Flatのガンプラ製作日記

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flat2775

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2010.09.30
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カテゴリ: ガンダム小説




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「中佐!」

オペレータが叫んだ。

「敵モビルスーツです。数2!」

眼前には大きな岩山があり、その中央に切通しのような細い道がある。
それを越えさえすれば後は平坦な地形で、デルタツーまで遮るものはない。

敵モビルスーツはその切通しから出てきたところで我が部隊と鉢合わせて
しまったわけである。


報告では、デルタツーには10機程度モビルスーツがあると聞いていたが、
やつらは戦力を分散を分散してきたようである。

モビルスーツを各個撃破したいこちらにとってはありがたい話である。
もちろん、残りのモビルスーツが藪に潜んでいる可能性は十分にある。

「よし、微速前進。左右の部隊は索敵を怠るな」

我が部隊の最終目的地はオデッサである。
しかし、彼はそれを重要視していなかった。
輸送機もない戦闘大隊であるこの部隊が指定されたXデーまでにオデッサに
辿り着くためには昼夜を問わず、それこそ破損した車輌を破棄して一直線に
向かわなければならない。

命令を与えた側も間に合うことはおそらく想定していない。



つまり、デルタツーを討つことが上層部にとってもメリットがある行動と
いうわけである。

「敵モビルスーツのタイプ判明。
 1機はザクです。古いタイプのもののようです。
 もう1機は・・・パターンノーマッチ!新型です。」


中佐と呼ばれる男は舌打ちした。
何でこんなところに新型がいるんだよ。

しかし、いざとなればこちらにも切り札がある。

「まずは弱いほうから仕留めるぞ。
 第1、第3中隊、緩やかに後退、第5中隊側面に回り込め。
 第4中隊、新型とザクを分断するように威嚇射撃開始。
 包囲網ができたらこっちのものだ。」

ザクは無造作に前進してくる。

まるでこちらの存在など眼中にないかのような警戒感の無い
動きである。

「61式戦車だから舐めているのか?」

戦車乗りとしてプライドを持っている彼からすればこれほど
不愉快な話はない。

だが、甘く見ているうちがチャンスだ。

「第5中隊より通達。側面への回り込み完了」
「観測データは?」
「先ほどの威嚇射撃の際に合わせて収集済みで、攻撃には十分な
 精度かと思われます」

電子機器による誘導が使えないため、照準は光学センサーが主になるが、
誤差の補正が不可欠で、そのための威嚇射撃でもあるのだ。

「よし、各車輌、車体固定。砲撃体制へ移行。」

停止させることで危険度は増すが、移動しながら攻撃では
まずザクに命中させることはできない。
ヘタな鉄砲は数撃っても当たらないのだ。

(よし、ザクもらった)

「攻撃開始」

三方向から一斉に放たれた砲弾はザクへ向かって一直線に伸びていく。

つづく





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Last updated  2010.09.30 18:27:59
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