の謁見カードにも有用なカードがあるだろうから、それらをどれだけ手に入れ、どのタイミングで使うかも悩みどころっぽい。

 とにかく王妃の謁見カードの中身次第だが、最初に紹介したように、カード専門業者が作ってるだけあってカードのアートワークは素晴らしい。

フェアリー・ランドカード例.jpg

 カードの一例。特別なようせいさんである「探検家妖精」は、空き地の競りのときに使うと、その空き地にあるカード枚数分の価値を持つ。それ以外のときに使うと価値1。「ユニコーン」はレア動物だけど、その分最多プレイヤーになりやすいので価値が1点しかない。レアな方が点が低いというのは直感的じゃないなw

 競りゲー好きなら、この内容で大きく外すことはないだろうし、美麗なイラストのために買っても損はないだろう。

BGGの和訳ルール






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Last updated  2012.09.07 09:47:58
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