文旦は、東南アジアから中国南部、台湾が原産です。日本へは江戸時代の初めに渡来しました。文旦の樹は高さ3mほどになります。果実は淡緑色から黄色で、独特の甘みと風味のある果肉と、非常に厚くてスポンジ状の果皮(皮の部分)が特徴です。
文旦の時期についてですが、収穫時期はおおむね「 12 月から 1 月初旬」です。屋外の「室(むろ)」と呼ばれる場所で寝かせ、熟成するのを待ちます。これを「追熟(ついじゅく)」と言い、追熟の期間はおおよそ 1 ヶ月~ 2 ヶ月程度となります。要するに、文旦は、おおむね 2 月頃から出荷が本格化し、旬が到来するのですが、 3 月がくれば、良く熟成の進んだ文旦が多く出回り、 3 月中下旬ごろまでが、文旦の最もおすすめの時期で、それを過ぎますと、徐々に旬が終わりに近づいていく感じになります。
柑橘系の中でもひときわ大きい文旦は、日輪を思わせるような重量感が魅力。分厚い皮に包まれた中身のみずみずしさに・・・
文旦は、別名ザボン、ボンタンとも呼ばれ、柑橘類の中でも特に果実が大きく育つのが特徴です。品種としては、高知県の土佐文旦、水晶文旦が有名。そのほか、大きいものは重さ2㎏を超えるものもある晩白柚、→
・晩白柚
ゴツゴツとした姿が特徴的な獅子柚子なども文旦のなかまです。→
この文旦の独特の魅力ですが、 1
つは糖質にあるかもしれません。果物の糖質は大きく分けてブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)の 2
つからなります。ブドウにはその名の通りブドウ糖が多く含まれています。一方、文旦には最も甘みの強い果糖が多く含まれています。果糖は糖質の中でもっとも小さな分子なので消化吸収が早く、すばやくエネルギーに変えることができます。このため、肉体疲労時や激しいスポーツの前に摂ると回復を早めます。
さらに、文旦はお肌に良いと言われているビタミン C の含有量が柑橘類の中でもトップクラスです。文旦 100g 中に含まれる果肉のビタミン C 含有量は 45 mg ですが、果皮には 200 mg と特に多く含まれています。ビタミン C は肌の保水性を高め、抗酸化作用を持つことから、乾燥肌の予防や老化予防が期待でき、肌を守るバリア機能の効果が期待できます。
文旦の果肉はそのまま食べられることはもちろんのこと、東南アジアでは和え物の材料として使用されます。加工食品の原料としても用いられ果皮はマーマレードやザボン漬け(皮の白い部分を使って作られます)にして食べることができます。
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