《櫻井ジャーナル》

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2023.01.27
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カテゴリ: カテゴリ未分類

 2月17日午後7時から東京琉球館で「切羽詰まった米英の好戦的私的権力」というテーマで話します。予約受付は2月1日午前9時からとのことですので、興味のある方は下記まで連絡してください。

東京琉球館

住所:東京都豊島区駒込2-17-8

電話:03-5974-1333

https://dotouch.cocolog-nifty.com/

 人類は存続の危機に直面しています。彼らが作り出している危機のひとつは核戦争であり、もうひとつは遺伝子操作だと言えるでしょう。そうした危機の原因を作り出しているのが米英の好戦的な私的権力にほかなりません。2月17日までにロシア軍がウクライナで新たな軍事作戦を始める可能性がありますが、とりあえず人類が迎えた危機的な状況について考える予定です。

 ソ連消滅後、アメリカのネオコンは自分たちの世界制覇計画を明らかにし、軍事力を行使しながらNATOを東へ拡大させますが、ソ連消滅から10年ほどでロシアが曲がりなりにも主権を取り戻し、米英私的権力の計画は揺らぎ始めます。それでも米英の私的権力は計画を実行しようとします。

 そして2014年2月、私的権力に操られていたアメリカのバラク・オバマ政権はキエフでネオ・ナチを使ったクーデターを成功させます。それに対し、クーデターに反対する東部や南部の人びとは抵抗を始め、内戦になりました。その内戦でアメリカやその従属国はクーデター体制を支援、戦闘員を訓練するだけでなく兵器を供給、軍事情報なども伝えているようです。

 それがロシア軍の介入を招き、キエフ体制が劣勢になったことからアメリカ/NATOは軍事的な支援を強化しています。すでにアメリカやイギリスは特殊部隊をウクライナへ入れ、戦闘に参加させているようですが、これまでの「代理戦争」を止め、NATO軍やアメリカ軍を直接ロシア軍と戦わせようという動きもあります。そこまで追い詰められていると言えるでしょう。

 そうした軍事的な動きと並行して米英の私的権力は「パンデミック」を演出して人びとの言動を規制しようとしはじめます。監視システムを強化、世界の収容所化を進め始めたと言えるでしょう。そうした中からデジタルIDも現れ、さらに「mRNAワクチン」という形で遺伝子操作が実行に移されます。

 この「ワクチン」では神経、血管、内蔵などにダメージや免疫力の低下が問題になっていますが、第2次世界大戦後、ソ連が消滅するまで対ソ連工作を続けていたCIAの秘密工作部門を含むグループは1980年前後の時期に免疫に関する研究をしています。

 ジャーナリストのジョセフ・ダニエル・キャソラーロはこのグループを「オクトパス」と呼び、情報機関だけでなく巨大企業や犯罪組織が含まれているとしていました。

 アメリカの国防総省は1960年代から免疫を不全にする病原体、あるいは物質の研究をしていました。1969年9月にはアメリカ下院の歳出委員会で、国防総省国防研究技術局の副局長だったドナルド・マッカーサーがこの問題に触れています。伝染病からの感染を防ぐ免疫や治癒のプロセスが対応できない「エージェント」が5年から10年の間に出現する語っているのです。その予測が正しいなら、1974年から79年の間にそうした病原体、あるいは化学物質が開発されたでしょう。

 なお、キャソラーロの情報源だったNSAのアラン・スタンドフの遺体が1991年1月にワシントン空港の駐車場で発見され、その年の8月にはキャソラーロの遺体が取材先のホテルで発見されています。警察は「自殺」だとしていますが、死の4週間前から彼と連絡を取り合っていたFBI捜査官のトーマス・ゲイツによると、遺体が発見される数日前の彼は上機嫌で自殺するようには思えなかったということです。

 キャソラーロはオクトパスなるグループを想定していたが、カリフォルニア大学バークレー校のピーター・デール・スコット教授は「ディープ・ステート(深層国家)」という概念を提案している。人びとの目に見える権力システムではなく、多くの人が存在を認識できていないネットワークが存在すると考えたのです。

 フランクリン・D・ルーズベルトは大統領時代の1938年4月、「もし、私的権力が民主的国家そのものより強くなることを人びとが許すならば、民主主義の自由は危うくなる」と警鐘を鳴らしています。私的権力が政府を支配する状態を「ファシズム」だとルーズベルトは考えていたのですが、この私的権力によってオクトパスやディープ・ステートは作られていると言えるでしょう。

 こうした私的権力が支配する仕組みは現在、「新自由主義」と呼ばれています。その体制を永続化するために反対勢力を抑え込むための軍事力を増強、監視システムを強化、遺伝子に手を入れようとしているわけです。

 この目論みが行き詰まっていると言えるでしょうが、私的権力は負けることができません。勝てなければ破滅です。あらゆる手段を使い、勝とうとするでしょう。

櫻井春彦






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最終更新日  2023.01.27 00:00:11


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