日経新聞電子版( 2022.9.8
)に、 埼玉県三郷市の開業医松田正先生
の 「新型コロナ感染症に対する漢方薬の効果については、デルタ株に比べオミクロン株の方が有効性が高くなっている」
という興味ある知見が紹介されていたので、そのポイントをまとめてみました。
1.
新型コロナウイルスの患者に対する 漢方薬治療の効果
は、デルタ株までは限定的な印象であったが、
オミクロン株以降、有効率が格段に上がった
。
2.漢方薬の投与開始
48
時間以内に、約
80%
の患者が解熱し症状は軽快した。
3.
使用した漢方薬は、約
100
年前のスペイン風邪(インフルエンザ)流行時にも用いられており、決して新しい使用法ではない。
4.新型コロナでは、
PCR
検査の結果を待つことなく、一刻も早く治療を開始することがより重要であるが、
漢方薬は新型コロナを疑った時点からすぐに治療開始できる利点があり
、それが重症化を抑制しているのではないか?
5
.小児の場合、漢方薬治療によって
1
日で解熱して元気になるケースも多く、低年齢ほど有効と感じる。
この記事では、 漢方薬
として何が使われているのかまでは書かれていなかったので、ネットで松田先生関連の記事を調べたところ、 葛根湯
(かっこんとう)と 小柴胡湯加桔梗石膏
(
しょうさいことうききょうせっこう)のようです。
どちらもネットで買えそうですが、漢方薬と言えども 副作用
がないわけではなく、また 効果的に使用する
ためにも、薬局等で 薬剤師
さんと相談して使用されることをおすすめします。
関連記事の詳細は以下のサイトで、
オミクロン株、漢方薬が有効 松田正氏: 日本経済新聞 (nikkei.com)
オミクロン株に「葛根湯+小柴胡湯加桔梗石膏」が有用な可能性!:日経メディカル (nikkeibp.co.jp)
インフルエンザよりも怖いとされる 2類感染症の指定 はそのままにしながら、ハードルの高い 発熱外来 に行くことすらできない 医療難民の増加 を素知らぬ顔で、 「軽症者は自分で抗原検査キットで検査して、風邪薬でも飲んで家で寝ていなさい」 という 無為、無策、無能な医療行政 に頼らずに、自分や家族を守っていこうとしている人々のために、このような情報が一つの灯りをともしてくれるのではないでしょうか。
巷のうわさでは、 発熱外来 への電話はほとんど通じず、通じてもすべて断わられるという地域の基幹病院もあるそうです。
かかりつけ医 に相談しても、 「今はうちはコロナもインフルエンザも診ません、発熱している場合は発熱外来のあるところに相談してください」 と臆面もなく言う医師もいます。
そう言えば私のか かりつけ医 も、 「今コロナでうちのスタッフに一人でも感染者が出たら閉院せざるをえなくなりますからねえ・・・」 と言っていました。
医院の経営者としての気持ちはわからないでもありませんが、 「それでは何のための”かかりつけ医”なのか、かかりつけ医制度は誰のための制度なのか!」 と一瞬怒鳴りたくなりましたが、スタッフにも感染対策を徹底して実践させている真面目な先生の顔を見ていると、少しかわいそうな気がしてここは我慢すべきと自重しました。
すみやかに 2 類感染症の指定 を変えるなり、 新型コロナ特例措置 をとるなりして、 希望者がどこの医療機関でも受診できる政策 が実現できないのはなぜなのでしょう。
単に今の政府に実行する 意欲
がないだけなのか、実行させない 利権がらみの圧力
が働いているのか、そのうち 自然減少
していくので、今は 経済優先面
を強調していった方が政権安定のためになるとズル賢く考えているのか、いろいろ複合的な理由がありそうですが、 3
年近くたっても患者数が増えれば アタフタアタフタ
、いつまでたっても 筋の通った感染症危機管理政策が打ち出せない
この国を、専門家も政治家も、誰も恥ずかしいいとは思っていないのでしょうか。
何か月か前に 専門家の有志による意見表明
がなされていましたが、あれは何だったのでしょう?単に 「我々は言ったからね」
ということだったのでしょうか。
つまらないことを言いたくなる今の状況は実に情けない。
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