森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2026.04.20
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森田先生のお話です。

急に心筋亢進発作に襲われ、今にも心臓麻痺を起こしはせぬかというときには、当然居ても立ってもいられないように、恐ろしいのが人情の常である。
その恐ろしいことを恐れるのが平常心である。
もし人が、恐ろしいのが面白かったり、嬉しいのが悲しかったりすれば、それは狂人であり、平常心ではない。
すなわち貴方は、そのときの恐ろしさそのものになりきり、素直にこれを忍受して、いたずらに恐怖に勝とうとか、心を落着けようとかすることをやめさえすれば、そのまま真の平常心になって、心悸亢進も発作もたちまち全治するようになる。(森田正馬全集 第5巻 643ページ)

森田先生は心悸亢進発作が起きても、じたばたしないで、そのままやり過ごせばよいと言われている。
それは大型台風が来た時の柳の木の対応と同じことです。
柳は暴風の時は枝が引きちぎれんばかりに乱れまくっています。全く抵抗していません。ところが台風が去った翌朝は何ごともなかったようにたたずんでいる。
ところが、少々の風ではびくともしない松の大木が折れてしまい無残な姿をさらしていることがあります。

確かに理屈はそうだが、なかなか受け入れることができないのが実情ではないでしょうか。

私の父親は52歳の時に心不全を起こして突然死した。
少し前まで元気で家族と会話していたのに、死ぬときはあっけないものだった。
私は夜中にふと目が覚めたとき、そのことを思い出して、急に心筋梗塞を起こしたらどうしようかとパニックになることがある。
しかし不思議なことにパニックで緊急搬送されたことはない。

それが大事に至らないのは、1ヶ月に1回は主治医の診察を受けていることが大きい。聴診器で心臓の鼓動や血圧を見てもらっている。たまには心電図もとってもらっている。いずれも異常はないと言われている。
医者も太鼓判を押してくれている。安心感がある。これをよりどころにしている。
血筋からいうと、万が一ということもあるが、そのために医者に診てもらっているのだ。検査を受けているので、パニックになっても、なんとかやり過ごすことができている。

私のまわりにも血圧が高く、親や兄弟がくも膜下出血で亡くなっているという人がいる。あるいはガンの家系で親兄弟ががんで亡くなっている人もいる。
これらは遺伝的素質、体質、生活習慣、食習慣などが似通っているので、自分もいつかそうなる確率が高いのだと思う。
確率が高いのならば、パニックで右往左往する前に、定期的な検査をして早期発見を心がけることが必要なのではなかろうか。

我慢出来ないほど痛みがあるので、やむなく病院に行ったらステージ4だったというのでは後悔してもしきれない。
これでは疑心暗鬼で不安が不安を呼び寄せて、自ら墓穴を掘っているのではなかろうか。心配するくらいなら、定期検査は欠かせないはずだ。
しかし検査するのは面倒だというのでは話にならないと思う。言うこととやることが反対というのは犬も食わないことだ。





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Last updated  2026.04.20 06:35:48
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森田生涯 @ Re[1]:最初は症状回復を意識した行動でも構わない(01/30) 長谷川勤さんへ ありがとうございます。 …
長谷川勤@ Re:最初は症状回復を意識した行動でも構わない(01/30) 森田生涯様 いつもお世話になっています。…
森田生涯 @ Re[1]:小林一茶の人生から学ぶこと(01/02) 楽天星no1さんへ コメントありがとうござ…
楽天星no1 @ Re:小林一茶の人生から学ぶこと(01/02) 一茶の人生を初めて知りました。不幸だっ…
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