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2004年11月10日

百薬の長！？

(5)

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「お酒は百薬の長」という言葉がある。

飲み会なんかでも、
「お酒は体にいいんだよね。」
なんて発言を耳にすることがあるが、
実際にはどんな風に体にいいのかについて
あまり知らない人がほとんどではないだろうか。

体にいいとされているお酒で、最も代表的なものは
赤ワイン。

ではなぜ赤ワインが体にいいのか？

活性酸素（フリーラジカル）が発生する。
この活性酸素が体内に増えすぎると、
「がん」や動脈硬化の原因になると言われている。

この活性酸素の増えすぎを抑制する働きを
持っているのが、ポリフェノールという物質で、
赤ワインに多く含まれている。

ということで、赤ワインは体にいいとされている。

が、いくら体にいいとされていても、
飲みすぎは良いわけがない。

アルコールの主成分はエタノールであるが、
これは、肝臓の分解酵素によって、段階を

まず第１段階で、エタノールはアセドアルデヒト
という物質に分解される。
このアセドアルデヒドは有害な物質で、いわゆる
「酒臭い」匂いというのはアセドアルデヒドの
アセトン臭のことだ。

翌日「二日酔い」の状態になる。

そして第２段階で、アセドアルデヒドが無害な
炭酸ガスと水に分解され、エタノールは無害な
物質に生まれ変わるのである。

では、エタノールが完全に分解されるまでには
どのくらいの時間がかかるのか？

肝臓がエタノールを完全に分解するまでには、
２５ｇのアルコールにつき２～３時間が必要
とされている。
（女性の場合、一般的に分解酵素の量が男性の
半分くらいと言われているので、倍の時間が
かかるらしい。）

分かりやすく言うと、日本酒１合につき
２～３時間、４・５合飲むと８～１５時間
かかってしまう計算だ。

分解に長時間かかると、さすがに肝臓に
かなりの負担をかけてしまう。

肝臓に負担のかからない毎日のアルコール量は

・ワインならグラス１杯>

が理想的。

さらに、「休肝日」を週に２日をとること。

で、体に負担をかけないようにアルコールを
とるコツとして、食べながら飲むことが大切らしい。

ただ、食べながら飲むといっても、少し考え
ないといけないようだ。

私もそうだが、

焼き鳥を食べる＝お酒を飲む。

って思ってる人がほとんどだろう。

が、この組み合わせはかなり最悪らしい。

厳密に言うと、肉類、魚介類に多く含まれている
プリン体が問題で、特にレバーみたいな内臓系の
肉が最もプリン体が多い。

知ってる人もたくさんいると思うが、
このプリン体とは、人間の遺伝子を構成している
成分であるが、これらは最終的に尿酸となって
体外に排出される。

何らかの原因でこの尿酸が血液中に過剰になると、
針状にとがった形をしている尿酸の結晶が間接を
刺激して、激痛を起こすことになる。

これが痛風aka贅沢病である。

だったらアルコールは取らなくても同じやろ？

と思われるかもしれないが、実はアルコールは、
尿酸の排出を妨げる作用がある。

なので、アルコールを飲みながら、プリン体を
口にすると、体外に排出されるはずのプリン体が
体内に残ってしまい、痛風を促進してしまうのである。

健康診断で尿酸値が高めの人は要注意！！！

では、飲みながら、何を食べたらいいのか。

おつまみの定番ってあるよね。

ビールに枝豆
日本酒に湯豆腐
ワインにチーズ

これらは、実はちゃんとした根拠をもとに
カップリングされている。

上記のおつまみは、高タンパク質、高ビタミンの食品だ。

で、このタンパク質やビタミンは肝臓の働きを助けてくれるらしい。
特に、乳製品は胃壁を守ってくれるので２倍いい。

まあ、かといって焼き鳥屋にいってお酒を飲まないなんて事は
まず無理だろうし、それだったら最初から焼き鳥屋にいかないよね。

結局こんなことを知っていても、実行するのはなかなか難しい
だろうな･･･｡

で、最後になったが、今日に日記で私が一番言いたかったのは、

ＫＷＨＡＴＳさん、お酒の飲み過ぎにご注意！！

ということで、今日はこの辺で･･･｡

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