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2023年10月13日
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カテゴリ: カテゴリ未分類



子供を育てる義務感と、逞しさが有った。父と再婚しほどなく私が生まれた。世の中は食糧増産の為捕鯨や漁業が奨励され、石炭が国の基幹産業として日本中で採掘がおこなわれた。父は炭鉱夫ではなく、坑道づくりの技師として、トンネル掘りの腕を買われ、炭鉱にやとわれた。給料も炭鉱夫の何倍もあり、我が家は生活には困らなかったらしい。
しかし、母は果たして女として幸せだったのだろうか?・・母は、愚痴ともため息ともつかないことを呟くことが有った。「父ちゃんが、もっとね・・・」父は、商売をやっていた祖父が、脳溢血で倒れ後を継いだが、見事に商売を失敗した。母の苦労は尽きなかっただろう。ただ、母は歌好きで何時も鼻歌交じりで家事をこなし、畑仕事をして、明るい人だった。母の性格が、僕らを貧困でも明るく生きていける人間として、いじけず育ったのだろう。今は母はいない。時々、母が台所で鼻歌交じりでまな板で野菜を刻んでいる、背中が目の前に浮かんでくる。





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Last updated  2023年10月13日 17時28分01秒
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