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「童話ってホントは残酷」という本から3話をアニメ化したもの。見たので感想など。ちょいネタバレあり。世にも恐ろしい日本昔話2000 日 54min監督:増井壮一原作:三浦 佑之「童話ってホントは残酷」<ストーリー>あるビデオ店にふらりと入った男は、薦められるままに昔話のビデオを個室で見る。その昔話はよく知られているものと違い、おそろしい内容だった・・・。「猿蟹合戦」「かちかち山」「浦島太郎」の3話オムニバス。オトナの童話シリーズII。「猿蟹合戦」旅の男が喉の渇きと空腹から、辿り着いた村で思わず食べてしまった柿。その直後から男は村人たちにつけ狙われてしまう・・・。まぁ、普通ならただでさえ肩身の狭い余所者が、注連縄張ってある、いわくありげな木によじ登ったりはしないだろうが・・・。1個だけ残っていた柿がどういう理由で残されていたのかは不明。まぁ、容赦のないリンチっぷりからすると重要なものだったんだろう。よくわからんのが蜂の出番でしたwホントに何しに出てきたのかと。「かちかち山」野菜泥棒と老婆殺害の罪を擦り付けられたゴサク。真犯人のウノキチに更に罠にかけられて・・・。優しく穏やかで人の善い性格のゴサクだけど、逆にそれがウノキチの付け入る隙だったようで・・・。大きな町とはいえ、あんな罪を負わされて居られるわけもないのに、いつまでも町から離れないゴサクもゴサク。賞金首になってると知っていながら、町の人に関わろうとするってのもなぁ。「浦島太郎」漁に行くと言って家を出て、お茶屋で遊んでいた太郎さん。お亀という小母さんを助けた礼に、「竜宮」という場所に連れて行かれるが・・・。「竜宮」は遊郭かな?阿片窟みたいな場所もあったけど・・・?あれは阿片・・・だよなぁ?助けた礼とはいっても、お亀はここで働くただの使用人。なのに豪勢にもてなされたら、逆におかしいと思わなきゃね。阿片無しではとても抱けないような醜女にあてがうために、太郎さんは連れてこられたわけか。3作とも、昔話の原典は実はこういう残虐で恐ろしい内容だった・・・というストーリー。人間不信に陥りそうな(特に「かちかち山」と「浦島太郎」)話でしたよ。これの前作が「オトナの童話シリーズ 世にも恐ろしいグリム童話」か・・・。見てみたいけど、やっぱりウツな内容なんだろうなぁ。童話ってホントは残酷
Apr 22, 2009
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見たので感想など。ちょいネタバレあり。ダニエル 悪魔の赤ちゃん PG-12IT'S ALIVE2008 米 83min監督:ジョセフ・ラスナック脚本:ラリー・コーエン出演:ビジュー・フィリップス、ジェームズ・マーレイ<ストーリー>出産のため大学院を休学することにしたレノアは、恋人フランクの家へ引っ越した直後、激しい痛みに襲われた。病院に運ばれ帝王切開を受けたが、目が覚めると立ち会った医師たち全員が惨殺されていて…。ラリー・コーエン監督によるカルトホラー映画「悪魔の赤ちゃん」(1974年)をリメイク。フランク役のジェームズ・マーレイって、英の恐竜SFドラマ「プライミーバル」のスティーブンだね。オリジナル版は前に見たけど、このリメイク版よりは面白かった。こっちはなんというか…全面的にアリエナイ話の連続でなぁ…。まず、妊娠6ヶ月で出産した親子を、検査もそこそこ病院がさっさと帰すか?しかも麻酔で寝てたとはいえレノアの出産中に、立ち会った医師たちが惨殺されて彼女はショックを受けてるし。レノアが帰宅を希望してたってのはあるけど…まぁ、病院側にとって厄介払いだったのかもしれないが。警察がレノアの精神科医の最後のアポを調べるのに2日もかかるって、どんだけここの警察はやる気ないんだよ。この精神科医は警察直属の医師だっていうのに…ああ、アリエナイ。先に書いたようにダニエルは妊娠6ヶ月で生まれた、いわば早産の赤ちゃん。それが帰宅して暫くすると、寝返りをうったり首を起こしたり。いくら初めての子供とはいえ、レノアもフランクも喜んでる場合かっての。病院に相談しに行け!母親であるレノアが、赤ん坊ダニエルの凶行(小動物や人間への襲撃)をせっせと隠すわけだが。それが殺された野うさぎを無造作にゴミ箱に捨てたり、死体を自宅の物置に隠したり、その場しのぎのいい加減なやり方。血まみれのデカイ車2台はどこに隠したんだ?家の内外でこれだけ人や動物が血や臓物をぶちまけて死んでたら、一緒に住んでるフランクやフランクの弟クリスが匂いでわかると思うんだがな。レノアの親友マーニーは言動がなんかキモいぞ。お前はホントに親友かと。巡査長はフランクを重要参考人として見ていたのに、武器(スコップだが)を持って逃げ出したフランクと出くわしても咎めない。えー、そんなんアリ?ダニエルは可愛い顔してるとのことだったけど、いつも顔が隠れててわからん。ラストに普通の顔から襲撃するときの化け物顔に変化するシーンが一瞬だけ出るけど、これでは怖さがぜんっぜん伝わってこない。バカ女がバカな事してとんでもないガキを産んで、人が殺された証拠隠滅に精を出した挙句に家一軒燃やしました。…と、2行で語れる映画だった。ホラーなんだから、オリジナルみたいに壮絶な最期を迎えるくらいやってほしかったわけだよ。異常な肉食赤ん坊は燃えてしまったわけだから、遺されたフランクが連続殺人の重要参考人決定でしょうね。最期の最期までとんでもない女だったな、レノア。ああ、オリジナル版をまた見たいっ…。
Dec 4, 2009
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