文芸春秋の芥川賞受賞作を読みました。
書店でも人気の「苦役列車」中卒、逮捕歴ありの個性的な作者の作品に興味があり読んでみました。
私小説ということで、ある程度自分の生活の糧をあからさまに描いた作品として評価が高くって、芥川賞を受賞したんでしょうね。
でも、はっきりいって、つまんない。
中卒で湾岸労働に駆り出され、友達も彼女もいないそんな苦役を続けている若者を描いていますが、
結局、どん底だけを描いて
希望も展望もない。
何も、ハッピーエンドにしろとは言いませんが、
あまりにも ただ ただ 地べたを這いつくばっているだけ。
読者に 何を感じろというのか。
これが 芥川賞の選考感覚なんでしょうね。
話題性からいうと この 苦役列車が
最初に読まれると思うのですが、
彼の作品を 「また 読んでみよう」という気は まったく起きません。
おまけに もうひとつの
朝吹真理子の
「きとこわ」
苦役列車の影響か
まったく読む気がなくなりました。
きっと 私みたいに
こうしたレベルの高い~ とっても高い作品を理解できない読者は
たくさん いるのでは...
そして そのあおりで
きとこわ
読む気にならない~
だれも 何も言わないけど
ホントに これでいいの~?
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