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今日は,教授が本来の職場である研究室に来る日。添削をして頂いて,無事に要旨も提出することが出来ました。と言っても,e-mailで添付して送るだけですけど。今日の東京は3月並みの気温だったとか。確かに暖かかった。起き抜けのくしゃみも,3回くらい。ということはスギ花粉もそこそこ浮遊していた模様。それにしても,身体の火照りは今日も酷く,上気(のぼ)せたようになって,色々なことが上の空。そこへ教授との議論で興奮したものだから,もう息もたえだえ,という感じです。色々不安材料も山積。家に辿り着くと,何故か今度は寒くて堪らない。熱でも出たか?と思って体温を計ってみると,寧ろ35.3℃しか無くてびっくり。私の身体はどうなってるんだ…。
January 30, 2007
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学会要旨に,メールで教授から厳しい突っ込みを受けつつ,毎度のことながら悪戦苦闘しています。夕方辺りから,修論締切を1週間後に控えた後輩共々,ちょっと精神的に崩壊し始め…夜にはもう,自分の書いたパソコン上のWord文書が,単なる『映像』としてしか認識出来なくなり,失読症のような状態に。しかもここ数日,身体が妙に火照って朦朧としたり,駅から家まで10分ちょっと歩いただけで,途中でコートを脱ぎ捨てたくなるくらい暑くなってしまう。単に新陳代謝が活発なだけならいいのだけれど。甲状腺とか,大丈夫か?
January 29, 2007
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K氏の住まいの(たぶん)隣の家で飼われている猫。「君が来ると,来る」と彼は言う。猫好きの私としてはわざわざ会いに来てくれるのは嬉しいけれど,ちょっと恐いような気もする。ちょっと個性的な顔立ちの小柄な美猫(♀)さんで,鳴き声も可愛いが,少々主張が激しい。今日もちょっと遠くで訴えるような鳴き声がするので,そっと覗いてみると,ととと…っとドアの前までやって来て,「にゃあ」とご挨拶(?)。今日も可愛いなぁ,ともしゃもしゃ撫で回しても,割とされるがままになっている。と思いきや,時々部屋の中を覗くような仕草を見せる。まさか,侵入の機会を窺ってる…?でも,実際は何をするでも無い。そして写真を撮ったら,ご機嫌を損ねてしまったのか,微妙に離れた位置で丸くなってそっぽを向かれてしまった。気紛れを起こした猫ほど扱いにくいものは無いので,「じゃあね」またそっとドアを閉めた。暫くして,K氏が「まだ居るの?」と訊くので,再度外を見てみると,7-8mほど向こうに姿が見えた。「居た。でも来ない。機嫌悪いみたい」「そう」最早,こちらに興味は無さそうな様子なので,「おやすみ」と声を掛けると,ふっとこちらを見て,何故か引き返して来て,逆方向へ猛スピードで走り去って行った。まったく,猫の都合はちっとも理解出来ない。が,取り敢えずなかなか多忙なようだ。
January 28, 2007
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“いっこうこう”と読む。長崎銘菓である。近所のスーパーで『駅弁大会』なる催しをやっていたので,大学に行く前に寄ってみた。秘かに電車好きの私としては,今日のお昼は駅弁♪(食欲無いのに…)と思って気合を入れて物色したのだが,残念ながら心惹かれる商品には巡り会えず,買わずに去ろうとした瞬間に,これを見つけたのだ。懐かしい…即買いしました。私の祖母は佐賀の出身で,母も長崎生まれ。私自身は九州北部を訪れたことは無いのだが,食べ物や方言には少なからず影響を受けている。偶に,ムカつく言動に対して,「よっそぁしか奴っちゃねぇ」と独り言を言ったりすると,周囲に「ん?」という顔をされたりする。この『一口香』も意外と知られていないお菓子らしく,研究室のメンバーに勧めたら,「何?お煎餅!?」などと言われて,こちらが吃驚してしまった。確かに説明しづらいが。小麦粉ベースの皮に,生姜風味の黒糖の蜜のようなものが入ったお菓子である。中身はあくまでも蜜であって,餡子ではない。見た目はおやきのようだが,生地はもっと硬い。でも,圧せばゆっくりと元に戻る。あ,低反発クッションみたいな感じかも(笑)ねっちりして,ちょっと歯にくっつくような感じだが,いつまでも粘る訳ではなく,気付くとさらっと溶けている。不思議な食感なのだ。結構甘いけれど,生姜の風味があるので爽やかで,後を引く。キケンなブツである…爽やかと言えば,最近,泡盛のロックに柚子の皮を入れて飲むと美味しいことに気付いた。シークヮーサー割にヒントを得た単純な発想ですが。多分,果汁を絞って入れても良いのだろうけれど,エタノールで(要するに30%EtOHだし)上手いこと徐々に果皮から芳香成分が抽出されるようで,数杯は楽しめるのだ。泡盛を注いだ途端にいい香りが立ち上って,なかなか風情がありますよ。今日は終日,眩暈との闘いでした。暫く,1日1錠(10mg)だけ,禁を破ろうと思います。
January 27, 2007
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昨夜はブログを書いた直後,久々にパニックの発作に襲われて人事不省に陥った。パキシルの威力恐るべし。流石に30mg一気にカットはきついよなぁ。でも,もう慣れてるし。プラスもマイナスも。普通見えないものがまた見えてしまったけど,これはここで書くより,こっちで書いた方がいいかな(笑)物書きネットでも仕事はちゃんとしてます。してますどころか,敏腕っぷり発揮です。と,自画自賛。昨日,思っていた価格と大きくずれていて可笑しい,とここに書いた見積書。改めて業者に問い合わせてみたところ,営業Tさん「わたくしの説明不足でして,設置説明費などもありますし…(後略)」私 「あぁ,なるほど。そうですよね。 しかしですね,頂いた見積りの金額ですと, 1つの予算枠からは出せなくなってしまうんですよね… 内訳を出して頂ければ何とかなるかも知れませんが, 事務がどう出るか… 正直出してみないと分からないんですよ」営業Tさん「判ります!ですから,最初の金額で全て収めるように致しますので」…よし。20万円,値切った。knock down,してもされてる場合じゃない。年度末ですから。
January 26, 2007
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今日は心療内科を受診して来ました。いつも28日分,薬を処方して貰うので,ほぼ月1ペースで通っている訳だが,ついこの間,上のような文章を書いた気がする…ひと月って早いなぁ。特に,年度末のひと月は早い。こないだ,うちの教授なんか,暦に2月があることを忘れてたし!(これには流石に驚いた)幾ら忙しいからって,そこまで焦らなくても…今日は,先月受けた血液検査の結果が出ていて,毎度のことながら非常に褒められた。血液が綺麗なことが,私の自慢のひとつなのである。ここに検査結果を公開したいくらい(笑)前回はγ-GTP値が基準よりも低いことに気付いた主治医や検査技師らが一瞬焦っていたが,結局低い分には構わないということで一件落着。今回は,コレステロール値と中性脂肪がそれぞれ基準値を下回っていたが,これも許容範囲内ということで問題なしだった。検査結果も良好だったので,よし!と思ってユーロジン(催眠鎮静剤)を要求したのだが,医師の返答は,「アレルギィがある人には,薬をなるべく使いたくないんだよねぇ」とあっさり却下。その上,パキシル3錠をカットされた。「止められそうな感触なんだよね。まぁ止めてみれば,要るかどうか分かるから」って,当たり前でしょう!なかなかこの医者も頑固である。まぁ長年の経験を信じるか。しかし,今日はどうも調子が出なかった。切片を切れば,樹脂が欠けて吹っ飛ぶし。プレパラートを封入すれば,何故か白衣がキシレン臭くなるし。ドラフトで作業したのになぁ。こぼした覚えも無いし,ポルターガイストに近い現象だ…。業者から上がって来た見積もりは,何故か思っていた金額より20万くらい高いし。カタログの金額見間違えたかしら,私?出張稟議は,指導教官ではなく,専攻主任の印が必要だと突っ返されて来るし。専攻主任,会議で全然捉まらないし。ふと携帯を開くと,iチャンネルの占いのテロップが目に入った。“しし座:全体運★★★★★【1位】魅力発揮で…”何処が1位の運勢なんだよ~!だから占いなんて当てにならない。否,本来,占いってそういうものじゃ無いんだったな。以前読んだ京極氏の小説にあったけど。ルー=ガルーちなみにK氏曰く,この小説をキャスティングするなら,私は潔癖症のカウンセラーの女性らしいです…。
January 25, 2007
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このところ疲れが溜まって,夕方には眠くなって来て,朦朧としてしまう状態が続いていたので,久々にユーロジンを服用して寝た。お陰で少し,頭がすっきりして身体も軽くなった感じがする。今日は研究室に行かずに,生活をリセットすることにした。睡眠以外にも,色々と身体にガタが来ている(?)のだ。例えばアレルギィで手首が酷いことになっている。知らない内に掻き毟るので,真皮まで剥けて,火傷みたいな傷が沢山。冬ということで毎日セーターを着ざるを得ない訳だが,その繊維がちくちくして余計に痛痒い。そんな訳で,こうなる。「これ,リストカット?」「うん,実はね,ちょっと煮詰まっちゃって。なんてね,アレルギィ」「ふーん,痛そう」などと,向かいの研究室の人妻アルバイト(同期の友人なのだ)とダークな冗談を交わしたりしている。指先も皸(あかぎれ)やささくれでガサガサ…元気なのは爪だけ(私は爪が異常に丈夫である)。数年前から,オリジナルのアロマオイルを作って愛用してはいる。MARKS&WEBのオリーブオイルをベースに,グレープフルーツとティーツリーのエッセンシャルオイルを配合しただけのシンプルなものだが,それ故に全身に使える。トリートメント代わりに髪の毛にも使える。パーマをかけているので,冬場はパサつきが気になることもあるのだが,これを使うとしっとりして,髪によく馴染むのでべたつくこともない。ウェーブも綺麗に出て程よくボリュームダウンされるのでなかなか重宝している。グレープフルーツオイルの方を多めに,ティーツリーは香りに変化をつけるためにちょこっとだけ入れるのが私好み。ティーツリーの大人っぽい香りが入ることで,ただ爽やかなだけではない,ちょっとワイルドな雰囲気になるのがいいのだ。本当はイランイランの香りも好きなのだけれど,イランイランのエッセンシャルオイル,高いんですよね(苦笑)楽天でも色々ありそうだな,と検索していたら,アボカドのキャリアオイルを見つけました。確かに,あれだけ濃厚な味なのだから,そりゃオイルも採れるだろうなぁ。GAIAガイア アボカドオイル (アボガドオイル) 20mlアボカドオイル 70ml 【生活の木 アロマ キャリアオイル】やっぱりあの独特の匂いがするようで,他のキャリアオイルに少量混ぜて使うといいらしい。買ってみようかな。(ちなみにアボカドオイルはMARKS&WEBでは扱っていません)昨夜はよく寝たと思ったのに,13時くらいから急激な睡魔に襲われ,19時過ぎまで午睡(昼寝っていうのだろうか,これ)してしまった。やっぱり精神科医が言うように,質の悪い睡眠は量で補うしかないのだろう。しかし,目覚めたときには外が暗いので一瞬今がいつなのか分からなくて焦った。まぁ翌朝になってた,なんて状況じゃなくて良かったけれど。少し,脳細胞&神経ネットワークが活性化している感じがする。ま,私の場合活性化したところで高が知れているだろうが…。では最後に,スガシカオ氏のアルバム,本日発売になりましたので。■送料無料■スガシカオ CD【ALL SINGLES BEST】初回盤07/1/24
January 24, 2007
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年度末が迫って来ました。今年度分の研究費が使い切れなくて,先週末辺りからずっと,その使い途に頭を悩ませています。買いたい機器などはあるし,トータルの残額ともほぼ一致するのだけれど,費目が異なる為に充てることが出来ないのだ。そう,残っているのは消耗品費ばかり…それらを抱き合わせて使えれば事は簡単なのだが,そうは問屋が卸さない。うーん,素直に来年度に回すしかないのかなぁ。それにしても,そうするとますます,消耗品だけでこんな金額使い切れない。もし備品が買えることになったとしても,早く決めないと,稟議書の締切が迫っている。もう~,どうすればいいの!?とにかく準備だけはということで,業者さんに何パターンも見積りを作って貰ったり,事務と連絡を取ったり。電話やFAXがひっきりなしに飛び交う。ここはコールセンターか?という状態である。取り敢えず,個人で貰っている研究費だけはきっちりしなければと思って,自分の出張稟議は出したけれど,交通費・滞在費は事務が算出するので,まだ幾らになるのか分からない。早く計算してバックしてーーー!!!でないと,残額が計算出来ないんだって。出来れば買いたいパソコン周辺機器とかあるのに,発注出来ないじゃない。ほんとに頭が痛いです。円形脱毛症とかになったらどうしてくれんのよー。帰りは気分転換を兼ねて食材の買出しに。火曜日は買い物の日と決めている。地元のドラッグストアはポイントが2倍付けだし,スーパーの野菜売場は均一セールになるからだ。まずはドラッグストアで泡盛(定番の久米仙)。飲むだけでなく,秋に宮古島で購入したこーれーぐーすが少なくなって来たので,その注ぎ足し用でもある。最近,自宅にも電動ミルを買ったので,カルディで朝食用のコーヒー豆を200g。(ちなみに,ミルというのはこれ↓ 以前買って研究室に置いてあるメ●タのより,小型なのに強力です。おすすめです!)ご好評につき!第2弾!!【追加30セット】コーヒーミルプレゼント!!第2弾!【数量限定】電動...それから,スーパーで1個88円(普段は100円)のアボカドを4個(本当は箱ごと買い占めたいくらいなのだが)。ガカモーレにするときに必要なトマトも買った。スーパーではいつも,ビニル袋を断ってスタンプを捺して貰っているのだが,今日はそれがいっぱいになったので,100円引きになった。ちょっといい気分♪アボカドはまだ熟していないので今週末のお楽しみということにして,今日はおつまみとして,納豆にこーれーぐーすをかけて食べてみた。これがなかなかイケる!豆と出汁醤油の甘みが引き立って,香りも味もまろやかになって,ちょっと違う食べ物みたい。世の中では納豆ダイエットに沢山の人が一喜一憂したみたいですが,別にダイエット効果が有ろうが無かろうが,納豆が身体にいい食品であることに間違いはない!定番の薬味に飽きた方,こーれーぐーす納豆,おすすめします♪
January 23, 2007
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午前中,スギ花粉症が重篤化する前にと思い立ち,皮膚科を受診。処方箋を書いて貰うだけのつもりが,「もう随分診察を受けていらっしゃいませんので」ということで診察室へ通される。開口一番,女医は,「どうですか」と答えにくい質問を投げ掛けて来た。仕方が無いので,「相変わらず,です。今は蕁麻疹というほどではありませんが,全身が痒くて,掻き毟ってしまうことも。そろそろスギ花粉症の季節なので,余計に敏感になっている感じですね」と具体性に欠ける返答をする。本当は,薬疹をよく出すようになったこととか,もっと言うべきことはあったのに。しかし,女医は神妙な面持ちでカルテを最初のページまで戻し,意外な発言をした。「平成10年から通ってらっしゃいますね」あれ,そんなになるっけ?思わず,「あ,そんなになりますか。そうですか」と間抜けな相槌を打ってしまった。女医は私を無視して,「慢性アレルギィがこれほど長く続いているのは,ピロリ菌かも知れませんね」「え?」「胃潰瘍を起こすピロリ菌です。ピロリ菌をもっているとアレルギィを起こし易くなるんですよ」「そうなんですか?…あ,っていうか,胃潰瘍やりました,私」女医の顔色が変わった。「いつですか?」「えぇと。一昨年の,5月」「そのとき,胃カメラは?」「いえ,あまりにも典型的な症状だったもので,やってません」カルテに書き込みつつ,「一度検査されて,ピロリ菌の除去をお奨めします。内視鏡入れて」ちょっと,何よこの展開。「あの,今日はこれ以上時間が無いのですが」「では時間のあるときに,改めて内科を受診されてください」そして有無を言わさず紹介状(といっても総合病院なので院内用の簡易の書類だが)を渡されてしまった。長年苦しんで来たしつこいアレルギィ症状が,完治とまでは行かなくても軽減されるのなら,除菌でも何でもするが,胃カメラはちょっと気が重いなぁ。呼気検査とか,抗体検査じゃ駄目なのかしら。取り敢えず,この口内炎が治ってからにしよう…。ビタミン剤飲んでるのに,ちっとも良くなりゃしない。
January 22, 2007
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私は塚本晋也の映画が好きなのだが,最近は新作が公開されてもなかなか映画館で見る時間が無い。現在,『悪夢探偵』が公開されているが,久々に見に行きたいなぁと思っている。そう言えばここ何本かチェックし損ねている。そこで少々不本意だが,レンタルショップでDVDを借りて見た。1本目,『ヴィタール』。2本目,『六月の蛇』。『ヴィタール』は浅野忠信主演の,どちらかというと幻想的でロマンティックな感じ。『六月の蛇』の方は,監督本人出演の(塚本氏は役者としてもかなりイケている),悪夢的でエロティックな感じ。私としては断然,後者が好みだった。どうも前者は,妙に爽やかな青春の雰囲気で,ストレートにこっ恥ずかしい。『六月の蛇』は,タイトルからも想像がつくように,いやらしい梅雨の描写が執拗に描かれる。この水という単純な構造の液体が,この映画の中では異様な存在感をもっている。滑りを帯びたような質感が,初期の『鉄男』を彷彿とさせる。そして,モノクロなのに見えて来る,色。その鮮やかなこと。壁を伝い落ちる雨水と,末期癌に侵され,最後に「自分の本当にやりたいこと」に全てを賭ける男が,女を確実に浸蝕して行く。小綺麗な部屋と,どん底の風景。深刻な内容と,それだけを取り出せば滑稽でしかないシーンあるいはカット。対照的なものが綯い交ぜになって,彼らの世界は狂乱に満ちる。ちょっと羨ましい…。そう思ってしまうような世界だ。六月の蛇 スタンダード・エディション(DVD) ◆20%OFF!【大特価DVD】【送料無料】♪六月の蛇 プレミアム・エディション [初回限定版]<2003/12/21>夕方,大学の帰りに,地元の駅ビルで衝動買い。私,秘かに帽子好きです。
January 21, 2007
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今日は研修先から教授がやって来る日だった。14時半に到着するというのに,研究室を構成するメンバー達(私も勿論含まれる)の凄まじい数のアポが詰め込まれているのでどうなることかと思ったが,何とか20時前に解放された。先日,あるコケ屋さん(コケ分類の研究者の先生)から頂いた,沖縄本島産のシダの配偶体の状態チェックと固定などの処理。これは私に責任があるので付き添って手伝う。その後,現在教授が執筆中のシダの論文に必要なサンプルの観察。私の名前は入らないが,私しかディスカッションに付き合えないので,これにも付きっ切り。更に教授が同時進行で執筆中の別の論文の為のデータ採取を,アルバイトの先輩Kさんに依頼。また,来月某アフリカの国で開かれる国際学会の為の手続きやら打ち合わせ。その後,卒研生1人分の論文の添削。M2のうちの1人の文章の添削。もう1人のデータチェックと,修論の骨子修正。そして再び,私の出番。私がfirst authorの論文の,鍵となるデータの検討。そして,今度の学会発表の為のデータの中間報告をした。最後に,今年度末で退職される助手の先生の研究の引継ぎと,それに関連した出張の打ち合わせ。ここまでで約5時間である。物事が分単位でくるくると切り替わる目まぐるしさから,研究室内は異様な興奮状態に陥った。それにしても還暦目前の女性とは思えぬパワフルさ。だからいつまでも色っぽいのかなぁ(ちなみに花の独身である)。この方の前では,私は永遠にひよっこだ。尊敬する人は誰ですか,と訊かれたら,私は何の迷いも躊躇いもなく,教授の名前を答えると思う。K氏が休みだったので,帰りには行き付けの店に飲みに行ったのだが,日本酒や焼酎のメニュウが少し入れ替えになっていた。我々の定番は神亀(埼玉)なのだが,新しく入っていた銘柄も頼んでみた。でも,覚えてません…すっかり酔っ払ってしまったようで,全く思い出せない(笑)この店は日本酒をワイングラスで出してくれるのだが(稀に江戸切り子のグラスのこともある。気紛れ?),「お年賀です♪」なんて,店主も店員も,もう少しで表面張力が働くでしょうが!という所までなみなみとサービスしてくれたものだから,余計に回ったようだ。凄くすっきりした辛口で,水のようだと思ったのだけれど。また今度行ったら覚えて来なきゃ。本当にお酒が飲める体質に生まれて良かった。
January 20, 2007
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毎日,顕微鏡かパソコンの前に居る所為で,ここ数年,全身の凝りが凄まじい。私の肩凝り歴は長い。12歳くらいから,視力が悪くなった為か,その頃から既にストレスを抱えていた為か,肩凝りを感じるようになり,低血圧とも相俟って,朝目覚めても肩を中心に痛いやら怠いやらで,操り人形のような動きでふらふらと学校に向かうのが常だった。今は意識して,作業の合間にストレッチをしたり,余裕のあるときにはマッサージを受けたり,毎日欠かさずビタミン剤を飲んだりしているが,それでも書き物や発表の締切が迫って来ると,疲労と凝りは溜まる一方である。今も,30日の学会要旨締切や,投稿論文の作成で,右肩が痛い。まだ吊り革は持てるけれど(持てなくなったら四十肩らしいです)作が辛い。ストレッチの動作で,腕を後ろに引いて,肩甲骨を寄せるようにすると,ぎりぎりと痛みが走るので,背中全体も凝っているのが分かる。かなり頻繁にストレッチをしないと,すぐに利き手の右腕が痺れて来る。症状が次のステップに進行し掛けている証拠だ。絶対にここで食い止めねば…ビタミン剤を飲んでいるにも拘らず,口内炎は出来るし。厭な感じ…。
January 19, 2007
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昨日は阪神大震災の日でしたね。本当に偶然なのですが,先日,【楽天ブックス】 で購入した彼女を守る51の方法(1),彼女を守る51の方法(2)が届いたので早速読みました。私はこの漫画の著者の古屋兎丸氏の作品が好きで,最新作という動機だけで購入したのですが,そのテーマの深刻さには正直ぞっとしました。いつか,近い未来に必ず起こるであろう,大地震。それを生き抜く為の様々な知識が,この作品には散りばめられている。そして巻末には,防災・危機管理ジャーナリストなる渡辺実氏による解説がある。漫画であると同時に実用書であるといってもいいだろう。個人的に,ちょっと“足りない”美少女を描かせたら古屋兎丸氏の右に出るものは居ないと思う。主人公のふたりのうち,ひとりはそんな21歳の女の子(ゴスロリいじめられっ子)。もうひとりは,ちょっと熱血タイプではあるものの,今時の21歳の男の子(実際周りに居たら,私はちょっと苦手なタイプかな…っていうか,馬鹿にしてるかも,笑)。私は高校時代,実はちょっと黒服系でしたので,懐かしい思いもあったりして。こういうちょっとイタイ子,居たよな~なんて思ったり。そんなふたりが東京直下型地震による災害をいかに生き延びて行くのか,というお話である。最新巻が2巻だが,そのラストは火災による竜巻に呆然とするシーンだ。頭上から黒焦げの(元)人間が降って来るのである。自然の力の畏ろしさを心底感じる。私が地震に遭うとしたら,大学に居る可能性が一番高い。そう思って,一応,研究室や院生に与えられた部屋には,非常用の水や常備薬などを蓄えてはある。しかし,水道の復旧まで約1箇月かかると知って,焼け石に水なんじゃないかとショックを受けた。大体,研究室のあるボロい建物が倒壊したら全く以って無意味だ…でもとにかく,備えあれば憂いなしという言葉に従って自分なりに準備をしておくしかないんだろう。自宅よりは生き延びられそうな環境だし…
January 18, 2007
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今日は,10時から大学の嘱託の精神科医の診察を受けることにしていた。自宅から大学までは約1時間。そこで自宅を9時に出,9時過ぎに最寄り駅に到着。と,そこで定期券を忘れたことに気付いた。なんで~?寝る前に,コートのポケットから出して確かにこの鞄の中に入れた筈なのに!切符売場の隅っこで鞄の中を漁ってみたが,見当たらない。神隠し?この鞄,四次元と繋がってるんじゃないの??信じられない現象だけれど,取りに戻る時間も気力も無いので,渋々切符で往復する決心を固め,いざ急行に乗車。本当は私鉄を降りたら,JRに乗り換えて1駅乗るのだが,今日は直接私鉄の駅から徒歩で大学へ向かうことにした。初乗りの130円だって馬鹿にならない金額だ。それに,実は私鉄の駅から直接歩いても,JRを使ってそこからやはり歩いても,大して時間は変わらないのだ。JRの駅から学バスを使えば10分ほど早いのだが,定期券を忘れた日に,そんな選択はあり得ない。そんな訳でJRへの乗換えには1両目に乗るのが便利なのだが,今日は8両目に乗車。いつもと違う改札を通った方が近道なのだ。そして9:25。途中のN駅で,私の乗った電車は俄かにスピードを緩め,いつの間にか停車。こんなところで停止信号なんてかかるっけ?と思った瞬間,人身事故のアナウンスが入った。もう!こんな日に限って…今日はツイてない。車掌のアナウンスは「運転を見合わせ」という同じ内容を繰り返すばかりで,新しい情報が入る気配どころか,事故発生地点もその都度違っていたりして,情報が錯綜しているようである。これは聞いて一喜一憂していても仕方が無い。そこで,私は特技である立ち寝で足りない睡眠を補うことにした。20分経過。暑い。空気が悪い。息苦しい。あれ,私,もしかして寝てるっていうより朦朧としてるんじゃない…?ちょっと,これは起きなきゃ。っていうかしっかりしなきゃ。人の隙間から窓の外の景色を覗いてみると,まだN駅に停車したまま。小さく溜息。せめて新鮮な空気が吸いたいんですけど,何でこの車両の人は,窓を開けるって行為に思い至らないかな…ぼんやりしながら,また溜息。と,何の説明も無いまま,電車はゆっくりと動き出し,隣の駅でまた止まった。「えー,ただいまS駅に停車しております。ご気分の悪いお客様,こちらの駅でお降りになりたいお客様は,ただいまより4両目のドアを開放致しますので,4両目までお歩きください」はぁ?4両目だけって…もの凄く微妙な対応。どうしようかな。気分は悪いってほどじゃないけど,ここで降りればバスで大学に行けるし,空気悪いし,降りてみるか。歩き始めた人々の流れに乗って,私も前の車両に向かって歩き始めた。ラッシュのピークは過ぎていたので,私が乗っていた車両には丁度,車両中央部に人一人が通れるくらいのスペースは空いていたのだが,進むにつれて,徐々に車両の乗車率が上がって来る。実際,普段利用している1両目は,この時間でも確実に乗車率200%を超えている。それに思い至って,定期券を忘れたのは寧ろ,不幸中の幸いだったのかな,と考えたりした。あの圧迫感と閉塞感の中で,いつになるか分からない運転再開を待つなんて恐ろし過ぎる。思わず網棚に登って,片っ端から他人の鞄を投げ落とすとかしてしまうかも知れない。1両半ほど進んだところで,ゆるゆると進んでいた人の列がぴたりと止まった。奇妙な静寂が流れる。アナウンスも無い。すると,前方から怒号が起こった。「混んでてこれ以上進めないわよ!」「おい,なんで4両目だけなんだ!全部開けろ!」確かに,この電車は少なくとも8両目まではホームに入っている。どんな安全装置やプログラムが働いているのか分からないが,非常時に1両分しかドアを開けられないなんてふざけた設計があるんだろうか。窓の外では,S駅のホームを駅員が文字通り右往左往し,客の怒鳴り声に応える様子も無い。乗客も怒鳴り損だと思ったのか,大声も止んだ。再び訪れる,可笑しな静寂。それを破ったのは,マニュアル化された文句で構成された気の抜けるアナウンスだった。「ただいま,警察による現場検証および処理が終了致しましたので,運転を再開致します」はぁ?(2回目)全くの歩き損じゃないか。窓から流れ込む,いやに爽やかな冬の朝の空気は,車内の微妙な雰囲気を運び去ってはくれず,結局私は腑に落ちない気分のまま,「日常」に降り立たされたのでした。精神科医の方は,たまたま今日は予約が少なかったため,30分遅れで診察を受けることが出来ました。話題はやはり睡眠がうまくとれないということに終始。医者に,寝よう寝ようと思わないようにすれば寝られる,と言われたが納得出来ない。夢ばかり見るし,夢の内容もどんどん現実に即したものになって来ていて,会話の一問一答を全て覚えている感じなので,1日の区切りが曖昧で,全く精神的に休まらない。というようなことを訴えると,病院を変えるより,今の医師に粘り強く自分の希望を伝えて睡眠薬を処方して貰うのがベスト,とのアドバイスを受けた。病院を変えても,何処も混んでいるし,逆に混んでいないところはそれ相応の理由があって,正直お勧め出来ないと言う。私の主治医は,かなりの高齢ではあるが,学術研究から臨床に入った,業界では高名な医師なので,「敢えて変える必要はないでしょう。寧ろあなたに合っていると思うな。研究者から臨床に移ったという辺りもね」とのこと。なるほど。確かに,症状が出るメカニズムや薬の作用なんか,丁寧に解説してくれるし。そう言われるとそうかも。やっぱりセカンドオピニオンって重要だなぁ。今朝はえらい目に遭ったけれど,無事診察も受けられて良かった。しかし本日のクライマックスは,帰宅後に来たのだった。鞄の中にどうしても見つけることが出来なかった定期券を,部屋の隅々まで探したがやはり見つからない。それならと,念の為,昨日着ていたコートのポケットを探ってみると…なんと定期券が入っていた。ってことは,鞄に移したっていう記憶は,昨日じゃなくて一昨日のもの?私の記憶ってこんなに脆いものなの?睡眠障害による記憶障害は本当に恐ろしい。定期券忘れるくらいに留めておきたいものだ。本当に。
January 17, 2007
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例の,夫バラバラ殺人事件の話ですが。ポータルサイトのニュースに,解体の際に噴出する血を吸わせる為に培養土を使用か,という記事があって,何のことかと一瞬きょとんとしてしまいました。うちの研究室は一応専用の温室も持っていて(勿論,研究費で建てたのです),各地から掘り上げたり頂いたりした植物達を育てているので,培養土にはそれなりに親しみがあるのだが,こんな使い方を思い付く人がいるのかと,一同唖然だった。他にも水分を吸収するものは沢山あるだろうに。小麦粉,とか。捏ねて丸めれば処理も楽そう。そういえば,昔読んだホラー小説で,娘の生き血で蕎麦を打つ父親の話があったな。遺体を埋めるところからの発想なのでしょうか。しかも15L以上の袋を8袋だか10袋だかって,うちの温室の植え替えの時期にも注文したこと無い量…衣装ケースに培養土,そして男性遺体。うーん,シュール。箱庭かよ。まぁ私ならちょっと箱庭作って遊ぶかもね。中学時代,心療内科でよく箱庭を作らされたのを思い出した。人形はその殆どが,お菓子のおまけのようなゴム人形や,ちゃちいプラスティック製あるいは木製の市販の玩具だった。しかも有名なキャラクター商品も多数含まれていた。その為,カウンセラーに自分の作った箱庭を解説するのに,「実はこのゲゲゲの鬼●郎を模った消しゴムは私のお父さんのつもりで…,こっちのハローキ●ィは友達の●●さんなんですけど…」というような,余計に複雑で,微妙に笑える話になってしまうという問題があった。後に,ああいった箱庭療法には専用のシンプルなデザインの人形があると知って驚いたものだ。結局,同じ病院に舞い戻ってしまった私だが,もうカウンセリングは受けていないし,箱庭療法の対象となる年齢でも無いので,あの人形達がどうなったのか分からない。まだ今でも使われ続けて,悩み多き子供達を更に悩ませているのかなぁ。
January 16, 2007
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先週,研究室でアルバイトをしている先輩が,お昼にアボカドのペーストのようなものを食べていたので,アボカド熱の覚めない私はすかさず正体を問うた。アボカドを潰して,スパイスとトマトと混ぜたもので,ディップソースとしてタコスなどにつけて食べるものらしい。「何て言う料理なんですか?」一回では聞き取れずに,聞き返してしまった。『ガカモーレ』という料理だそうである。メキシコ辺りの料理かな?いつも私は,アボカド1個を半分は潰し,半分は角切りにしたところに,レモン汁,岩塩,醤油,そして包丁で軽く圧し潰した粒白胡椒を加えて和えて食べている。シンプルだけど,飽きない。ほぼ毎日食べている。でも,私は辛いものも大好き。これは試してみるしかない。スパイスって具体的に何ですかと訊くと,先輩は笑いながら,「ガカモーレの素,みたいな市販のスパイスミックスを混ぜるだけだから私もよくは分からないの。ちょっと辛くて,ちょっと酸っぱいような。とにかくすぐ出来るよー」とのアドバイス。ガラムマサラみたいなイメージか。で,その『素』を早速購入。こういうものなら,カルディに行けば,まず間違いなく手に入る!との私の読みは当たり,『素』はタコスの大袋の下の棚に陳列されていた。(カルディというのはコーヒーをメインに,色々な輸入食料品や業務用などのちょっと珍しい食品を売っている素敵なお店です。しかも安い)あぁ,現代の日本って,東京って素晴らしい。(ちなみにカルディは全国各地にあります)そして早速作りました。本当に簡単で,潰したアボカドに袋に入ったスパイスを混ぜ合わせるだけ。思ったより白っぽい,地味めなスパイスで,香りもそれほど強くない。『素』の袋の作り方には「アボカド2個に対して1袋」と書いてあったけれど,分量通りに作って味見してみると,薄味好きな私にはちょっと塩辛い。という訳で,大胆にアボカドをもう1個投入。でも食感を残したかったので,追加分は全部潰さずに,小さめの角切りも作成。そして,小振りのトマトを2個,刻んだものを入れて,更によく攪拌する。再び味見してみると,塩加減はいい感じ。トマトの酸味とスパイスの酸味の後に,ほわっと辛さがついて来る。袋を開けたときにはあまり感じなかったけれど,口に入れた後に鼻に抜けるつんとした香りもあり。変色防止と味の調整を兼ねてちょっとレモン汁を加え,レシピには無いけれど白胡椒も一振り。我ながら完璧な出来映え♪これは癖になりそうで危険だなぁ…ちなみに,見栄えはしない料理なので写真はカットです(笑)
January 15, 2007
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「…もう,すぐに私を呼ばないでください!何でも私に頼むのは止めてください!!」今朝は,教授に向かってそう叫んだところで目が覚めた。あは,とうとう本音が出たか?(笑)少し時間が経って,ちょっと可笑しくて笑えるくらいになったけれど,覚醒して暫くは,夢の中の自分の発言がショックで,呆然としていた。身体にも力が入らなくて,夢の残渣が部屋の空気に漂っている感じがして,放心状態に陥った。焦点の合わない(大体,何処に合わせたらいいのか分からないのだ)目を見開いて,碌にまばたきもせずに,私の脳髄の中で対流を続けて時折浮上して来る夢の断片を苦々しく確認していた。最後の科白を叫ぶ前,私は卒研生のひとりに「気が利かない」「あなたがそういう態度だと研究室の士気が下がる」「何も出来ないどころか迷惑ばかり,せめて邪魔にならない存在になって」などと,散々怒りをぶちまけていた。私の烈しい発言に,研究室に沈黙が訪れたのだが,それを破って,今年は部屋に居ない筈の教授がどすの効いた声で,「言い分は分かるけれど,あなたもそんな暇があるなら切片でも切りなさい。自分でやるって言ったんじゃないの」と私に諭したのだ。瞬間,違う怒りが込み上げた私は,愚かにも,「やってます。現に今日だって,ここにもう準備してます」と子供じみた言葉で反抗した。教授は,呆れ顔で,「とにかく早くやるのよ」と念を押し,私はまだ言い足りない不愉快さを押さえ込みつつ,部屋を退出しようとした。と,教授はそんな私の様子を気にすることなく,「ねぇ,ところでコレなんだけど…」と新しい仕事を私に指示し始めた。それで,冒頭の私の科白である。実際,私と教授の間柄は全く険悪ではないし(私と後輩との関係はともかく…),私も自分の研究以外の面でも協力するのが嫌だとは思っていない「つもり」だったのだが,こんな夢を見るということは,実際少々ストレスは溜まっているようである。切片は本当に毎日のように作成していて,昨日はスライドグラスの縁で右手の親指をさくっと切ったのにも気付かないくらい没頭していた。単にぼうっとしていただけのような気もするが。研究室に入ってからというもの,どんどん痛みに鈍くなっているように思う。切っている間,ふと,ミクロトーム(切片を切る器械)に,何か朱色の汚れが付いているのが気になったものの,なんでこんなところにオレンジG(染色液)が零れたんだろう?とぼんやり考えながらそのまま作業を続け,スライドグラスに切片を並べ終え,右手に持っていたピンセットを置いて,初めて親指が血塗れであることに気付いた。と言っても既に血は止まっている。じゃあまぁいいか,とスライドグラスを伸展器に乗せ(乾燥させてスライドグラスに貼り付けるため),次のスライドグラスを取り出して実験台に置いたとき,実験台も血塗れなのに気付いた。実験台は黒いので,危うくこちらには気付かないところだったが,近くで見ると,血液がなすり付けられているのが分かる。あぁ,そう言えばなんか血生臭い臭いがすると思ったのよね。これだけ塗り広げれば臭うか。ってことは,あのミクロトームの汚れも血痕?確かに,どう考えても,隣の部屋でしか行わない染色作業に使う染色液がこんなところに零れる訳はない。やっぱりぼうっとしているようだ…。頭,全然働いてないな,こりゃ。
January 14, 2007
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あまりに眠くって,私は歩きながら寝ることがある。否,寝ながら歩いているのかな。どっちだろう。どうしようもなく眠くて(薬の副作用の場合が多いけれど),恐らく精神はぎりぎり起動しているのだけれど,身体は烈しく睡眠を要求しているという状態で,ふらふらと自宅から最寄駅まで(もしくはその逆)を道路を大きく蛇行して,時には塀は電柱に接触したり,畑に突っ込んだり,散歩中の犬を踏みそうになったりしながら進む。私の自宅は東京とは言え,割と長閑な地域にあるので,轢死する心配はまぁ殆ど無い。自宅と駅の間に,横断歩道は1つしか無いので,そこさえクリアすればほぼ安全である。最近は建売住宅の建設が盛んで新しい住民も急激に増えたし,私は3歳の時分から私立の学校法人に通園・通学しているために,近所に顔見知りは居ないので,「まぁ,●●さんとこのお嬢さん,挙動不審ねぇ。20歳もとうに超えたでしょうに,何の仕事してるのかしら」なんて噂される心配も無い。それに,夜間には江頭2:50のように,上半身裸で下は黒のぴったりしたパンツをお召しになったオジサマがのらくろみたいな模様の猫にリードを付けて散歩させていたりするので,私の不審者レヴェルなんて,まだまだ序の口である。でも,一応万が一,轢かれたり通報されたりする危険性を考慮して,なるべく半眼半睡(勝手に命名しました)を心がけるようにはしている。要するに,ウインクして歩くのだ。片目は完全に瞑り,もう片方の目も半分くらい閉じた状態で,極力,視覚情報の流入をカットする。片目だとどうせ遠近感が失われるので,視線は40cmくらい先の下方に向け,歩道の白線を目安に歩く。これなら俯き加減で表情が見えないし,白線というガイドがあるから,蛇行もしない。時々使う目を入れ替えれば完璧だ。しかも冬なら,ウインクする代わりに手袋を嵌めた手で視力検査の要領で片目を塞げば,顔面筋も働かずに済む上に,冷気が直接当たらなくてあったかい。一石二鳥だ。寝る前にちょっと,ベッドの中で読書したいときもこれをやるのだが,K氏には理解しがたいことらしい。私の理屈としては,視覚情報が,片方の目からは完全にシャットアウトされているから,そちらに繋がっている神経~脳は休める筈だし,もう片方の目に入る情報も減少しているから,トータルでかなりのエネルギィの節約と,脳の休息が実現しているのではないか,ということなのだが…目(視覚)の起源と脳の起源は,卵が先かニワトリが先かという問題らしい。特にヒトは視覚動物(外界の情報を視覚をメインに捉えている)だという。だから,その視覚情報を相当量カットしてやれば,全体としては起きていても,少なくとも脳の視覚野は結構休まるのではないかと思っているのだが…気の所為でしょうか。
January 13, 2007
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3月に開かれる学会の参加申し込みの締切が迫って来ている。タイムリミットは来週月曜日。申し込むに当たり,発表タイトルだけは決めておかなければならないのだが,発表内容を巡って教授と意見が噛みあわず,本日めでたく全否定された。タイトルどころか,内容自体をがらりと変えることに。恐らく,私のドクターの学位論文には直接絡んで来ない,シンプルな内容である。ひとりで色々手を広げているからこんなことになる訳だが…正直,教授のメールの文面を見て,愕然とした。しかし,気持ちを切り替えるしかない。それに,思考も。けれど,流石にちょっと,私も何かをバラバラにしてやりたい気分になりました(笑)そう言うと,後輩が非常に良いことを言ってくれた。「先輩,今こそパソコンをばらすときですよ」そうだった!私は昨年の夏頃までWin98のデスクトップPCを使用していたのだが(勿論このブログの更新も),Microsoftのサポート終了を見越したかのように調子が悪くなったため,それまでデータ解析用に補助的に使用していたノートPC(Win XP)に完全移行したのである。しかし,デスクトップのハードを廃棄するには,データ消去など色々と面倒なことが多く,そのまま放置してある。データ消去ソフトを購入しようと思ってはいるのだが,検討する余裕も無く,ソフトの性能(完璧にデータ消去出来るのか)にも少々疑問があったりして,結局,自分の手で物理的にばらすのが一番手っ取り早いのでは?と秘かに考えているところなのだ。ちなみにディスプレイは6年以上前に買ったセット商品にも関わらず,それなりにいい液晶モニタなので,こちらは活かすつもり。昨日の日記に書いたように,私は解剖が大好きだが,機械の構造を見るのも好きである。是非一度,パソコンはばらしてみたい…でも,まだこれくらいのストレスで実行するのは,我慢が足りないかな。(この辺りが私の貧乏性をよく表している)今回は,パソコン分解という作業を思い出せただけで,まぁ気が済んだということで。今日は,某国立T大の院に進学した1つ下の後輩が,研究室にやって来た。遊びに来た訳ではなく,T大では違う分野の研究をしているにも拘らず,うちでやり掛けた仕事の続きを消化しに,結構頻繁に訪れては実験・観察をしているのである。二足の草鞋もいいところだ。本当に凄い能力を持った逸材である。しかも今日はお土産付き。蝋梅である。元日に初詣(結局参拝していないが)に秩父に遠征し,鄙びた駅で一足早く蝋梅を楽しんだ話をしたところ,「うちでは毎年お正月に活けてるんです」と,一枝持って来てくれたのだ。植物を扱っているにも拘らず,殺風景なうちの研究室に,明るい色と芳しい香り。暫く,疲弊した院生たちの癒しになりそうである。
January 12, 2007
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バラバラ殺人事件が続いていて,犯人の皆さんのパワフルさに驚き呆れています。私は解剖の実習が大好きでしたが,動物はそのサイズが大きくなればなるほど臭いがきつくなり,特に哺乳類の場合は数日間鼻に臭いが残っている気がするくらいなので,正直ラットが限界かな,という感じ。骨を断ち切るのなんて,関節を利用したって,カエルレベルでも大変な作業。妹を殺害したお兄さんは随分勘の良い人だったんでしょう。まぁ,切り刻んでしまったら生ゴミ,という感覚はよく分かりますが。決定的に違うのは,ちゃんと供養塔があるところでしょうか…帰りにアボカドを買いにスーパーに寄ると,納豆コーナーが閑散としていてこれまた吃驚。日曜日の某健康バラエティ番組でダイエットに効果があると紹介されて,大反響なのだそうですね。私は元々納豆は大好きなので,単純に,品切れされると困るなぁ。眉唾な話ですが,私の母はどちらかというと納豆は好きではないにもかかわらず,私を妊娠している間は無性に納豆が食べたくなって頻繁に摂取していたとのこと。私が要求したんでしょうかね…バラバラ殺人も納豆もそれなりに衝撃的な話ですが,私は今日,自分の左手に染色液をぶちまけたことと,右手の親指が皸(あかぎれ)になったことの方が余程ショックで悲しい。サフラニンという色素をエタノールに溶かした飽和状態に近い溶液なので,見事に染みになりました。まぁ1週間は取れないだろうな。染まってみると綺麗な濃紅色なのだが,私の特製特濃サフラニン溶液は赤黒く,しかも乾くと茶色になるので,一見血液のようで,かなり不気味だし,こぼすと色々と紛らわしい(笑)なんか自分のそそっかしさを露呈しているようだし,次亜塩素酸で脱色しようかなぁ…
January 11, 2007
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今朝,最寄の駅に辿り着いた途端,数回のくしゃみに見舞われた。年末から薄々感付いてはいたけれど,心の中で思わず「来た…!」と呟いた。スギ花粉の本格的な飛散が始まったに違いない。研究室でその話をすると,後輩が,「え…,私も今日は朝くしゃみが止まらなくて…」と言う。ほらね。今年は飛散量は少ないというけれど,あらゆる刺激に過敏になっている私の免疫機能にそんなことは関係ないに等しい。これから梅雨が始まる頃まで,身体中の粘膜の炎症や,皮膚の痒みや荒れ,蕁麻疹との闘いの日々が続くのである。今冬の暖かさで,とっとと飛散し終わってくれないかな…。でも私はヒノキ花粉も駄目なので,スギ花粉が尽きても全く油断出来ない。まったく,これだから風媒の花粉は好きになれない。帰り道。大学から散歩がてら,1駅分歩くのが私の日課なのだが,今日はいつも何気なく通り過ぎる神社の鳥居にぶら提げされた提灯を見て,ふと,ある玩具(?)を思い出した。金属製の振り子が5つ密着して吊り下げられた,ブランコのような形状の玩具。振り子の錘を1個ぶつけると,反対側の錘が1個跳ね上がる。美しい物理法則を几帳面に魅せる,アレの名前は何だったけ。それがどうしても思い出せなくて,今,とても気持ち悪いのです。
January 10, 2007
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そろそろ年度末。ということで,初めて自分名義で貰った今年度締めの研究費を使い切るべく,その使途に頭を悩ませていたのですが…世の中うまく出来ておりまして,メーカー側もこの時期,それを見越してキャンペーンを展開するのです。微量分注器(通称:ピペットマン)の3本セットに,スターラー(溶液を攪拌する器械)あるいは微量遠心機がついたセットが,それぞれ数量限定・特別価格で販売されているのに気付き,即購入を決定。セットに含まれて居ない容量のピペットマンも買い足して,しめて約20万円なり。仲介業者のIさんに,それとなく発注を仄めかしたら,ほくほくで帰っていかれました(笑)今年もお世話になりますからね…どうか売り切れていませんように。まだ残額が10万円ほどありますが,それは3月の学会の旅費に使う予定。初めての新潟遠征です。年度末は何故かプライヴェートでも出費が増えてしまいがち。今年は衣料品の初売りセールの誘惑にはほぼ完璧に打ち克ったのですが…自室の汚さにいい加減我慢がならなくなり,無●良品のちょっとした収納棚と,L*ftの初売りセール品で気になっていた,2段のステップチェア(脚立)をとうとう購入してしまいました。両方合わせても,5,000円もしないくらいの(研究関係に比べれば)可愛い買い物ですが。それに,これで部屋がすっきりした雰囲気になったので結構満足。脚立は以前から機会があったら買おうとずっと考えていたもので,私の短い身長(実は153cmと割と小型人なのです私)を補って何かと役に立ってくれることでしょう。それにしても,家具を組み立てるのは楽しい。今回の棚は組み立て式というほどのこともない簡単さでしたが,それでも少しの歪みや隙間も出来ないように,螺子を締め上げて行くのはちょっと快感。やっぱり,手芸は大嫌いだけれど,工芸は好きだなぁ。さっき,1つ上の先輩(研究室でアルバイト中)Kさんのお姉さまに赤ちゃんが生まれたとの報告がありました♪先輩は面会して,早速メロメロのようです(笑)凄く優しいK先輩のこと,きっと我が子のように可愛がっちゃうんだろうな。めでたいことです。めでたいと言えば,本日,本ブログのアクセス数が10000を超えました。私の拙い,マニアックな文章を読みに来てくださる方々に深く感謝申し上げます!ありがとうございます。20000アクセスの頃には,私はどうしているのかな…なんて鬼に笑われそうですね。今後もこれを励みに地道に頑張ります~
January 9, 2007
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今日は研究室に行かずに,家で過ごしました。最近,ハイスピードで馬鹿みたいに切片ばかり作っていた上に,新年早々教授に翻弄されてしまったので,ここは無理せず休養しようかと。最近のいつだかはっきり覚えていませんが(私の時間軸は相当いい加減です),5,000円はたいて,持って帰るのに重い思いをした割りに,放置したままになっていた『稲生モノノケ大全(陽之巻)』を少し読み,そのままうとうと午睡…稲生モノノケ大全(陽之巻)その後,ほぼ私の書籍とビデオ(VHS),衣料品,そして過去の遺物――小学生時代からの課題の日記やノート・テスト,レポート,成績表などなど…で埋め尽くされた納戸の掃除に着手。要するに納戸には,私の自室に入り切らないが捨てられずにいる物品が多量にある訳なのだが,最近,また自室に物(主に書籍)が溢れて来たので,選別して一部を納戸に移そうと思い立った。その為にはまず,納戸にスペースを確保する必要がある。何か捨てられるものは無いかとじっくりと吟味。冷静に見てみれば,さすがにこれは要らないだろうというものが見つかる。小学校高学年向けに編纂された古典のシリーズ本や,中学生のときまで習っていた書道のお手本(自分の書いたものだけ取っておきゃいいだろうに,何故?)などを処分することに決定。結構スペースが空いたので,埃を拭いて,自室から学部時代の古い教科書などを運び込む。更に,ビデオ用の棚に空きがあることに気付いたので,やはり自室に眠っていた古いドラマや映画の録画ビデオの一部を収納。自室の方も,余裕の出来たスペースに,最近購入した本やDVDを綺麗に並べ,更に目隠しにアジアンテイストの布を画鋲で留めて,かなり見た目をすっきりさせることが出来た。こうやって,私の過去は,今の自分に都合の良いように作り直されて行くんだなぁ。昨日から,寝る際に低反発まくらなるものを使っている。先日,K氏とLo*tに買い物に行き,お正月セールで見つけた品だ。随分安かったけれど,そう言えば赤札で価格表示されていたものの,元の値段は書いてなかったなぁ。実は大して値引きされてないんじゃ…百貨店の罠にまんまと掛かったかも!うぅ。でも,寝心地は悪くは無い,と思う。今まで使っていたポリエステル綿の枕(洗える,というのが唯一のポイント)は高さが合っていなかったようなので,楽な高さだというだけでもちょっと有難い。暫く使い続けてみないと何とも言えないけれど。何だか今夜は,昔の夢を見そうな気がする…
January 8, 2007
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K氏が帰省土産に,地元の植物園のグッズである植物画カレンダーを買って来てくれた。牧野富太郎の筆によるものである。この植物園は,私がM1のときに参加した学会の会場で,初めて口頭発表をした思い出深い場所でもある。そして最終日に学会発表に飽きて来たところで,後輩たちと会場を抜け出し,牧野富太郎氏の展示を見て回り,甚く感動した。その熱意とパワー,人柄,そして桁違いの才能。画力と観察眼は言うまでもないが,字も素晴らしく綺麗なのだ。穏やかで愛嬌のある笑顔には,こんなにも多くの能力と厳しさが潜んでいたのか。我々はひたすらに圧倒された。牧野富太郎氏の植物画は,ただ緻密で精確に描かれているだけではない。花の分解図や,花式図(上方から見た花のつくりを模式図にしたもの),シダなら胞子嚢や胞子の形状も微細に描かれており,それらが無駄なく,かつ絶妙に配置されて1枚の紙に収まっているのだ。その構図は,美事,というよりない。例えば,これはタキミシダというシシラン科(Vittariaceae)のシダの絵。一方で,木本(樹木)や華やかな花をつける植物は,大胆で力強いタッチで描かれていたりして,ただ眼前にある植物を写し取るのではなく,その植物のもつ雰囲気や印象までもが,紙の上に再構成されているのが,また恐ろしいくらいに素晴らしい。偉大な植物学の父の手による植物画を眺めつつ,今年は気を引き締めてやって行ける…筈。
January 7, 2007
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そんな大袈裟なものでもないですが,昨日は研究室の仕事始め(?)でした。といっても,別に私は2日から来てるので関係ないのですが。単に,研修中の教授が,実家から研修先に戻る前にこちらに立ち寄って,卒研生や修論生の要旨のチェックをしたり,年明け早々私とディスカッションをしたり,という日だっただけです。教授の研修先は国立の施設なので,時折,一般向けの講習会やイヴェントがあったりします。8日(祝)にもそういったワークショップがあり,教授もシダの配偶体について講義しなければならないとのこと。当然,私にも火の粉が降り掛かりました…本日午後,久し振りに切片を切っていると,何だかイヤ~な雰囲気を漂わせた外線の電話のベル。出てみると,案の定教授…「あー,あたしですけどぉ,もしもし? あのさ,ひとりで大丈夫なんて大見得切ったけどさ,やっぱり色々足りないのよ~。 悪いけど,あの図と,この図と,あとなんかこーんな感じの図ってどっかに載ってなかったけー? もう,あなたの方が詳しいし,早いと思って,ほんと悪いわねー,スキャンして送ってくれる?」一気に,多量の要求を突き付けられた。はいはい。そんなことだろうと思いましたよ。そんな訳で,自分の仕事は中断。再開の見込み無し。明日以降へ持ち越しです…はぁ。帰省していたK氏が日本酒をお土産に買って来てくれたようなので,あとで飲んだくれてやる~!
January 5, 2007
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実は,狩猟免許を取りたいと考えている。唐突に何事かと思われるかも知れないが,ちゃんと理由がある。日本各地において,シカの食害によって多数のシダ植物がその生息地を急速に奪われているのだ。学会でも盛んに取り沙汰されているし,アマチュアのシダ愛好家の方々も,自分のフィールド内のシダを一株一株チェックして,その数が減少していることを報告されている。シカからシダを守るためには,シカを減らすしかない。シダだけではない,他の草本も同様の食害を受けているし,木本も樹皮を剥がされて弱ってしまうのだ。シカ害は日本の植生にとって非常に深刻な大問題なのである。私は数年前に調査で屋久島を訪れた。屋久島には固有種(たぶん)のヤクジカという小型のシカが生息している。屋久島自体が世界遺産であるから,当然このシカも保護対象だ。初めの2日くらいは,山で見かけると,その小柄さもあり,可愛いな~なんて思っていたのだが,山籠りをして本格的に調査が始まると,私のヤクジカに対する気持ちは一変した。コケスミレという,湿原に生える非常に小さな愛らしいスミレを採集していたときのこと。ふと顔を上げると随分近くにヤクジカの母子が3頭,長閑な様子で佇んでいる。ただでさえ小さいのに,子鹿は本当に小さいなぁ,なんてちょっと手を休めて見ていると,シカ達が食事を始めた。…はぁ?よりによってコケスミレを食っているではないか!!!もりもりと食べている姿に,「食うなぁーっ!お前ら今晩のメシにするぞ!!鍋だっ,鍋」烈しい怒りを覚えたことは言うまでもない。ちなみに屋久島には小型のサル(ヤクザル)も居るのだが,これまた道路脇にだべっていたりして,車が近付いても避けようともしない。野性味の欠片も無いサルなのだ。世界遺産の名が泣くって…。ちなみに私はシカ肉が大好きです。以前,某植物園の趣味で狩猟をやる方に,シカのハムと大和煮をご馳走になりましたが,独特の香りと歯ごたえが堪らないのです。私は幼い頃から色の濃い肉が好きで,鶏肉ならモモ肉の黒っぽい部分が一番好き。魚でも,サンマやブリの血合いをこよなく愛し,家族全員から奪って食べるほどでした。鯨肉も好物です。なかなか食べられませんが。羊や鴨やホロホロ鳥もいいな。骨付きなら尚よし。骨から肉を外してバラバラにしていると,なんか,生きてるなぁって感じがするんです。全身の細胞が喜んでいるような。やっぱりアミノ酸って必要だわ。
January 3, 2007
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さすがに今日は研究室に一人きりです。最早,自室のように寛いでおります。ただ,右手中指の爪の脇が皸(あかぎれ)になってしまい,キーボードを打つ度に痛いです。これもエタノールで手を殺菌するが故の職業病。仕方ありません。昨日は秩父神社に行く予定だったのだが,西武秩父駅に着いた時点で何となく寶登山神社に変更。これが誤算だった・・・。御花畑駅から秩父鉄道に乗り,長瀞駅に向かう。改札口に蝋梅(ロウバイ)の鉢植えが2鉢香っていた。思わず鼻を近づけて見ていると,駅員さんが笑顔で,「いい匂いでしょう。(宝登山頂にある)蝋梅園はまだ咲いてないんだけどね」と教えてくれた。ちょっと早くお花見が出来ました。長瀞駅に降り立つと,なんと参道に難民のごとき人の流れが出来ている。神社に近づくにつれ,人はますます増える。屋台も沢山出ていて,想像とは全く異なる賑やかさに満ちている。神社の二の鳥居の随分手前から参拝のための列が出来ていて,係員が「参拝の方はこちらに4列に並んでください!!」と声を張り上げて誘導している。その様子になんだか興醒めしてしまった。何かの配給を受けているような,卑近な流れ作業に組み込まれてしまうようで,これではゆっくり自分のペースでお参りすることも出来そうにない。神様も疲れてしまっているんじゃないかしら…。参拝は諦めて,奥宮への道を散歩することにした。シダはぽつぽつと居るが,あまり私の好きな科のは居ないし,元気も無い。乾燥しているから仕方ないけれど。カニクサは胞子葉がついてないし。この役立たず!でもちょっと湿った石の蔭に,種類は判らないけれど配偶体を見つけました。Bar=1cm「あっ,居た♪ほら!配偶体」K氏にと見せてみたけれど,「はぁ,これかね。(幼葉を指差して)こっちは違うんだよね」「そう,それは胞子体,普通の葉っぱ。まだ子どもの」「ふぅん」(ピンクの矢印が配偶体,青の矢印が胞子体,ちなみに白の矢印はコケです)それだけ?…もうちょっと感心してくれたっていいだろうに。結局,「可愛いな~♪ヒメシダかなぁ。こんな寒くて乾燥が酷い季節も耐え忍んでるのね。強いなぁ」とひとりにやけてご満悦の私なのであった。写真を撮っていると,k氏が,「まさか君,それ手に載せたまま帰るつもりじゃないだろうね」「えぇっ!?(やや動揺)…あ,いや持って帰らないよ。どうせもう胞子体出ちゃってるから,長くは保たないし」 ちゃんと石の蔭に戻して来ました。気付くと黒いキルティングコートの袖が枯草と土まみれになっている。しまった,今日は採集に来たんじゃなかった…哀しき職業病です。それにしても,奥宮への道は行けども行けども変わり映えがせず,景色も物寂しい。私は暖かくて湿潤な緑溢れる山を見慣れているし,K氏も四国の山育ち。また,新宮(和歌山)の山の神社まで遠出した,数年前のお正月の印象が強くて,正直冴えない感じだった。お参りも出来なかったし,私の2007年,大丈夫かなぁ。でも,調子に乗って,下手におみくじで凶なんか引いちゃうよりはずっと気分は良かったけれど。夕食は,もう5年くらい通っているだろうか,行きつけの居酒屋さんが開いていたので,いつもの美味しい料理とお酒にありつくことが出来た。なんて気の利くお店なんだろう。実直そうな左利きの店員さんが,いつもおすすめの季節の料理とお酒をさりげなく教えてくれる。昨年,学会の折りに熊本で飲んだ米焼酎・武者返しがあったので迷わず頼んだ。これを飲むと馬刺しが食べたくなってしまう。思い出の味だ。ところで初夢は,実在しない高校時代のクラスメイトが大腸癌で死んでしまう夢だった。直接の死因は手術中に大量出血したことらしい。彼女を懐かしむ冊子をつくることになる。正直なところ,彼女にはさして思い出も無いのだが,頑張って追悼文を書く。ところが出来上がった冊子を見ると,きちんと印刷業者に頼んだのに,目次などの最初の数ページが逆さまに綴じられている。「これ乱丁だよね」と誰かに言うと,その誰かに,「全部そうなの」と言われる。一瞬唖然とし,ものがものだけに酷い話だと思うのだが,何だか滑稽に思えて密かに笑いが込み上げて来る。本当に,当たり前のように全部の冊子がそうなっているので,敢えてそういうシュールなデザインにしたかのようだ。そう言うと,懐かしいのに誰一人として知らない同級生たちが,一斉に不謹慎に笑った。大体,装丁は立派なのに,中は中学生の文集みたいでちゃちだ。そして無味乾燥な言葉。なんだ,追悼文なんか書いてない人も多いじゃないか。この程度のものしか出来て来ないなら,どうして冊子なんか作ろうと考えたんだろう?みんな,そんなに彼女のこと好きだったの?私と同じで,別に大した思い出も無いんじゃないの?だんだんその冊子の不出来さが,私の中で不思議な可笑しみを帯びた寂しさを呼び起こし,茫洋としていた哀しいという感情の輪郭をなぞり始めて,しっかりした形へと導いて行く。私の中の私を演じるためのステージ。冊子を眺めていると,他のクラスだった同級生たちも「ちょっと,聞いたよー。死んだってほんとなの?」などと声を掛けて来る。声を掛けて来るのは実在の友人たちだ。懐かしい顔が沢山登場した。気付くと何故か自宅の居間に居て,高校時代の担任教諭と,小学校の時に名簿が並びだった人が居て,ふたりとも冊子を開いている。「先生」と声を掛けた瞬間,涙が零れた。担任は古びた鞄に冊子をしまいながら,困惑したような疲れ切ったような表情で,僅かに微笑んで頷く。場面は変わり,また懐かしいのに知らない友人たちが登場。いつの間にか私は高校時代に戻っていて,クラスメイトが死んだのも在学中だという設定に変わっている。追悼の意を込めて,合唱のコンサート(きっとこれは,私の高校で2月という微妙な時期に催していたクラス対抗の音楽会だろう)で無くなった子への呼び掛けを入れようという案が出ている。ニシザワという子から,「私は霊感は無いけど,幽霊って存在を馬鹿にしたり,軽々しく考えちゃいけないって思うの。今回の企画は一見感動的かも知れないけれど,何か厭なことが起こりそうで不安なの。だからやめるように一緒に説得しよう」と相談を受ける。私も唐突に,本番のステージで何かが起きてしまう気がして背筋が寒くなる。そして,目が覚めた。え…これが初夢?悪夢ではないけれど,いつもの訳分からん感じの夢じゃないか!あ~,枕の下に縁起の良い絵でも敷いて寝るんだった…。
January 2, 2007
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皆様、あけましておめでとうございます。昨年、ブログを訪れてくださった方々、どうもありがとうございました!本年もどうぞよろしくお願い致します♪これからK氏と秩父に初詣に行って来ます。電車で遠出するというだけで気持ちが弾みます。お天気も良くて、正に元日の空。健康で過ごせますように、沢山の出会い(人だけでなく、シダも含めて)がありますように、とお願いして来るつもりです。そして、研究室の発展と、そのために自ら多くの業績を上げることを誓って来ます!今夜はどんな初夢が見られるかなぁ。
January 1, 2007
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