森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2018.07.20
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​神谷美恵子さんは、 「現代に生きる婦人の人生観」の中で次のように述べておられる。
人間はいかに外面的条件が良くても、例えば病や老いや死など、あるいは仕事の問題、人間関係の問題など解決できない問題に常に直面している。
その力不足を自覚することが大切であると述べ、こう続けている。
「人間は自分を超えるものに対しては常に畏れの心を持ち、謙虚であるべきものと思います。
また過ちやつまずきを重ねがちな自己を常に反省し、貧しい心のままに、大いなる自然の力に身を委ねて歩んでいくべきものでしょう」
なぜなら「いつでも謙虚な貧しい心でいるほうが、あらゆる物や事や人から、絶えず新しく学んで成長していくためにもよいことだと思う」
(神谷美恵子の生きがいの育て方 神谷美恵子東京研究会 PHP文庫 140頁より引用)

ここの部分は、森田理論に関係のある指摘だと思います。
「自分を超えるもの」というのは、自分や人間の力ではどうすることもできないものと読み替えることができます。

私たちが問題にしている自然に湧き上がってくる感情も自由自在にコントロールすることができません。
自分の容姿、性格、境遇、環境なども思い通りにはなりません。
他人の理不尽な仕打ちなども自分の思い通りになりません。
他人の容姿、性格、境遇、環境なども自由自在に変える事はできません。
神谷美恵子さんは、病や老いや死など、仕事の問題、人間関係の問題など解決できない多くの問題に直面していると言われています。
それらは人間が自由自在にコントロールできないものである、ということをよく自覚することが大切だと言われています。
次に自由自在にコントロールできない問題は、常に畏れの心を持ち、謙虚であるべきだと言われています。森田理論で言うところの、 「自然に服従し、境遇に柔順になる」 という事だと思います。
納得はできないかもしれませんが、たとえ理不尽で受け入れがたいことであっても自覚して受け入れるということです。

生きていく上には、自分ではコントロールできない問題が数多く存在します。
自分の心や感情、自分の容姿や性格、他人の自分に対する仕打ち、他人の容姿や性格、自然現象などキリがありません。

しかし変えられないものに対しては、潔く受け入れるという態度が大切だと思います。
その前提として、この2つを明確に区別する知恵を持つことが極めて大事になってきます。​





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Last updated  2018.07.20 07:44:00
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森田生涯 @ Re[1]:最初は症状回復を意識した行動でも構わない(01/30) 長谷川勤さんへ ありがとうございます。 …
長谷川勤@ Re:最初は症状回復を意識した行動でも構わない(01/30) 森田生涯様 いつもお世話になっています。…
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楽天星no1 @ Re:小林一茶の人生から学ぶこと(01/02) 一茶の人生を初めて知りました。不幸だっ…
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