PR
Calendar
Keyword Search
Comments
ボックスアート
ゲーム全景
デザイナーはAlexander Pfister。「ブルーム・サービス」「スカイ島」の共作者で、「ザヴァンドールの鉱山」「ポートロイヤル」の作者。今年はこれのほかに「 Royal Goods
」というカードゲームも出してる。パブリッシャーはペガサス・エッガート。ヒッポダイス・デザイナーコンテストというボドゲデザイナーの登竜門(らしい)で2011年に1位となった「Afrika 1830」を改題し、4年越しでの出版となった。なお、時代背景からすると列強がアフリカを植民地にしてるテーマになるが、搾取とか奴隷制といった要素はなく、そのことがわざわざ序文に明記してある。「ファイブ・トライブス:ナカラの魔人」でも奴隷カードが行者カードに差し替えられたりしたし、向こうじゃこのへんは触らない方がいいテーマなのかね。
そんなわけで、中身は完全な経済ゲームとなってる。プレイヤーは投資家となり、商品に投資してその会社の株式を得たり、交易所をアフリカ中にばらまいてその会社の株式の単価を上げたりする。また、ダイヤモンドをため込んだり、適切な帳簿付けを行うことでも利益を得ることができる。7ラウンドプレイして、現金、株式の価値、ダイヤモンドによる利益、帳簿付けによる利益の合計が一番多いプレイヤーの勝ち。
各ラウンドは主に計画フェイズとアクションフェイズの2フェイズからなる。計画フェイズでは、プレイヤーは手札のアクションカードを秘密裏にプレイヤーボードの下側のアクションスロットにプロットする。全員が置いたら同時に公開してアクションフェイズに進み、手番順にプロットしたカードを1枚以上使って(またはボーナスマーカーを使って)アクションを実行していく。
こんな感じで下側に伏せて置く。ゲームが進んで、左側のダイヤモンドトラックでダイヤモンドマーカーを特定のスペースに進めたり、右側の帳簿トラック上でインク瓶マーカーを特定のスペースに進めたりすると、それぞれその下側にある追加アクションスロットが使えるようになり、プロットできるカードの枚数が増える。
手番ごとに、プレイヤーはカードを1枚(以上)使ってアクションを実行し、使ったカードを裏向きにする。もう実行できない(またはしたくない)場合、パスしてそのラウンドを抜ける。そのときに、プレイヤーは休息スロットを1つだけ選び、そこにあるすべてのカードを手札に戻す。そのあと、各アクションスロットにあるカードを、その真上にある休息スロットに移動させる。このため、2ラウンド連続して同じカードを使うことは絶対できない。また、アクションスロット3カ所(追加アクションスロットを解放していればそれ以上)にカードを置いて、回収するのは休息スロット1カ所のカードだけなので、ほとんどのカードは数ラウンドに渡って戻ってこないことになるだろう。個々のアクションで何をするかももちろん重要だが、ゲーム終了までを見据えて、どのスロットにどのカードをプロットし、どのタイミングで回収するかも重要になりそうだ……これ絶対難しいやつやw
回収してから移動させる。逆ならかなり楽なんだが……このデザインは実に嫌らしいなw 追加アクションスロットがあった方がアクションの幅は広がるが、長期的計画を立てるのはより難しくなるんじゃないかな。
実行できる主なアクションは以下の5つ。しかしどれを取っても単純なものはない。ほとんどのアクションで「商品のユニット数」「探検値」「帳簿点」といったポイントを消費して何かをすることになるので、1アクションで複数のことを実行できる場合が多い。また、各アクションの結果が他のアクションの効率に影響を与えることもあるなど、それぞれが複雑に絡み合っている。とても全部を詳しくは説明できないので、ここでは概略のみにとどめておく。
1)アクションエリアにある1種類の商品カードを1枚以上使う
1種類の商品カードを好きなだけ使い、そのユニット数を消費して新たなアクションカードをディスプレイから購入したり、会社トラック上でマーカーを進めたりする(株式を購入したことを表しており、お金を支払う必要があるが、特権を得ることもできる)。
2)アクションエリアにあるすべての探検カードを使う
探検カードをすべて使い、その合計探検値を消費して会社1つの交易所駒をマップ上に広げていく。置いた地域に応じた利益を得ることができ、置くことで会社の株式の単価が上がる。他の会社の交易所駒がある地域に置けば、相手の交易所駒を追い出し、その会社の株価を下げることができる。
3)アクションエリアにある簿記係カードを1枚使う
条件を満たしていれば、インク瓶マーカーを帳簿トラック上で何スペースでも進めることができ、マーカーが止まったスペースの利益を得る。
4)アクションエリアにあるダイヤモンド商人カードを1枚使う
ダイヤモンドトラック上でマーカーを進める。カードによって進め方が異なる。
5)ボーナスマーカーを1個置く
条件を満たした(または対応するコストを支払った)ボーナススペースにマーカーを置き、その利益を得る。このアクションだけはカードを使わない。
この中で3番のアクションはかなり特徴的なので、これだけちょっと詳しく説明しよう。簿記係カードを使うと、プレイヤーボードの右側にある帳簿トラック上でインク瓶マーカーを進めることができる。しかしそのためには、まずゲームボード上の帳簿タイルディスプレイから帳簿タイルを取り、帳簿トラック上のスペースに置いておかなければならない。インク瓶マーカーは帳簿タイルが置かれているスペース上しか進めないのだ。
帳簿ディスプレイ。帳簿タイルにはA、B、Cとあり、後者の方が利益が大きい(または条件が緩い)が、取るために必要な帳簿点が高い。
で、その帳簿タイルを取るためには帳簿点を消費する必要があるが、これは主に1、2、5番のアクションで得られるので、まずそっちを実行しなければならない。3番のアクション自体でも帳簿点は得られるのだが、それはマーカーを進めた“あとで”得られるので、そのアクションでインク瓶マーカーを進める役には立たないのだ……ほんと嫌らしいデザインだw
帳簿タイルを置いたあとも、簡単にはマーカーを進めることはできない。あるタイル上にマーカーを進めるためには、そのタイルに示されてる条件を満たさなければならないのだ。逆に、条件を満たしてさえいれば1アクションで帳簿タイル何枚分でもマーカーを進めることができる。

【プレイ日記】友人宅ゲーム会 2026.04.25
【プレイ日記】クリッター・キッチン会 2026.04.21
【プレイ日記】友人宅ゲーム会 2026.04.11