《櫻井ジャーナル》

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2010.05.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 韓国軍の哨戒艇が沈没した事件を調べていた「国際軍民合同調査団」は、「北朝鮮の小型潜水艦・艇による発射以外に説明がつかない」という結論に達したという。当初から韓国軍の情報部は朝鮮軍の「人間魚雷」による攻撃だと主張していたので、驚く内容とは言えない。

 状況証拠は確かに朝鮮軍による攻撃を示している。事件までの流れを振り返ると、昨年10月の段階で朝鮮側は韓国の艦船が1日に10回も領海を侵犯していると非難、昨年11月には韓国軍の艦船が朝鮮軍の艦船を撃沈している。朝鮮側は国境線は越えていないと主張し、国籍不明の艦船を調査して戻ろうとしているときに攻撃されたとしていた。韓国と朝鮮、双方が相手に謝罪を求めていた。問題の地域は「国境」が確定していないため、非難合戦は延々と続くしかない。

 この撃沈に対する報復を朝鮮軍は考えていると韓国の軍情報部は考え、今年の初めには海軍に対して警告していたという。つまり、北側からの攻撃だったとしても、韓国海軍の責任が問われる可能性はある。

 勿論、別のシナリオもありえる。朝鮮軍を装った何者かによる攻撃だということだ。沈没現場の近くで「北朝鮮製とみられるスクリューの破片」が回収されたというが、決定的な証拠とは言えない。その程度の工作ができる国や組織は少なくないだろう。

 過去を振り返ると、1960年代の「ノースウッズ作戦」がすぐ頭に浮かぶ。アメリカ軍がキューバを装ってアメリカの都市で「テロ」を実行、最終的には無人の旅客機を自爆させてキューバ軍に撃墜されたように見せかけようとしたのだ。また、ベトナム戦争へアメリカ軍が本格的に介入する切っ掛けになった「トンキン湾事件」では、アメリカの特殊部隊員に率いられたチームが攻撃を仕掛けていた。また、1982年10月にスウェーデン領海へ「国籍不明」の潜水艦が侵入した際、ソ連の潜水艦だという情報が広められたのだが、ノルウェーの情報機関は「西側」の潜水艦だった可能性が高いとしているようだ。

 朝鮮軍による攻撃なのか、何者かによる「偽装攻撃」なのか、どちらのシナリオもありえる。要するに、現段階で結論を出すのは早すぎると言うことだ。





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最終更新日  2010.05.20 18:20:06


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