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2022.07.29
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カテゴリ: ボードゲーム

 「今一番ホットな『スモーキー・バレー』やりたいから持ち込みヨロ」と言われたので持ち込んだ。いたるさん、一味さん、私の3人。


●スモーキー・バレー


 詳しくはこちら↓ マジで詳しいのでこれ以上書くことないんだけどw
ひだりの灰色:スモーキー・バレー / The Smoky Valley

 ルールブックとプレイヤーエイドの和訳は こちら

 カナダのモントリオール近くにある(かつての)工業都市、グリファントウン(フランス語圏なのでこういう発音になるが、英語だとグリフォンタウンで“グリフォンの町”という意味だ)が舞台。同じデザイナーによる「グランド・トランク・ジャーニ-」に続くグリファントウンシリーズ第2弾ということになってる。第1弾の方にグリファントウンはちょろっとしか出てこないけどなw

 町の真ん中を流れているラシン運河を中心として産業を発展させていく。手元で船駒を運河沿いに移動させてアクションを選ぶが、下流にはタダで行けるけど同じところにとどまったり上流に行ったりするにはお金がかかる、という「ブーンレイク」でも採用されてたシステム。このアクション選択だけでもお金がかかる(ことがある)のに、ほぼすべてのアクション自体にもお金がかかる。なのにあんまり収入は入ってこないので終始ヒーヒー言うことになるマゾゲー。はい、もうお分かりだろうが良作以上なのは確定w



 この日は唯一の経験者にして、その時のプレイでも勝利していた一味さんが強カードを押さえ、得点源として強い運河周りの地域をがめて勝利した。初見プレイヤー相手にいっさい手を抜かないその姿勢、さすマルw

 シュピールヴォルクスと言ったら複雑なだけのクソゲー、複雑なだけのクソゲーと言ったらシュピールヴォルクスだが、これは期待値をはるかに超える良ゲーだった。ルールが分かりづらいのはもう出版社特性として諦めるしかないが、実際のプレイではそれほど複雑なところはなく、だれずに遊べる。繰り返すが、運河周りの地域は得点要素が1つ多い分だけ重要なので、そこの取り合いをおろそかにしないよう周知しておけば地蔵になることもないだろう。

 どんな重ゲー好きにもお勧めできるが、現在シュピールヴォルクス版を入手するのは難しい。フランスのSylex Gamesというところが2版を出すようなので、そちらを狙うといいだろう。


Gravwell: 2nd Edition  Today's MASTERPIECE!!


 残った時間で続いていたるさん所有のこれ。遭難した宇宙船の船長となり、何とかしてワープゲートまで到達して元いた宙域に帰還しようとする。しかし自律的に移動できるだけの燃料がない……ではどうするかというと、“一番近く”の質量体に対して引力または斥力を発生させる装置だけは稼働させることができるので、それを表すカード(「引力4」とか「斥力3」とか)をドラフトしてプレイし、引っ張られたり跳ね飛ばされたりしてゴールを目指すのだw

 この“一番近く”というのがキモだ。たとえば今回の3人プレイでは、ゲーム開始時点では全員同じスタートマスにいる。同じマスは“一番近く”とは見なされないので、1番手になったプレイヤーは進行方向の少し先にある小惑星だか瓦礫だかに向かって引っ張ってもらえばいい。これは簡単だ。

 しかし、2番手にとって“一番近く”の質量体は、たいていは先行した1番手プレイヤーの宇宙船になる。そう、他プレイヤーの宇宙船も質量体なので、引っ張られたり跳ね飛ばされたりする対象になるのだ! それでも1手目は引っ張ってもらうだけなので問題ない。3番手プレイヤーにとっても同様だ。強く引っ張られるカードを使えば、反動で相手の宇宙船を通り過ぎることもできるから、順位が変わることもあり得る。

 そして2手目からが本番だ。先頭のプレイヤーにとって、進行方向にある小惑星/瓦礫に充分近づいていなければ、後ろにある2位プレイヤーの宇宙船が“一番近く”の質量体であることがあり得る。このとき引力カードをプレイしてしまうと、後ろに向かって引っ張られてしまうのだw

 手番順は出したカードのアルファベット順で決まる。なので他プレイヤーがドラフトしたカードを見て戦略を練るわけだが、最初に何枚かドラフトしてから1枚ずつプレイなので、どの順番でプレイしてくるかを完全に見切るのは至難の業。結果、想定外の盤面になってスタートマスに向かって全力で進むことになったりしてしょっちゅう悲鳴が上がるw 加えて、緊急時に移動しないことにするカードや特殊能力カードもあり、その使いどころに頭を悩ませることになる。

 いやこれ、マジでいいゲームだわ。全然話題になってないのが理解できないレベル。見た目が地味だけど、やってもらえば絶対面白さが分かる。2-6人とプレイ人数の幅も広いし(6人プレイはバカゲー以外の何物でもないと思うがw)日本語版出した方がいいよ。






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Last updated  2022.10.06 12:57:07
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